![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/103755150/rectangle_large_type_2_4e522637f64a4029110eb8ddb0dac35f.jpeg?width=1200)
【ハーフ DP1-Pt3】ゲンガーカイリキーのデッキレシピと解説
※2021年から投げ銭方式を採用させていただくことにしました。この記事は無料で全文読むことができますが、ご支援いただければ嬉しく思います。
各記事ごとに対応は異なりますが、基本的には購入額が多いテーマの記事の更新頻度を高めていく予定です。
今回はDPシリーズのデッキについて記事にしようと思います。先日会話しているときに話題に出たのですが、レシピが載っている記事がなかったので覚えているうちに残しておこうと思います。本当は他の有力デッキや当時のハーフデッキの位置づけなども書いた方がより良いとは思いますが、ますはこのデッキだけでも投稿しようと思います!
デッキの概要
この環境でトップクラスの性能を持つ「ゲンガー」と「カイリキー」2種を採用したデッキです。
30枚のハーフデッキで2進化2種類の採用はそれまであまりなく、自分も最初に知った時はちゃんと回るのかな?と疑問に思いましたが、実際に対戦してみるとデッキスペースはきつめではあるものの実用的なデッキでした。
デッキの呼び方はカイリキーゲンガー(カイゲン)もよく使われていましたが、自分としてはゲンガーラインが主役のデッキと考えているためゲンガーカイリキー(ゲンカイ)の方を使っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645335208881-MJEGAepHTB.jpg?width=1200)
ゲンガーは相手のHPにかかわらず一撃でのきぜつが狙える「しのせんこく」も厄介ですが、この環境はユクシー等のポケパワーを持ったHP70~80くらいのポケモンがベンチに残っていることが多く、「シャドールーム」も攻撃手段として有効と言えます。
![](https://assets.st-note.com/img/1645335444565-HNo8hvAwTx.jpg?width=1200)
ゲンガーを触れるときに欠かせないのが進化前のゴースで、エネルギーなしで確実にトレーナーを封じられる「まっくらやみ」がとても強力です。
これによってゲンガーの「ポルターガイスト」で大きなダメージが期待できますし、相手の展開を遅らせることでサイドを取られないターンを作りやすくなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1645335729445-2wv3efctfG.jpg?width=1200)
カイリキーは進化していないポケモンなら1エネで気絶させる「おとす」が強烈です。この環境は1回のきぜつでサイドを2枚以上取れることは少ないのですが、たねポケモン扱いのままメインアタッカーになるSPポケモンもいるため効果がはたらく機会は多いです。
![](https://assets.st-note.com/img/1645336172597-eyehDAuRwu.jpg?width=1200)
カイリキーはレベルアップさせることでさらにダメージを増やすことができます。「おとす」で100、「ハリケーンパンチ」で90~120ダメージと考えればワザ1回でサイドを取れる確率は高いです。
デッキレシピ
![](https://assets.st-note.com/img/1681996516923-qgafAopjr2.jpg?width=1200)
ポケモン:14枚
2:ゴース
1:ゴースト(DPs)
2:ゲンガー
1:ワンリキー(DPs)
1:カイリキー
1:カイリキーLV.X
1:ジーランス
2:ユクシー
2:クロバットG
1:アンノーンG
トレーナー:12枚
2:ハマナのリサーチ
2:シロナの導き
1:地底探検隊
1:ミステリアス・パール
1:ゴージャスボール
2:ふしぎなアメ
2:ギンガ団の発明 ポケターン
1:夜のメンテナンス
エネルギー:4枚
2:超エネルギー
1:闘エネルギー
1:マルチエネルギー
採用カード解説
