ADV・PCG個別カードランク PartA サポーター
はじめに
このページではポケモンカードADVシリーズ・PCGシリーズのカードを1枚ずつ紹介・評価していくという企画のうちサポーターを載せていきます。
シリーズ全部のカードが使えるルールに対応した「RS-PK評価」と、色々な時期での活躍やハーフデッキも含めた「総合評価」の2つの基準で、SからFまでの記号で評価していきます。より詳しい説明や他のカードのページについてはこちらの概要をご覧ください。
無料部分のみで遊ぶのに十分な情報を載せますが、有料記事では
・発売された当時の無料部分よりも詳しい印象
・自分が使ったり使われたりしたときのより個人的な経験
・実際に試していない空想
・そのカードが集めるのにあたって珍しいかどうか
といったすべて載せようとすると無駄に長くなってしまうことを書いていきます。ほぼおまけという扱いで、投げ銭という認識をもっていただきたいですがよかったらよろしくお願いします。なおページ内で評価しているカードについてそれぞれの記事に追加していきます。
再録について
上の概要ページにも記載していますが、ADV・PCGシリーズの前後に同名カードが収録されている場合は厳密にはADV・PCGシリーズのカードでない場合も評価の対象に含みます。期間はADV・PCGのカードが使える間までとします。
具体例「ポケモン大好きクラブ」
ADV・PCGシリーズとしては2005年9月にプロモーションカードとして初登場したが、e2で収録された同名カードがADV時代も使えたため、
・eシリーズが使えた「e-ADVおよびe-PCG3」の期間
・eのレギュレーション落ちからPCGのカードとして登場する間の「ADV1-PCG4,5」を除いた「ADV-PCG」の期間
・ADVのレギュ落ち後も引き続き使えたため「PCG-DP」の期間
の3つの期間について考えることにします。再録がある場合はなるべく各カードのキャプションで触れたいと思います。
サポーターを対象にする関連カードについて
今回の記事でサポーターの評価をするにあたり、頻出するカードについて紹介します。これらの他にサポーターをサーチできるサポーターであるエニシダと漂流者も結びつきが強いカードです。
・ラプラス
サポーターをサーチできるポケモンです。このカードがあることで1枚しかデッキに入れていないサポーターでもある程度狙ったターンに使うことができます。ただし他のシリーズとくらべてボール系などのサポーター以外の展開カードが充実しておらず使い勝手が異なります。
・バトルサーチャー
トラッシュのサポーターを回収できるカードです。このカードと併用することで特定の場面に限って強い、汎用性に欠けるサポーターも使いやすくなります。一方でサポーター以外のトレーナーの使用を封じるロック効果がそこそこあり、最初の1枚がこのカードしかないとうまく回らないのでデメリットもあります。
・ミロカロスδ
このカードのように相手のサポーターの効果を使うカードもいくつかあります。そこまで使用率は高くないので過度に警戒するのはかえって損をしてしまいますが、相手に使われて困る効果のサポーターをデッキに入れない、使わないといった行動をすることはあります。DPシリーズになって「テレパス」をもつサーナイトがでるとより意識されるようになります。
評価の高いカード
各ページで紹介しているカードのうち、どちらかの評価でSやAにしているものは先にまとめておきます。枚数が多くて見るのが面倒な場合はまずこれらだけ覚えておきましょう!
