【積立保険って実際どうなの?文末では入ってもイイ積立保険を紹介】ドル建て積立保険を解約しました。
円安が、なかなか止まりませんね。
ということで、この度、プロフィールにも記載していた、ドル建ての積立保険を解約しました。
ドル建ての積立保険は賛否分かれる商品として有名ですので、ここを見てくださっている方々も興味を持っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
なので、どんな商品だったのか、少し詳しく書いてみます。
私が入っていたのは、プルデンシャルのドル建ての積立保険で、老後のための貯蓄として利用されています。
この金融商品自体は、関連商品の中でも比較的評価の高い商品となります。
私がこの保険に加入した理由は、2つです。
1つは、十年以上前、円高だったことでドルが欲しいと考えていたこと。私は十代の頃から投資の世界にいたので、当時は既にドップリそういう思考でした。
2つ目は、友人がプルデンシャルに就職したてだったので、営業成績の支援です。
さて、私が加入した時は、ドルは88円程度でした。
そこから、80円とかまで下がるのを経験して、次第に上がっていって今145円を超えました。
私の役員報酬は安いとは言え、その5年分くらいの金額になりました。
プルデンシャルの担当さん(友人は独立したので別人です)と相談しながら、この利益幅に相当するには利率だけめ計算するとあと14年かかる計算になっていたので、運用効率を考えて利食いの意味で中途解約しました。(当時はこの商品がまだ新しくて加入者も少なかったため、今入るより利率が良く設定されていました)
十年以上持っていたからか、中途解約の違約金はかかりませんでした。
解約時の換算レートも現行レートに非常に近いレートが採用され、銀行で換金するレートよりも、断然有利なレートとなっています。
保険会社の積立保険は、最高の選択肢ではありません。
しかし、最高の選択肢を選ぼうと躍起になってる時は、また投資の世界にしっかり腰を据えられていない証拠でもあります。
当時、ちょうどそれを理解し始めた頃でした。
それまでは、投資とは当たるものを狙い撃ちできるものと勘違いしていましたので。
しかし、こっから外貨積立の保険に入るのはさすがに止めたほうがいいです。
さすがにリスクとリワードのバランスが崩れすぎています。
では、積立保険そのものはどうなのか?
これは、人によります。
積立保険は、結局保険業が辛くなってきてて、運用とか投資とか興味あるけど全然わからないって人をターゲットにして、「保険に入ってるし投資までちゃんとやれてる気分に浸れる商品」として開発されたものだと思います。
つまり、子供だましみたいな商品です。
大したものではありません。
ただ、入る価値が全く無いのか?
それは、人によるのと、モノによります。
ちまたでは、貯蓄が苦手な人には向いている〜とか書いてありますが、そういう事ではありません。
積立保険でメリットがあるとしたら、法人の代表取締役である場合です。
法人用の保険には、代表取締役に何かあった場合、その後を任せることができる保証となる保険が存在します。
これ自体は、私のように規模の大きくない会社を持っている人間にとっては、社員や関係者に対する最低限の責任だと思っていますので、必ず入るようにしています。
これは基本掛け捨てなのですが、その保険に、積立機能がついていることがあります。
何のために積み立てているかというと、代表取締役の役職から引退するときに解約することで、退職金に充当するためです。
つまり、会社のお金で積み立てるということになります。
役員報酬をむやみに増やすと、社会保険料も増えますし、支払いがなにかと多くなって効率的ではありません。
しかし、保険として積み立ててしまうことで、引退する時に会社のお金に触れずに退職金を用意する事ができ、会社に迷惑がかからない状態で円満に身を引くことご可能ということになっています。
もちろん完全に合法です。
これは入る価値があるかもしれません。
逆に言うと、それ以外の積立保険をに入るなら、この円安の今では、単に自分で積み立てた方が効率が良いかもしれません。