のんびり昆虫採集4
✴︎前回に続き千葉県で昆虫採集してきました!
【日にち】2024-09-15
【天 気】快晴
【気 温】34℃
【場 所】有名な沼がある場所付近
《前書き》
2日連続レンタカーを転がして千葉県で昆虫採集をしてきました。
今回は姉宅があり、有名な沼を持つ千葉県のとある市で、これまた水生昆虫探し。
自然が豊かで、日本の原風景が残る素敵な場所
ちゃんと探せば色んな虫たちに会えそうでワクワクする環境でした!
公園近くにある田んぼ。時期的に水は抜かれてましたが、とてもいい水たまりがありました!ちゃんとした時期にくればタイコウチとかも狙えるのかな?
《見られた生き物》
◯ショウリョウバッタモドキ
全くと言っていいほどショウリョウバッタに似ていない。何故モドキってつけられたんだろう。
迫力はショウリョウバッタの方が圧倒的ですが、キュートさはモドキさんが圧倒的ですね!
◯ウスバキトンボ
盆頃に増えて、たくさん飛ぶことから「先祖がトンボになって帰ってくる」という言い伝えのモデルになってるトンボだとか。
別名「精霊トンボ」「盆トンボ」
寒さに弱く、冬には日本にいる個体は幼虫を含めて死滅
暖かくなると東南アジアなどから海を渡ってきて、徐々に日本を縦断してくる「旅をするトンボ」なんだって。
成長も早くて、卵から羽化までが1ヶ月ちょっとと、超スピードタイプ
◯ヤマトタマムシ
伐採された木が積まれてたので、いそうだなぁと思ったら死体が落っこちてました。
午前中に来ていればもしかしたら飛んでる子が見れたのかな?
それにしても美しい色
子どもの頃は通学路とかに飛んでいたイメージですが、千葉でも準絶滅危惧種なのね。
このままだといずれ消えていくであろう虫の一つなんだろうな、悲しいですが。
◯クルマバッタ
後翅がとてもキレイでした(写真なし)
ノッソノソ遊歩道を歩いていましたが、まだまだ元気な子でした。
トノサマバッタに似ていますが前述の後翅と胸部の丸みで区別可能
◯ノシメトンボ
トンボって中々覚えられない。
が、長男は捕まえてすぐ「ノシメだ」と言います。子どもってすごいなぁ、としみじみ思います。
1年1世代、ヤゴ期間は3〜5ヶ月なんだって!
◯ナミアゲハ
我が家は家に来て欲しくて、ミカンの木を買いました。
その木で孵化した幼虫を愛でてましたが、ある日カラスorスズメにやられたのか、全ていなくなってました。許せない。
生きるってそういうことなんだとはわかっておりますが。許せない。
◯シロヒトリ
昔通学路に生えてた木一体にアメリカシロヒトリが巣をつくっていて、ゾゾゾゾっとしたのを覚えています。あの頃楽しかったなぁ
この子は足と腹部に赤が入るので、シロヒトリだそうな。
幼虫はアメリカシロヒトリもシロヒトリも「THE毛虫」
なのにどちらも毒がないとか。虫も見た目によらないんですよね。
子どもの頃は「蛾」って聞くだけで「気持ち悪い」「毒がある」と先入観で判断しちゃってましたが、マジマジと見ると本当にすごいフォルムでカッコいいことに大人になってから気付かされました。
◯ヒナガムシ
都内でも条件が合えばば見れる種
ガムシの牙っていったい何に使うための器官なんですかね?
新しい農薬などにやられて個体数が減っている、とのこと。
虫との戦いは農家さんも命かかってますからね。仕方のないことなのですが、頑張って生き抜いてもらいたいものです。
◯コシマゲンゴロウ
コシマゲンゴロウは大量にいました。ガサガサすれば3〜4匹は必ず入ってくる。
他の子型ゲンゴロウもいるかなぁ、と思いましたが水溜まりが浅すぎたのか、この子とヒメゲンゴロウだけでした!
◯ヒメゲンゴロウ
コシマゲンゴロウとヒメガムシが大半で、ヒメゲンゴロウは数匹見られる程度でした。
ブラックバス、ブルーギル、アメリカザリガニ、ウシガエルのいいエネルギー源になり数を減らしています。日本の水場はこの子たちに支配されてしまってるからなぁ。
このポイントともアメリカザリガニに幼体がたくさん捕れたし。
◯ヨシノボリ
しっかりしたボディ、私のムックリした人差し指くらいの大きさがありました。
biomeで調べたら「どんこ」と出てきましたが、他のユーザーから「ヨシノボリ」を提案されたので、プロの意見をとってヨシノボリとしました!
天ぷら食べたくなりますね!
◯スジエビ
透明でとてもキレイで涼しげなエビ
都内で捕まえたスジエビをメダカと飼育していたら1ヶ月しないでメダカが謎の失踪を遂げてしまいました。
意外と攻撃力あるのね。。
天ぷら食べたくなります。
《まとめ》
今回は長文になってしまいました。
もうすぐシーズンオフの昆虫採集
ラストスパートですね、近場でいいから後1〜2回は行けたらなぁと思っています。