オーキドはかせの研究 総合
オダマキはかせ 総合
クルミのリクエスト RS-PK 総合
ダイゴのアドバイス RS-PK 総合
TVレポーター RS-PK 総合
ハギ老人の思いやり RS-PK
漂流者 RS-PK 総合
ポケモンだいすきクラブ RS-PK
ホロンの科学者 RS-PK 総合
ホロンの導師 RS-PK 総合
ホロンの冒険家 RS-PK 総合
マグマ団の女 総合
マツブサ 総合
マユミのネットサーチ RS-PK
モノマネむすめ 総合
ロケット団参上! 総合
ロケット団の幹部 RS-PK 総合
アーロンの波導
RS-PK評価:C 総合評価:D
【Sレック】など1体のポケモンに大量の鋼エネルギーをつけて戦うデッキに鋼エネ1枚のみをサーチする用途で採用されます。ホロンの研究員も鋼エネをサーチできますが、手札のトラッシュがありません。相手に使われることを考えるとδ種のポケモンをサーチされるのでこちらの方が優れています。
本来はルカリオもサーチしてそのまま鋼エネをつけるデザインですが、ルカリオがもう一歩というところなのでこの用途ではほとんど使われません。
アオギリ
RS-PK評価:D 総合評価:D
進化カードを直接場に出せることが強みです。このシリーズではウツギやニシキで進化カードをサーチすることも一般的なので、それと比べるとたねを出すのを省略できる分速度も枚数も得をしています。
一方でアクア団のポケモンのみで組んだデッキはややパワーに欠けるなどサーチする対象の面でやや恵まれていません。ランターンやライボルト、トドゼルガなどはアクア団ではないポケモンのデッキにタッチすることもあるのでその時に入れることは考えられます。
アクア団の男
RS-PK評価:F 総合評価:E
類似のカードと比べてポケモンしかトラッシュすることができず、序盤で使えない恐れがあります。互換カードで種族に恵まれているマグマ団の男であってもなかなか使う機会がないため、より使う機会のないアクア団のカードを対象にするこのカードの出番はほとんどないでしょう。
アクア団の女
RS-PK評価:E 総合評価:E
ADV期では強い効果ですが肝心のポケモンの質に問題があってアクア団に特化したデッキはあまり使われず、基本エネをサーチしたい場合もツワブキの存在があるためほとんど使われません。ただしアクア団のランターンは他のデッキにタッチされることがあり、「ライトアップ」で使う基本エネも欲しいので一緒に採用することはあるかもしれません。
ウツギはかせの育てかた
RS-PK評価:B 総合評価:C
ニシキのネットワークと比べてexをサーチできるかわりにたねを引けないので、主に進化exを使うデッキで採用します。手札を増やせないのでポケモンだけ用意できて他のカードが揃わないおそれがあるため採用するかどうかやその枚数は検討する必要があります。
ADV時代はニシキがないためexを使わないデッキでもこのカードを使うことになります。スピードボールやフレンドボール、預言者を使った方が総合的に優れるケースが多いものの、確実性を重視するのであれば採用することもあります。PCG時代はニシキと比べる必要も出てきましたが進化exをすぐに引きたいデッキでは採用されます。
【カメルギア】はカメックスexをすぐに用意することが勝敗に直結するためラプラスと一緒に採用されやすく、ウインディexやライボルトexなど初手のポケモンをそのまま進化させて攻撃を始めるようなデッキでも使われることがあります。
DPシリーズになるとexが登場しなくなったためニシキよりも優先されることがほとんどなくなり、DP2で制約のないミズキの検索が出たことによって役割を終えました。
エニシダ
RS-PK評価:B 総合評価:C
スタジアムをサーチできる数少ない効果を持っているので、怪しい洞窟など特定のスタジアムを常に場に置きたいデッキに採用されます。半面ポケモンを直接引くことはできず次のターンに別のサポーターを経由する必要があるので展開が遅くなり採用するデッキを選びます。
サポーターを3枚サーチする効果はあまり重視されませんでしたが、オドシシの「つきおどす」が流行っている環境ではサポーターが途切れにくくなるので需要が高まります。
オーキドはかせの研究
RS-PK評価:B 総合評価:S
引き直し系サポーターの代表的な存在で、5枚はやや少ないものの状況を選ばないところが特徴です。
