【ADV-PCG】ジュカインのデッキレシピと解説とEX Mega Battleの大会レポート【RS-PK】
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はじめに
今回の記事では8月8日にTCG ONEで行われたオンライン大会「EX Mega Battle」の大会レポートを書きつつ、使ったジュカインのデッキを2年前の記事と比較しながら触れていきたいと思います。過去の記事のリンクも何個か載せていますのでよろしければあわせてご覧ください。
デッキレシピ
ポケモン:28枚(ホロン抜き24枚)
1:ラティオス☆
4:キモリδ
2:ジュプトル(PROMO)
2:ジュカイン(ADV1)
2:ジュカインex(ADVex1)
2:ジュカインexδ
2:ポッポδ
4:ピジョット
1:マグマ団のドンメル
1:マグマ団のバクーダ
2:ジラーチ
1:チリーンδ
1:ホロンのコイル
3:ホロンのポワルン
サポーター・トランシーバー:10枚(シーバー込み14枚)
2:ホロンの導師
1:ホロンの科学者
1:ホロンの冒険家
2:ダイゴのアドバイス
4:ロケット団の幹部
スタジアム:1枚
1:巨大な切りかぶ
トレーナー:18枚(シーバー抜き14枚)
4:ホロンのトランシーバー
4:ふしぎなアメ
4:暴風
4:ポケモン回収装置
1:逆転!マジックハンド
1:ワープポイント
エネルギー・ホロンのポケモン:3枚(ホロン入れて7枚)
3:草エネルギー
採用カード解説
2年半前くらいに最初に大会で使ったときのレシピも載せていますので基本的な説明はこちらをご覧ください。今回新しく採用したカードの説明もしているものが多いです。
また6月の大会でちろさんがジュカインデッキを使って優勝していたのも参考にさせていただきました。この記事の「上位入賞デッキについて」でも少しデッキについて触れています。
ポケモン
ジュプトルはマクドナルドのものにしました。オドシシのつきおどすやジラーチexのシールドビームなど、小さいダメージで少しずつ押してくる相手に対して少し粘りやすくなっています。ワザの効果はそのまま受けてしまうので根本的な解決にはなっていませんが、これらの相手にはジラーチが使えないのでなるべくいい状況でそのままジュカインで攻撃に移りたいです。δ種ではないため冒険家とポワルンの相性が悪いですが、デッキ構成が変わったため冒険家では2進化や草エネを捨てたいことが多く、デルタドローの使用率も下がったためデメリットはあまり感じません。
ジュカインはサイド落ち対策もあって2枚ずつ採用しています。今回は勝利のリングが使えないのもあり、入れられるルールなら草のどちらかを1枚にした方がよさそうです。ロケット団参上は表になってもなかなか引きに行けないのが気になって見送りました。最初に組んだ20年の頃よりもバクーダやナッシーなどのばら撒きデッキが増え、グリーンヒールの役割が増しているように思います。
ピジョットは4枚採用にしました。ポケパワーロックは相変わらず厳しいのですが、ピジョット単体というよりはポケパワー全体という方向性が強くなっている印象です。同じ理由でジラーチも2枚にしました。ラプラスが使いにくくなっていることも加味しています。
エネ加速手段はMバクーダにしました。Aランターンの方がロックされない色ですが、今回のレシピはピジョット4積みのようにルナソルはやや諦め気味なのでトラッシュからとれてリムーブに強く、攻撃役に回してもかえんだまでエネルギーをベンチに残せるのも便利です。ドンメルのメラメラやマイナンのかぎわける+リムーブの連打を意識してチリーンも引き続き採用しました。