ポケモン
ゲンガーラインはゴースの「まっくらやみ」を初手に使いたいので2枚必須、ゴーストは構築によって1か2枚採用します。ゲンガーは多くの人が2枚採用していましたが、序盤に手札が詰まるリスクを避けるなら1枚という手もあります。1ゲームでゲンガーは1匹使うことが多く、2枚採用はサイド落ち警戒や素引きしやすさ、ワープポイントなどのベンチ入れ替え効果で「しのせんこく」狙いで壁にするための採用といえるでしょう。
カイリキーラインはゲンガーほどは重要でないため1枚ずつのことが多く、初手に来てすぐきぜつすることやサイド落ちを考えてワンリキーを2枚にしたり、ゴーリキーを1枚いれたりすることは考えられます。
ジーランスは「グランドスウェル」がゲンガーの「シャドールーム」に近い役割が持てます。アンノーンGを2枚入れて対策をする相手にも有効です。
クロバットGは「フラッシュバイツ」とベンチ攻撃を組み合わせて1手でサイド獲得を狙います。HPが高く逃げる0のため初手にきて強いことも大きいです。
ユクシーは展開用カードとしてこの環境では必須です。アンノーンGはミラー対策で、ゲンガーとカイリキーのうちどちらか片方の採用もかなり多いため1枚入れているデッキが多いです。
トレーナー
サポートは序盤の展開に便利で、ユクシーを経由することでカードを引くこともできるハマナのリサーチの優先度が高く、続いて山札を多くみられるシロナの導きと地底探検隊を採用しています。ユクシーの「セットアップ」を前提にするとその時不要なカードが溜まるよりもピンポイントで欲しいカードを選んでとれる方が安定するため、他のサポートはあまり使われませんでした。
サポーターでない展開カードはゴージャスボールの優先度はかなり高いですが、それ以外は採用の有無を含め色々な選択肢がありました。ポケモン図鑑、ダークボール、ポケトレ等をデッキや好みに合わせて選択します。
2進化デッキではふしぎなアメか破れた時空のどちらかを採用します。
その他のトレーナーはクロバットの使用回数を増やせるポケターンはぜひ採用したいカードです。またサンプルレシピには入れていませんが、バトル場の硬いポケモンを避けるワープポイントも優先度が高く入れていたこともよくありました。
夜のメンテナンスは必須ではありませんが、初手に来たワンリキーやジーランスがすぐにきぜつしてしまうことやハーフデッキであってもアブソルのハンデスを使ってくる相手もそこそこいることから採用しています。
サイド落ち対策としてミステリアス・パールを採用しています。プロモなので入手困難なのですが、似た効果のアグノムはゲンガーの的になってしまうことが非常に厳しく、ぜひトレーナーで解決したいところです……。
エネルギー
ゲンガー・カイリキーともに自タイプのシンボルが必要な1エネワザを使うので超と闘エネルギーやレインボー・マルチエネルギーを採用します。
基本エネルギーは色事故を起こすリスクはありますがハマナや夜メンの対象になるため優先されやすいです。2進化2種類のデッキのためデッキスペースが厳しく、多く見積もっても夜メンと合計で6枚以下になると思います。
戦い方
初手は引けていたらゴースを出し、違うポケモンでも逃げて「まっくらやみ」で妨害します。トレーナーを止めることで進化前のゴースでもきぜつされにくくなります。
その間に進化ポケモンを揃えて攻撃に移りますが、ゲンガーの「ポルターガイスト」を使うことが多いです。ゴースでトレーナーを止めているため相手の手札にたまっていることが多いためきぜつを狙いやすく、返しにゲンガーを倒されても「しのせんこく」でさらにサイドを取るチャンスがあります。一方で相手のポケモンや引けたカードによってはポルターガイスト以外のワザでサイドを取ることも多々あります。
サイド3枚戦のため中盤以降もどんどんサイドを取っていきたいところですが、このデッキではベンチ攻撃できぜつを狙っていくことが多いです。「フラッシュバイツ」をポケターンで繰り返しながら「シャドールーム」「グランドスウェル」と組み合わせていきます。展開上出さざるを得ない相手のユクシーやクロバットGはねらい目ですが、サイコリストアやポケターンで場からいなくなってしまうので先に倒しておくと楽になります。