ひとつ前のeシリーズでは60枚デッキでも多く使われていましたが、ADV期は「エナジードロー」のエネコロロを展開に使うデッキが多くモノマネむすめの方がよく使われました。PCGに入るとコロロの使用率は落ちるもののダイゴや幹部など強力なサポーターが増えてくるため入れないデッキも多いです。ハッサム単などターン中に手札の多くを使うようなシンプルな構成のデッキではよく採用されます。
ハーフデッキではサーチ効果を使わなくても欲しいカードが揃いやすいので需要が高く、ADV-PCGのすべての環境で採用されます。PCGシリーズになってポケモン図鑑とカードを引くサポーターの組み合わせや、ジラーチの「ほしのねがい」でパーツを揃える動きが増えてくるとアメと2進化のデッキには使われにくくなってきますがたねや1進化がメインのデッキには使われ続けました。
DPシリーズになってもPCGで再録されたので引き続きカードプールに存在します。効果の近いナナカマドはかせの存在もあってDP初期は使用率が落ちますが、DP3でアブソルが登場し手札がほとんど残らないようになると無条件で5枚まで手札を回復できるこのカードが再び評価されスタンダードデッキで使われるようになります。オダマキはかせと比べると増やせる最大枚数は劣る一方でハンデスが絡まないときはこちらの方が使いやすいです。
おしえテレビのおにいさん
RS-PK評価:F 総合評価:F
普通の対戦向きではないプロモーションカードです。
おじょうさまのお散歩
RS-PK評価:E 総合評価:E
エネルギーを3枚サーチできるサポーターは他にありませんが、3種類以上の基本エネを入れるデッキは少なく同じ色を2枚取れないなど融通が利かないため使われることはほぼありません。枚数は2枚でもトラッシュも対象にできて同じ色2枚も選べるツワブキを使うか、ミステリーゾーンや漂流者などで1枚ずつ引いても間に合うことが多くより柔軟性があります。
オダマキはかせ
RS-PK評価:D 総合評価:S
最大で6ドローできるカードですが、このシリーズの60枚戦では手札がそこまで枯渇するケースは少なくわるいヤドキングなど特に相性のいいデッキでしか採用されません。
一方ハーフデッキではシンプルな構成が多く3枚以上引けるケースが多いためシリーズを通してよく採用されます。オーキドはかせの研究と立ち位置が近いカードで、こちらは手札を残せるためアメと2進化を使うデッキで採用されやすいです。
DPに入るとナナカマドはかせの存在もあり使われなくなっていきますが、「わざわいのかぜ」のアブソルが登場するとスタンデッキでも手札がほとんどなくなり採用されるケースが増えます。ADV1の時期よりも高い使用率を誇っていたかもしれません。
クルミのリクエスト
RS-PK評価:A 総合評価:A
2進化がいなければ3枚ドローできるカードです。後のシリーズでは条件なしで3枚引けるカードが標準的になりますが、 ADV-PCGシリーズの頃はなかったためこのカードも標準的なドローソースとしてよく使われています。
よく比較対象になるのがダイゴのアドバイスやTVレポーターで、この2枚は条件が揃えばより高い効果を発揮できますが、クルミは後攻1ターン目からリスクなく使っていけるため序盤の動きを重視したい場合や、安定性を高めたい場合に採用されます。
なおほとんどの場合2進化が全く入っていないデッキで使いますが、ハーフデッキで2進化が立つ前の安定ドローとして併用しているプレイヤーも一部いました。また相手に使われることを考えると1枚しか引かせない場合もあり少し強みになります。
孤島の隠者
RS-PK評価:D 総合評価:E
サイドを見られる貴重な効果を持っており、代わりにドローできる枚数が2枚と弱くなっています。
しかし一回使えば全てのサイドが見られるわけではなく、またサイドのカードをすぐに使えるようになるわけではないのであまり多用はされていません。一応ドロー効果があるものの他のサポーターを使った時に比べると展開力で劣るため入れすぎるとサイドを把握できても盤面で不利になってしまうリスクもあります。
勝利のリングが使える環境ではサポーターではないそれが、それ以外の場でも1枚ですべて確認できるロケット団参上が使われやすいです。