カメックスδは2進化で用意するのが難しいことと、狙っていたわるいバンギラスがホロンFFで弱点を消してくるものが増えていることや、ミュウδにデュアルオーラや封印の結晶を合わせて使ってくる相手がいそうでうまく活用できないと考え入れませんでした。他の採用の有無で大きく差がつきそうなサーナイトδがこの大会では少ないと思われたのもあります。
トレーナー
サポーターはチリーン・バクーダを入れていることやポケモンをあまり並べないで戦う相手が増えていることから優先度を変えましたが、全体的な枚数は少ないのでどれかをぜひ増やしたいです。
スタジアムはベンチを整理したいのと相手のほこらなどを壊せるカードを増やせるカードとして一応両方満たせる切り株を入れていますが、性能だけならそれぞれテレポーターや不思議な大樹の方が優れていると思います。
その他のトレーナーは必須系のカードに加えて封印の結晶のロックを回避できるカードをスペースの範囲で入れています。回収装置は意識して使えば減らせそうですが、多く入れて手軽にジュプトルやポワルンなどを再利用できるのは強いです。
エネルギー
場のポケモン全員にグリーンヒールができる最低限の枚数を入れていますが、できればもう少し増やしたいです。リムーブ対策でチリーン、妨害対策でワープポイントや大樹など、エネルギーに近い役割でごまかせそうなカードに変えているのが現状です。
対戦レポート
大会結果や対戦相手のレシピはここから確認できます。ネタバレになってしまっていますがデッキがわかったうえで見ていただいた方がいいとも思いますので先に載せます。
まずスイスドロー4回戦の予選がありました。
1回戦 化石ニョロトノ(RainbowWingTCGさん) ○
初手で化石とPCG5ノコッチが見えて、ジュカexの弱点で特に対策も入っていないヌケテッカは厳しいとも思いましたがニョロトノで少し安心しました。
序盤はノコッチの混乱で妨害されますが2体のジラーチで逃げ回ったりしながらピジョットを立てるのに成功し、グリーンヒールの準備をしていきます。中盤からはグリーンヒールをしながらほこら4枚と化石すべてを壊してリソースを切らせて勝てました。ノコッチに何度も混乱させられましたがポワルンで逃げて回収装置でまとめて回収したり、草2枚で逃げてチリーンとバクーダですぐに回収したりと意図していないリムーブ対策が役立ちました。
2回戦 ミュウボルト(freushさん) ○
先攻1ターン目から高周波で表を出されてしまいます。初手にジラーチやポワルンがいないためかなり厳しい展開でしたが相手がライボルトを引けていなかったようで助かりました。2ターン目の高周波も表でしたが3ターン目は裏で、この間にピジョットを用意できました。4ターン目からほこらを貼りつつでんじしょうがいで攻められます。
マッハサーチができるようになっていたので進化ラインを揃えながらでんじしょうがいに対してグリーンヒールを繰り返してエネルギーを貯めていって、メガショットを使われた返しにスラッシュダウンでサイド差をつけていって勝ち。
3回戦 バンギマイン(Frostyさん) ×
初手が悪く、相手に封印の結晶をつけられたわけでもないのにピジョットが揃いませんでした。スピンテールに対してグリーンヒールを使っていきたいところですが、エネルギーが溜まる前に次々とベンチが気絶してしまい負け。
4回戦 マインカイリュー(Vultalesさん) ○
相手はミニリュウスタートのまま進化してきて、こちらもジラーチ経由でピジョットを立てます。ジラーチが倒された後はリスクはあるもののもともと少し不利なのでピジョットを出してわしづかみでカイリューを削りに行って、マルマインに入れ替えられず耐えたのでジュカインδでもう1回攻撃して倒します。このあと場が整ったのでラティオスで2体目のカイリューを倒し、悪エネをほとんど捨てさせたので勝ち。サイド落ちか引けなかったのかルナソルが出されなかったのは運がよかったです。
3勝1敗で上位8人までが上がれる予選を抜けられました!
