唇の炎症
私は高校生の冬に、下唇が爛れて大変なことになりました。
爛れたきっかけは自分の癖。
私は、自分の唇の皮をいじったり、剥いたりする癖がありました。
唇のような薄い皮を剥くと、剥いた箇所は傷口になります。
そしてばい菌が入り込み、気づいた頃には何をするにも唇の痛みで手がつけられない状態。
病院へ行こうとなった時にはもう年末近くになっていて、空いている病院も少なくなっていました。
かろうじて空いていた病院で診察を受け、『ワセリン』を処方してもらいました。ワセリンというのは保湿剤のことです。(軟膏のような感じ)
それを満遍なく、たっぷりと傷口部分に塗るよう言われました。
それから治ることを信じてワセリンを塗る毎日ですが、なんの変化もなく…。治っている気配もありませんでした。
塗り始めてから一週間ほど経った日。なんの拍子にか、ワセリンが思いっきり剥がれてしまった時がありました。ワセリンを塗り始める前よりもヒリヒリした痛みが続きました。
これは…と思い、ワセリンを処方してもらった所とはまた別の病院へ行って診てもらったところ、ワセリンを塗っていたが故に残ったばい菌が繁殖した(意訳)と言われてしまいました。要するに、悪化させていただけだったわけです。
あの信じて塗り続けていたのはなんだったの…?
そう思わずにはいられませんでした。
まあ、このようなことが起こったすべての原因は私の剥きぐせなんですが…
別の病院で処方してもらったワセリンとはまた違う薬をもらいました。
その薬を塗ると、今度は唇の皮がどんどん剥がれていきました。
2日に一回くらいのペースで、薄皮が強制的に剥がれていきます。
あんまり強い薬だったので、塗って何度か唇の薄皮が剥がれた頃、ちょっと薬塗るのやめようかと数日の間塗るのを休んだり、また再開したりを繰り返し、
次第に塗る頻度の方が少なくなった頃、ようやく炎症も治りました。
今回の唇の爛れで、唇の形が変化してしまいました。今の方が、前より若干唇がぽってりした感じになってしまい、悩みの種です。
あと、薄皮部分が剥がれやすくなりました。物を食べたりお風呂でふやけてたりすると毎回薄皮が柔らかくなって剥がれやすそうになっていて気が気ではありません。
化粧しなければいけない時、果たして口紅を塗ったらどうなるのか…
正直なところ不安でしかありません。
皆様も、私のようなことにならぬようお気をつけて…
ここまで読んでいただきありがとうございました。