2枚表にして欲しいカードではなかった場合は裏になっているものから取れば狙ったカードを引ける確率は上がるため、特定のカードがサイド落ちしたままではゲームを進めづらく、かつある程度積極的にサイドを取っていくデッキで少数採用されることはあります。
ジャッキーのキャプチャ
RS-PK評価:E 総合評価:F
アクーシャのポケモンは構築戦で使えるカードも少しありますが、その場合もこの専用カードではなく普通のたねもサーチできるサポーターを使う方が安定するでしょう。
ソライシはかせの発見
RS-PK評価:F 総合評価:E
コストや使用条件がないところは使いやすいですが2ドローになってしまうと弱く、山札の上か下のどちらから引くか不確定なので特定のカードとのコンボにも組み合わせづらいです。
当時eシリーズがレギュ落ちしてすぐの環境では使われることもありましたが、今改めて組むのであればどのデッキでもそれぞれにあった別のサポーターを使う方がいいでしょう。
ダイゴのアドバイス
RS-PK評価:A 総合評価:S
相手の場のポケモンの数だけカードを引くことができます。最大6枚引けるのは魅力的で、多くのデッキは少なくとも3体程度はポケモンを出すことがほとんどなのでこのシリーズでは強いドローソースになります。自分の手札が多いと使えないデメリットがついているものの、「エナジードロー」などの相性の悪い組み合わせ以外ではそこまで気になりません。
登場時から多くのスタンダードデッキで標準的なサポーターとして採用されています。ハーフデッキはたねが4枚程度のデッキもよくあるため使われないことが多かったですが、PCG後半になるとベンチを並べるデッキも増えてくるため使うプレイヤーもいます。
RS-PKレギュではノコッチなどで先攻1ターン目からベンチを並べやすい環境では特に強いですが、オドシシなど1体のみでしばらく戦うデッキ相手には序盤では弱いため枚数を絞ったり採用しないケースも出てきています。
なお最初の英語版では翻訳ミスで手札制限が1枚緩和されていて、このカードを含め7枚の時に使うことができるとされていました。後にエラッタがかかりますが、WCS04などのルールではより強い効果で使うことができます。
ツワブキのプロジェクト
RS-PK評価:B 総合評価:B
山札とトラッシュの両方からサーチできることと、同じ色を選べるのが特徴的なカードです。おじょうさまのお散歩と比べるとサーチできる最大枚数は少ないため、同じ色を2枚選ぶことが多いデッキで採用されやすいです。
このシリーズはレインボーエネをはじめとしたすべての色になる特殊エネの種類が多いため、基本エネであること自体が求められるか、サポーターであることを利用する場合に使われます。
このカードと同時期に登場したメガニウムexは手札に草エネルギーが欲しいポケモンのため相性がよく併用されました。RS-PKレギュではエネルギーを何度もはがしてくるオドシシ系デッキの対策として漂流者やサーチャーと一緒に使われることがあります。
TVレポーター
RS-PK評価:A 総合評価:S
3枚引いて手札が1枚減るサポーターは他にもいくつかありますが、このカードは引いた後に捨てるカードを選ぶことができ、種類も自由なので使いやすいカードです。
ハーフ・スタンの両方でよく使われています。トラッシュにカードを捨てることで何らかのコンボができるデッキでの採用が多いですが、このシリーズでは純粋な3枚ドローのサポーターがないためトラッシュがデメリットになるデッキでも相対的に強いということで採用されることもたまにあります。
トオイの気持ち
RS-PK評価:F 総合評価:F
ほかのVSデッキのサポーターと比べてサーチする組み合わせを選べますが、ラルースのポケモンが構築戦では実用的でなく使われないでしょう。
ニシキのネットワーク
RS-PK評価:B 総合評価:B
ウツギと比べるとexをサーチできないかわりにたねが対象になっています。初手でサポーターがこれしかない場合は強くはないもののノコッチやジラーチを選べば最低限の動きができます。デメリットの方も先にピジョットやマグカルゴといったサポートポケモンを用意し、それらの効果でexのアタッカーをサーチできるデッキも多いので適しているデッキは多いです。
手札を増やせないのでポケモンだけ用意できて他のカードが揃わないおそれがあるため採用するかどうかやその枚数は検討する必要があります。