決勝トーナメントは2本先取で行われました。
1回戦 バンギマインピジョット(vjeranbrodarさん) ○2-0
1戦目はお互いにジラーチで展開し、自分は眠りチェック2裏が多く相手の方が早かったもののピジョットを立て合います。スピンテールを使われていくのにグリーンヒールで対抗し、トラッシュにエネルギーが溜まっていないためかエネエネボンバーがされる前だったのでδ種の方も用意します。
その後5エネかみちぎるでジュカインが一撃で倒されてしまいますがラティオスでカウンターをし、次のターンにマジハンでベンチのエネつきバンギをもう1回ラティオスで倒してエネルギーを切らせて勝ち。
2戦目は先ほどよりはスムーズにピジョットが揃い、ジュカインδ→草ex→トランスと進化させられました。同様にグリーンヒール連打でエネルギーをためてかみちぎるの返しにラティオスで倒し、2匹目のバンギにかみちぎるで倒されますが回収装置からラティオスをもう一度立ててカウンターができ、投了されました。
2回戦 バンギマイン(Frostyさん) ×1-2
1戦目はサポーターが1枚もなく、ヨーギとサナギの2手でキモリが、次のターンにポワルンが倒されてしまい3キルされてしまい負け。
2戦目は相手の初手がラプラスで速攻されずにすみ、その後お互いジラーチでポケモンを揃える流れになります。コイン2裏でほしのねがいができないターンが何回かあったものの、一応ピジョットは立って場を揃えていきます。
ポケモンのめどは立ったのでポイズンサークルでジラーチのきぜつを狙っていきますが、ここまで見ていなかった封印の結晶+ハギ老人からかみちぎるでジュカインが気絶してしまいます。ポケモンを揃えるのを優先して暴風はキープしていなかったので返しにシャイニングスターが使えず厳しくなってしまいました。2ターン暴れられてしまうもののサポーターからマジハンは引けたのでベンチのエネつきバンギラスを倒し、ラティオスが倒されますがサイドとターンのドローで暴風が引けたので回収装置とポケパワーから封印つきバンギも倒します。
このあと相手はサナギラスのくろいひかりでマヒをしながらエネルギーを貯めてきて、4連続表でかなり危険なところまで来て焦りましたがようやく裏が出たのでジュカインでサナギラスを倒して勝ち。
最後の3戦目はアメとピジョットがありほしのねがいでポッポかシーバー導師のどれかが引ければというところで残念ながら引けず、相手はエネルギーがほとんどトラッシュに無い状況でエネエネボンバーをして速攻を仕掛けてきました。結局幹部で手札が流されてピジョットは立たず、エネルギーもつけられないのでグリーンヒールが活かせないままスピンテールで場が崩されてしまい負け。
以上のように準決勝で負けてしまいベスト4という結果になりました。
大会の振り返り
メタゲームについて
ジュカインデッキがメインの記事なので簡単にですが振り返ります。
レポートのところのリンクから見れるように、今回は22人の参加者がいました。使用デッキの分布は以下になります。
5:バンギマイン(ピジョットあり2、なし3)
3:フライゴンexδ(ピジョット2、置物なし1)
2:ジュペッタex
2:ナッシーライチュウ
2:ミュウボルト
1:オドシシバクーダ
1:マインカイリュー
1:ジュカイン
1:ハッサム単
1:ハリテヤマex
1:カメルギアネール
1:ウインディ単
1:化石ニョロトノ
これだけだと優勝者を含めバンギがトップであること以外は簡単に説明できないところがあるものの、単デッキやジラーチやルナソルといった簡単に出せるポケモンとメインだけ入っているようなデッキもかなり多い印象も受けます。
また先月の大会は直近に非公認大会が日本で複数開催されたのもあって多くの日本人プレイヤーが参加したのですが、1か月で大きく環境が推移しています。
7月の大会ではナッシーδをはじめ闘ポケモンを使ったプレイヤーが多かったせいか、バンギマインは数は多いものの1人も本戦には勧めず、勝率はかなり低くなっていました。またレックδの使用率の変動も大きく、7月はメインアタッカーとして採用している数も多かったのですが、今月はフライゴンのタッチとして入っているものだけで極端に使用率が下がっています。ポイントショートなどのベンチ攻撃があまり刺さらない単に近いデッキの増加や、レックが苦手なピジョット入りのデッキが比較的いい成績を残しているのも影響しているかもしれません。同じカードプールでの対戦ですが、流行によって大きく結果が変わることがわかります。
自分の使用デッキについて
まずジュカインがメインのデッキを使ったこと自体については比較的いい選択だったと思います。ハッサム単やウインディ単などあたりたくない相手もいくつかいますが数は少なく、今回対戦しなかったが2番目に多いフライゴンにもラティオスで健闘することが期待できます。
一方で細かい構築は読みがずれているところもありました。バンギラスは先月の大会で成績が悪かったので数が少ないか、ホロンFF入りが多いかと思ったらそんなことはありませんでした。自分が当たった2名も弱点対策がないか、まもりのたまを採用していたので闘ポケモンを入れたほうがよかったです。チリーンはまったく使わないわけではなかったもののなくてもよさそうだったのでエネルギーやサポーターの方がよさそうでした。
おわりに
TCGONEの大会は言語や時差の関係で今まで参加しないでいましたが、初めての参加でも特に支障なく進めることができました。結果も賞金の出る順位だったのでとりあえず満足できるものと言っていいものでしたが機会があったらぜひまた参加したいです!
PCGデッキのまとめ
https://note.com/kanten620/n/n0f54f94af7e0
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