終盤は相手も進化したりアンノーンGがついたりしていてなかなか倒しにくくなってくるのでなんとか押し切るような流れになりがちです。ここではカイリキーXが有効で、コイン判定があるものの100~120ダメージを多くの相手に出すことが期待できます。
長くなってしまったので簡単にサイドを3枚取るイメージをまとめると、
1:まっくらやみ→ポルターガイストでバトル場を狙う
↓ しのせんこくのチャンスがある
2:フラッシュバイツ→シャドールームorグランドスウェルでベンチを狙う
↓ しのせんこくのチャンスがある
3:ノーガード+おとすorハリケーンパンチでバトル場を狙う
のようになります。
こちらのアタッカーが毎回きぜつするような最も激しい場合を想定しましたが、実戦では2進化のゲンガーやカイリキーは1回攻撃を耐えることが多く、その場合はより楽にゲームを進めることができます。
また初手のゴースがすぐきぜつすると相手に先手を取られてしまいますが、たねかつ0エネのゴースを2エネや1進化のポケモンで倒していることが多く、これをゲンガーやカイリキーで返せれば次のターンは盤面の差で倒されにくく、結果として優位な状態になることも期待できます。
有力デッキとの相性
ゲンガーカイリキー側がカードパワーの高いポケモン2種で攻めるデッキで、ポケモンの性能差で押し切る相手が多いです。そのため特に注意が必要と思われる相手をあげていきます。
・ドサイドン
ゲンガーとカイリキーのどちらもドサイドンに有効打を与えにくく、2進化のためカードを揃えるのにドローを多用することにもなって「じわり」で山札がなくなりやすく不利な相手です。なるべくカードを引くのを最低限に抑えてカイリキーXで攻めていきたいです。
・フライゴンPt2&ニドクインPt2(フライクイン)
どちらのメインにもダメージが通りにくく、フライゴンXの山札破壊やニドクインの回復で徐々に不利になってしまいます。カイリキーXでのごり押しもクインのメガトンパンチで止められてしまいます。相手も2進化2種類で安定性や速攻にやや難があるので、進化前やユクシーが場にいる序盤に急いでサイドを取りに行きたいところです。
・悪入りSP
ドクロッグGでカイリキー、グラエナやアブソル(DP3)でゲンガーを一撃で倒すことを狙ってきます。こちらが2進化なのに対して相手はたねか1進化なので先制されて1-1交換を繰り返して負けてしまいがちです。相手がカードを揃えているかどうかで勝敗が決まりやすいので難しいところですが、極力2進化で攻撃を受けるようにしてサイドを取られないターンを作りたいです。また攻撃するうえでは意味がないエネルギーの付け方でも相手のグラエナのダメージが変わることがあるためそれも意識します。
60枚デッキでのゲンガーカイリキー
今回の記事では30枚デッキとしてのゲンガーカイリキーについて触れましたが、この当時は公式大会が30枚での対戦だったため先に目立っただけで、60枚のスタンダードデッキでも強力な組み合わせです。
機会があればそちらの記事も書きたいですが、ハーフと比べるとネンドールが入る点や、主に相手のSPポケモンのデッキに勝つために使われるといった違いがあります。
普段書いている記事とあまり関係性はありませんが、当時そこそこ考えて組んだものの現状他の方が投稿した情報もあまり残っていなかったので書いてみました。今後もこの時代のポケカについても気の向くままに書けたらと思います。
PCGデッキのまとめ
https://note.com/kanten620/n/n0f54f94af7e0
※質問や感想などがありましたらTwitterのリプやDMか、質問箱(https://marshmallow-qa.com/kantenmagichand?utm_medium=url_text&utm_source=promotion)
までご連絡ください。なるべく対応します。
※ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。カード検索やデッキレシピの画像は公式サイトのものを使用しています。
ここから先は
¥ 100
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
サポートいただいた分野により力を入れて記事を書きたいと思いますので、もしよろしければお願いいたします!