麻雀を世界の文化へ!
昨日の夜はなかなか寝つけなかった。いつだって好試合を見た後の興奮はなかなか冷めないものである。それだけ昨日のあの決勝戦は、目を離すことさえ許されぬ手に汗握る大接戦だった。
ウィーンで開催された第3回世界リーチ麻雀選手権が昨日決勝戦が行われた。33カ国160名に及ぶ熱き戦いの末、藤崎智氏、奈良圭純氏の日本勢2人、フランス人のCourtois Valentin氏、ウクライナ人のZubenko Anna氏の4名が決勝に勝ち上がった。過去2回はいずれも決勝戦はオール日本人のメンツだったが、今回は初めて日本国籍以外の選手が勝ち進んだ。これは日本と日本以外の力の差が縮まっている、つまり世界各国で日本式のリーチ麻雀の文化が浸透し、そして少しずつ研究が進んでいることの現れではないだろうか。過去2回の大会と単純比較することさえ野暮ったいことかもしれないが、私はそう思いたい。
さて、決勝戦の方だが、最後の最後まで展開が読めない戦いだった。最終的に1000点でも和了れば勝ちという日本勢2人によるデッドヒートの末に奈良氏が優勝したが、ここでもAnna氏の積極果敢な麻雀、Valentin氏の高度な対々和の手作りが日本勢を最後まで苦しめた。本当にナイスファイトでした。
そして1回戦ラスに終わった藤崎氏だったが、2回戦で大きく巻き返すところはさすがと言わざるを得ない。
最後に優勝した奈良氏。1回戦のAnna氏にトップを捲られても、2回戦の藤崎氏の猛攻にも動じない巧みなゲームメイクで勝ち取った印象。
決勝戦4人とも見応えのある立派な戦いぶりでした!素晴らしき熱戦をありがとうございます!そして山井弘氏、ともたけ雅晴氏に次ぐ、世界のNARAになった奈良圭純プロ、本当におめでとうございます!
さて、次回3年後の第4回は日本で開催されることが決定したとのこと。2025年はどんな世界情勢になるかは予想もつかないが、世界中での麻雀の文化がさらに浸透しそしてこの第4回が今回を上回る大盛り上がりの大会になってほしいと願っています。
長くなってしまいましたが、今日はこのへんで失礼します。
KANTA
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?