DPシリーズに入るとexが新しく出なくなるのでより使いやすくなります。しかしネンドールの「コスモパワー」やユクシーの「セットアップ」は指定の枚数までカードを引く効果で、不要なカードを戻せるミズキの方がexが入っていなくても使われることもあります。
ハギ老人の思いやり
RS-PK評価:A 総合評価:B
場のポケモンを手札に戻せます。一度攻撃を受けたポケモンに使うことで回復するのに近い動きをすることができ、場に出したときに使えるポケパワーを再び使うのにも役立ちます。また場のスペースを空けることで別のポケモンを新たに出したり入れ替え効果としても使えます。
反面exに使うことができず、こちらが一撃で倒されてしまう場合は使うタイミングが起きづらいため自分のデッキや対戦相手を選ぶ面もあります。
ADV-PCGシリーズのサポーターはカードを引く効果がほとんどで、場に直接影響を与えるこのカードは貴重な効果です。exやアメを多用しないデッキであれば比較的広く採用されておりサーチャーとの併用も多いです。
バトラーの手品
RS-PK評価:F 総合評価:F
バトラーのポケモンは普通の構築戦で使いたいようなカードがないため、基本的にはこのカードを使うこともないでしょう。
漂流者
RS-PK評価:S 総合評価:S
基本エネ、どうぐ、サポーターと異なる種類のカードを1枚ずつサーチできることが特徴で、ドローや引き直しよりも安定した行動がとりやすいです。
このカードからポケモンや特殊エネをサーチできるサポーターを選ぶことで他の種類のカードも間接的にサーチできますが、次のターンになってからになるので少しテンポは遅れてしまいます。また2枚以下しかサーチできない場合は効果が落ちてしまい、3種類引けるようにデッキ全体を調整すると本来のパワーが落ちてしまうことがあることは懸念点です。
このシリーズではどうぐをサーチしにくいため特に封印の結晶を中心に使うデッキで採用されやすく、マグマグラードン、オドシシ、アブソル(DP3)などがメインのデッキを中心に幅広く使われています。
フィールドワーカー
RS-PK評価:E 総合評価:D
シリーズ内に純粋な3ドローのサポーターがないため何かの下位互換になってはいませんが、3ドローの効果に対して相手に1枚引かせるのは大きなデメリットです。
当時はハーフデッキに入れられることもありましたが現在はデッキに合った別のサポーターを選択したいです。相手が引く効果は強制ではないので山札切れを狙う使い方はできません。
ポケモンカードファン
RS-PK評価:E 総合評価:E
プレイヤーズのポケモンは_のポケモンやex、☆など意外とバリエーションが豊富ですが、よほど趣味に寄せたデッキでなければ普通のポケモンもサーチできるサポーターの方が汎用性があるでしょう。
ポケモン大好きクラブ
RS-PK評価:A 総合評価:C
ADV期は安定したたねサーチの手段が少なく、マユミやデュアルボール、ノコッチと相性の悪い同一タイプを広く展開するデッキである程度採用されました。
その後再録されますが、導師とトランシーバーの柔軟性が高くほとんど使われていませんでした。しかしRS-PKレギュではマユミが合わないタイプ構成で導師でサーチできないレックexδをメインにしたデッキや、導師の手札1枚を捨てる条件も難しい環境やデッキで使われるようになります。
DPになるとハマナのリサーチが登場しまた使われなくなりますが、PCG落ちの直前にでたヤミラミの「ひとまね」で先攻1ターン目に直接ベンチに出すことが強みになりわずかな期間有力なカードになっています。
ホロンの科学者
RS-PK評価:S 総合評価:A
ホロンのトランシーバーからサーチすることで強いタイミングを選んで使えるのが特徴です。カードと引く効果が共通しているホロンの冒険家と両方入れてその時に強い方を選んで使う採用ケースがほとんどです。以前はマルマインexと幹部で相手の手札を減らすようなデッキは冒険家のみでこれが入っていないことも多かったですが、最近は流行の変化もあってそのようなデッキにも入っていることが多いです。
モノマネむすめとは使って強いタイミングが重なります。トランシーバーなしのデッキでは手札をトラッシュすることやカードを上から引くことをメリットにできるデッキで使いたいです。
PCGシリーズでは強力なカードですが、DPに入るとアブソルで手札が増えづらくなったりネンドールによって6枚前後しか手札が増えないゲームが増えたりしてあまり使われなくなります。
