見出し画像

TKO木本さんの投資トラブルについて。有り得ないと思いつつもハマる罠。

TKOの木本さんの投資トラブルについてのお話です。

FXトレーダーと不動産投資家の2名にそそのかされ、他人も巻き込んだ大きなトラブルに発展してしまった出来事です。

一ヶ月で50%増えるとか、倍になるとかという話があったとのことです。

これだけでも、99%の読者の方々は有り得ないと思うも思いますが、そう思う人ほど、実は騙されやすい人かもしれません。

私も投資案件については、毎週何かしらのお誘いをいただきます。

面白いことに、経験だけは豊富な私であっても、実際に話を聞くと、ニュースのように他人事として見るのとは印象が違く感じます。

これが、自分は騙されないと思ってる人ほど騙しやすいと詐欺師が言う所以であると感じています。

1番騙されにくい人は、自分が騙される可能性があると感じている人だと私は実感しています。

自分は騙されるわけがないと、騙されることを想定していない人は、想定外に騙されてしまいやすいです。
内容が納得できるものなら、騙されないと思っているからです。

投資の誘いは、かなり巧妙です。
精巧に作られています。
それが、詐欺であるかどうか、中には私も見極めることが出来ないものもあります。
投資の素人が作ったものなら、大したものではありませんが、投資のプロが作ったものは、穴がなく矛盾もなくできていたりします。

では、そういう矛盾もなく嘘もないものなら、良いのでしょうか?

そこの判断には、投資の根本的な性質に立ち戻る必要があります。

完璧に儲かる投資法が存在していない。

ということです。
もしそんなものがあれば、全ての人がその投資法しかやらず、お金は無限に増え続けないといけなくなり、お金に価値は無くなります。

どんなに精巧に作られた投資法でも、結果儲かるか儲からないかは別問題であるのが投資です。

なので、完璧に見える投資法であるなら、それは存在しないはずの危険物であり、触れるべきではありません。
完璧に見えれば見えるほど、説得力があればあるほど、それはつまり自分に理解出来ていない証拠ということです。

それが投資法です。

自分が騙される事を想定していない方は、自分の知識や経験を元に独自の判断基準を設定してしまっていて、その判断基準をクリアしているように見えて自分が納得できると感じてしまったら、簡単に騙されるのです。

相手を疑うだけでは、投資詐欺は防げません。

自分の自信を疑ってください。

そうすれば、不安になれます。
自分の理解出来ないをものには、人は不安感をおぼえます。
それは、自分を守るための、DNAに備わっている自己防衛機能です。

それが唯一、投資詐欺から完璧に身を守る方法だと私は感じています。

いいなと思ったら応援しよう!