会社を辞めた

2021年4月30日をもって新卒入社した会社を退職させて頂きました。今回のnoteでは私が退職に至った経緯とこれからの未来について記していこうと思います。冒頭に書いちゃうけど、なりたくもなかった会社員を経験して良かったなって今は心底思ってます。

会社員になりたくなかった

まずは率直に。よく一年会社員をやり通したなと思います。というのも元々は半年で会社員を辞めるつもりでした。しかし、思っていた以上に会社員は楽しかったです。会社が営業会社でしたので、毎月の売り上げでトップになることを目指して仲間と共に汗水垂らし一生懸命に日々をとにかく全力で生きていました。同期を始め同世代の仲間が部署には多かったので、まるで部活動の延長線上のような感覚で毎日働いていました。だからすごく楽しかった。そう思わせてくれた会社にはとても感謝しています。そんな僕が会社に入った経緯は「会社員というTHE普通な人生を一度経験してみたかったから。」という安直な理由でした。というのも、私は就活をしていて一つだけ、どうしても会社員を経験してみないと分からない大きな疑問がありました。それは「なぜ、日本の若者の大半は意味もわからず真っ黒なスーツを着せられ就活をして会社に入るのだろうか?会社へ入った先には一体何が待っているのだろうか?」当時、就活生だった私は会社員にならないと分からない、こんな途方もない疑問を抱いていました。このモヤモヤをどうしても自分の中で解決したくて、僕は一度内定を蹴った会社にもう一度懇願して内定を頂き、晴れて2020年4月になりたくなかったけどなりたかった会社員になりました。

どんな人と働くのか

こうして私は晴れて会社員になり、会社の為に。お客様の為に毎日働き始めます。私が会社を退職した理由の一つにこんな理由がありました。それは誰と働くのかを自分で選択出来ないのが会社員の大きな欠点だと感じました。私は2020年4月〜9月までは個人営業の部署に配属されていましたが、2020年10月〜2021年4月は部署異動をし法人営業の部署へと配属されました。前者の部署では同世代の若者が多く、個人営業だった為にある程度、自由度が高く。何よりも毎日未来のことを語っていた気がします。しかし後者の部署に異動してからは一緒に働く方々の年齢層が一気に上がり、私以外は30代〜50代の年齢の方々と一緒に働いていました。「年齢なんて関係ないでしょ」と思う方もいるかと思いますが、事実これが私を大きく退職の道へと傾けた要因の一つかと思ってます。もちろん、それも含めて会社員としての道を選んだ私の責任ではあります。

未来が見えた

法人営業の部署に配属をし数週間が経った時、同じ部署の先輩社員の方がこんなことを横で呟き始めました。「今日は残業したくないです。定時で上がりたいっす。」すると、その会話を聞いていたもう一人の先輩が「そうですね。僕も早く上がれるように努力しますけど、なんせ案件がたまり過ぎちゃっているので定時は無理です。」私はその時、ある程度想像は付いていましたが絶望を感じました。「この人たちは定時で帰ることを快楽に毎日働いているのか?」という気持ちでした。何の為に仕事をしているんだろう?本当にやりたい仕事ならこんな言葉出てこないはず。まあそんな私もやりたい仕事をやっていた訳ではなかったので、先輩方の気持ちは何となく分かりました。しかし、実際に聞くとキツかった。もし自分がこの人たちと一緒に働いたら、将来どうなるのかが何となくぼんやり見えた。その未来とは結婚をし、子供を授かり、子供の養育費の為にやりたくもない仕事をこなしお金を稼ぎ、仕事が出来ない同僚・部下の愚痴を漏らす日々でした。これが100%合ってるかどうかは分からないですが、、しかしこの環境下で働くことは24歳の私にとっては早過ぎた気もしていていた事も事実です。今は多少貧乏舐めまわそうが、やりたいことをやっていく仲間たちと共に未来を語り、どんどん挑戦をして生きたい年頃。そんな私の心情と法人営業の先輩方との心情には大きすぎるギャップが存在していました。

ルームメイトの存在

実は、私は会社員になったタイミングで塾を経営している方と、マンションの一部屋を借りてルームシェアを始めてました。退職に至った経緯としての要因の一つにこの方の存在があったように思います。法人営業の部署に異動してからは、会社を辞めたくなる頻度も高くなり、よくこの方にカウンセリングをしてもらっていました。「キャンタはエリート会社員を目指すのか経営者を目指すのかどっちになりたいの!?」「会社員と経営者では180度世界は違うよ!」「会社員は過去の愚痴を吐くけど経営者は過去の愚痴を吐いているほど時間はないし、未来のことを考えたくなるし考えてる」こんなことを会社から帰る度に私に語り続けて下さいました。

経営者になってみたい

元々、就活生だった時からぼんやりと「経営者になりたいなー」という幻想は持ってました。だからこそ、経営者であるルームメイトの言葉は私の胸に大きく。そして深く突き刺さりました。そんなある日のこと。私はルームメイトが紹介して下さった方のお店に一人で足を運びました。今思うと、この時の出来事が会社を退職しようと決意した一番大きな要因でした。結論から書くと、その方の元で弟子として働かせて頂ける形になったのです。それまで一度も、その方と話したことはなかったですが少し話しただけで伝わってくる無条件に私を包み込んでくれる絶対的な安心感と一度も話したことがないのにも関わらず、私の些細な一言から論点を突き刺してくる言葉と分析力には感動すら覚えました。人間としても私に無い物をたくさん持っている方で心というよりかは魂で生きている感覚を覚えました。とにかくこの方と一緒に仕事をすることが出来れば、自分は更に大きく成長できると感じました。そして「会社とその方の元で働くこと」この二つを天秤に掛けてワクワクする方を選びました。それが今の私にとっては後者だったのです。

最後に

ここまで私の拙い文章ですが…読んで下さった皆様。本当にありがとうございます。最後にこれからの決意を書いて終わりたいと思います。

1:これから働かせて頂く方。則ちお店に自分が持っている全てを与え続けます。そしてGIVERになります。

2:他責思考から自責思考に変えます。

3:他力本願で在ります。

4:身の回りの服や物・他人を自分のように愛し丁寧に扱います。

5:人間として生まれてきたことに日々感謝します。

6:どんなに辛いことがあっても2年は逃げません。それも含めて楽しみます。(※2年が弟子としての期間)


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