ホロンの研究員
RS-PK評価:B 総合評価:B
ウツギやニシキと近いポケモン1枚をサーチする効果で、δ種に限られるもののその他の制限がないところは強みです。またトランシーバーと併用することで実際の採用枚数を抑えてサーチカードを増やせることもメリットです。
また鋼エネルギーもサーチすることができます。ポケモンのサーチだけでも十分機能しますが、どちらも入っているとより柔軟に扱えます。アーロンの波導とくらべて手札を捨てるコストがあって鋼エネ以外のサーチ対象が異なりどちらも一長一短です。
しかし手札を1枚捨てるコストがあるにもかかわらず1枚しか手札に加えられず効果は低いため、多用はせず要所でだけ使っていきたいです。またδ種がメインのデッキでもピジョットなどのδ種ではないサポートを使うケースも多く、他のホロンサポーターほどは採用率が高くありません。
ホロンの導師
RS-PK評価:S 総合評価:S
たねをサーチできるサポーターは他にもいくつかありますが、マユミと比べると同じタイプを複数枚サーチすることができ、だいすきクラブと比べると枚数が多く手札に一度加えることもメリットの方が大きいです。総じて手札を1枚捨てるコストを考えても使いやすいカードと考えられます。HP100以下というのは緩い条件で大抵のポケモンは問題ありませんが、レックウザexδやレジギガスなど一部対象外のポケモンはいます。
単体でも強力ですが、トランシーバーと組み合わせることでさらに使いやすくなります。たねを展開するこのカードは特に序盤に使いたいカードで、トランシーバーを入れた分だけ初手に導師を使える確率を増やすことができ安定した動きが期待できます。一方で中盤以降は効果が薄くなりがちであるたねサーチのサポートの実枚数を減らすことにもなるため全体的なデッキパワーを高めることにもつながります。
現在のPCG環境では多用されるカードで、DPになって強力なハマナのリサーチやコール・エネルギーが出てからも一定の使用率があります。
ホロンの農夫
RS-PK評価:C 総合評価:C
ポケモンと基本エネルギーを回収できるカードです。それぞれ個別ではポケモン回収装置やエネルギー循環装置の方がターン1回のサポーター制限がなく、手札に加える選択肢もあるため使いやすいです。しかしこのカードは1枚で最大6枚のリソースを回復できてデッキスペースを節約できるところと、トランシーバーやサーチャーで複数回使えるところは強みです。
トランシーバーと基本エネを両方とも使うデッキでも入っていないことの方が多いですが、エネルギーを何度も捨てられるデッキの対策や、回収・循環装置と比べてどうしてもデッキスペースが厳しい場合やテンポが遅れても確実にサーチしたい場合には採用されることもあります。
ホロンの冒険家
RS-PK評価:S 総合評価:S
δ種を捨てることで4ドローとシリーズ内では比較的強い効果になります。そうでない場合は弱いTVレポーターの効果ですが、捨てるカードに制限はなく確実に3枚は引けるためある程度安定性はあるといえるでしょう。
ホロンのトランシーバーからサーチすることで強いタイミングを選んで使えるのが特徴です。カードと引く効果が共通しているホロンの科学者と両方入れてその時に強い方を選んで使う採用ケースがほとんどです。
このカードの存在によって他にδ種に関する効果がないデッキでも進化前をδ種にするメリットがあります。多くがトランシーバーを使うデッキでの採用になりますが、他のδ種を使うデッキに採用することもあります。
ホロンの娘
RS-PK評価:C 総合評価:C
エネルギーをサーチするカードで、サイドによってみられる枚数が変わります。エネルギーを15枚程度入れたデッキでゲーム開始直後に使うというもっとも多く引けるケースで平均3~4枚くらい引けると考えられます。特にADV-PCGシリーズでは特殊エネルギーはサーチしにくく、不確定ながら手に入れやすいこのカードは独自性があります。
ホロンのポケモンはサーチできずホロンのサポーターの中では一番使われないカードですが、多数の特殊エネルギーを使うデッキでは採用することもあります。
マグマ団の男
RS-PK評価:F 総合評価:D
類似のカードと比べてポケモンしかトラッシュすることができないのは大きな欠点です。マグマ団のポケモンはトラッシュすることでマツブサとのコンボもできますが序盤にポケモンが余ることは少なく事故につながりやすいです。当時入賞したデッキに採用されていることがありますが、個人的にはデッキに入れることはないと思います。
マグマ団の女
RS-PK評価:C 総合評価:S
序盤の展開に役立つたねを複数サーチできる効果で、ベンチが埋まったり手札にエネルギーがなかったりする場合は基本エネをとることもできるので柔軟性があります。基本エネをサーチする効果もタッチした超エネや炎エネをこのカードでサーチして使いまわすことができるため価値が高いです。
ADV期の【マグマウィニー】のキーカードで、カードプールの少ない中ではこれの安定性が突出していました。PCG期の【封印マグマ】ではポケモンはホロンの導師で、エネルギーは漂流者やツワブキがあるため必須ではありませんが好みによっては採用することもあります。
マサキのメンテナンス
RS-PK評価:C 総合評価:C
ADV時代から一応は採用候補にあがるカードでしたが、より多くの枚数を見られる地底探険隊や山札に戻すのとトラッシュする違いはあるものの先に引いてからカードを選べるTVレポーターの方が優先されやすいです。
そっくり!テレポーターを使う【Sレック】など特定のカードを山札に戻したいデッキでは採用されます。またハーフデッキでLO狙いのものが流行っている場合は山札をあまり減らさずに展開ができるこのカードがクルミなどよりも優先して選ばれることもあります。
マツブサ
RS-PK評価:D 総合評価:S
進化カードを直接場に出せることが強みです。トラッシュからも選べるためたねポケモンを回収する目的でも使うことができます。
このカードが登場したADV期はトラッシュからポケモンを回収するカードの選択肢が少なく、【マグマウィニー】はマツブサが使えることも強みになっていました。PCGになるとインフレで【マグマウィニー】が勝ちにくくなり、ポケモン回収装置で容易に回収ができるようになり優位性がなくなってきます。
マユミのネットサーチ
RS-PK評価:A 総合評価:B
たねポケモンをサーチできる序盤に役立つサポーターです。3枚と多く出せるところも優秀で、複合タイプのたねを使うデッキや特定の1タイプに偏っているデッキ以外では無理なく使うことができます。
ノコッチをはじめとしたたねを呼び出せるポケモンやデュアルボール・スーパーボールとは役割が競合します。展開用ポケモンのぶんのベンチスペースが埋まるのが厳しいデッキやボール系と比べてサポーターであるぶん少し速度が落ちるものの1枚あたりの効果を高めたいデッキではこのカードが使われます。
ホロンのトランシーバーと導師が登場すると序盤以降も無駄になりにくいそれらが使われやすくなり使用率が落ちますが、手札を捨てるコストが厳しいデッキやHP110で導師では引けないレックexδを使うデッキでは引き続き使われています。
ミツルの育成
RS-PK評価:D 総合評価:D
本来すぐに進化できない場に出てすぐのポケモンにも使えるところが特長で、ポケパワー・ポケボディーの強力なポケモンや軽いエネルギーでワザが使えるカードに対して使いたいです。単に進化ポケモンをサーチするカードとしても使えますがその場合はニシキやウツギに劣る効果になります。
ミツルがあれば強い場面は頻繁に現れるものの、バトル場に対してしか使えないことは限定的で採用率は高くありません。単デッキや化石ポケモンのデッキなど特定のたねポケモンを狙って出しやすいデッキで使われることはあります。
モノマネむすめ
RS-PK評価:B 総合評価:S
e-ADV時代は「エナジードロー」で手札を増やすデッキが多く、他のサポーターの選択肢が少ないこともあって標準的なサポーターとして高い評価を得ています。
PCGになると幹部が多用されることで終盤の使い勝手が落ちてしまい、似た効果でトランシーバーでの使い分けができるホロンの科学者の存在もあってあまり使われなくなってきます。RS-PKレギュではターンごとに多くの手札を使い切って引き直しサポーターと相性がいい単系デッキか、漂流者を多用するデッキで選択肢としてタッチする使い方が多くを占めています。
DPになるとアブソルやネンドールの流行で全体的に手札が増えにくくなり、引き直しサポーターとしてもナナカマドが安定して使えるため役目を終えています。
ロケット団参上!
RS-PK評価:D(F) 総合評価:A
サイドを確認する効果はシリーズ内に少なく貴重ですが、お互いのものが表になってしまい相手にも有利にはたらいてしまうことや、同じターンに展開用の別のサポーターを使えないことはデメリットです。
自分のサイドだけが対象で入れ替えもできる勝利のリングの方がほとんどの場合勝るので、リングが使えない場合のみ候補になりそうです。またある程度コンスタントにサイドを取るデッキであれば2ドローできる孤島の隠者でもサイド落ちを解決できるのでこちらとの比較も課題になります。
ADV-PCG環境ではあまり実用的ではないカードでしたが、DP3でエルレイドが登場すると相手の「サイコカッター」の打点を減らすことができるため一転して有用なカードになりました。サポーターであることも漂流者などですぐにサーチでき、アブソルの「わざわいのかぜ」で捨てられてもバトルサーチャーで回収できるのでメリットになっています。
ロケット団の幹部
RS-PK評価:S 総合評価:S
相手の手札を最大1枚へと大きく減らすことができます。妨害ができるサポーターはこのシリーズにほとんどなく逆転を狙うのに役立ちます。exを倒された直後は相手がサイドを2枚引いているのでこのカードで返したいです。
また6枚引き直せるサポーターという面でも貴重で、サイドを取るのに時間のかかるデッキでは特にコンボがなくても4枚採用しやすいです。
【カメルギア】や【わるヤド】などの終盤まで手札を増やし続ける必要がある速攻デッキには入らない場合もありますが、DP入り後も含めハーフ・スタンを問わずほとんどのデッキに採用されます。
以前書いた個別記事は こちら
ロケット団のミッション
RS-PK評価:C 総合評価:C
TVレポーターと比べると引く前に捨てるカードを選ばなければいけませんが、指定のポケモンを捨てると4ドローできます。
R団のニューラexやR団のファイヤーexなどR団やわるいポケモンをメインにしたデッキでハーフ・スタン問わず使われましたが、もっとも目にするのは対象のポケモンが入っていない【レックマイン】などで5枚目以降のTVレポーターとして使われるケースかもしれません。RS-PKレギュなどPCG後半になるとサポーターの種類が増える一方で、わるい・R団のポケモンがインフレで使われにくくなるためあまり見かけなくなります。
おわりに
今回はこの企画ではじめてポケモン以外の種類のカードについて書きました。全体数に対して高評価のカードが多くバランスの都合上あとから修正するかもしれませんが、現地点で多く使われていてぜひ入手しておきたいと思えるカードを高評価にしようとするとこんな感じかなと思いますのでとりあえず一度完成としたいです。
・PCGデッキのまとめ
※カードとテキストの画像は
「ポケモンカード 旧シリーズ検索」さま
のものを使用させていただいております。
※質問や感想などがありましたらTwitterのリプやDMか、質問箱(https://marshmallow-qa.com/kantenmagichand?utm_medium=url_text&utm_source=promotion)
までご連絡ください。なるべく対応します。
※ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
以下は有料記事になります。この記事の最初や概要ページに詳細がありますのでよかったらよろしくお願いします!
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