コロナ禍の2年間20代ラストイヤーの僕①🏃
「疲れたな」
「何の為に仕事、勉強してるんやろ」
「あんな大人になりたくないな」
「好きな事だけやりたい」
特に最近はこんな思いを感じてばかりいます。
covid-19も進化を続け、未だ収拾がつかない中、普段理学療法士として病院で勤務していますが、色々な経験・学びをしています。
それは人生というものを深く考える大きな機会でした。
何の為に働いているんやろうか
私の病院ではコロナクラスターが発生し、どうやら感染源はリハビリ科ではないか?という事が検査を通して分かりました。
私は急性期チームに所属していますが、今回は回復期チームでコロナ感染者が何人か出てしまいました。
ただ、急性期も回復期もデスクが同じであり、同じ病棟を行き来するため完全にリハビリが止まりました。
その間、約3週間くらいだったでしょうか
病棟ではリハビリを待っている患者様も沢山いて、
リハビリの為に入院をしている患者様も沢山いらっしゃいました。
リハビリスタッフの業務は、定期的に病棟の手すりや共有スペースの清拭、換気作業といったもの、また科内のマニュアル作りに変わり、空き時間は自習になりました。
それでも、時間を持て余している感は否めなく、自分より上の先輩達が無駄話をしていたり、携帯をいじっている姿に、正直
やる事ないんかな
ほんと意識低いな、目標ないんやろな
と思ったのも事実でした。
反面、後輩たちは自分の興味がある分野の学びをしていたり、勉強会の資料を作っていたり、
偉いなあ
と感心していました。
僕は鍼灸専門学校の定期試験真っ只中でしたので、
解剖学の勉強を改めて自習期間にやり続けました。
僕が通う専門学校は、既に理学療法学科で解剖学の単位認定をしていても認めてくれず、再度履修する必要があります。最初は「なんだよ、認めてくれよ」と思っていましたが、やっていくと、かなり良い復習になり、色々な繋がりを改めて感じられました。勿論、医療の基本ですので、役立ちます。
合わせて、病棟で何もやる事がなく、退屈していそうな受け持ち患者様にオリジナルの自主練習リハビリメニューを作り持って行ったりしていました。(途中から、感染病棟でなく、短時間であれば、自主練習課題を渡しに行くのは許可されていました。)
「〇〇さん、仕方がない事は分かるんだけど、本当に1日が長いね。リハビリくらいしか楽しみなかったのにね。いつまでこれは続くの?」
と仰られる患者様もいました。
今回のクラスターでは完全にリハビリ科が戦犯扱いで、その対応はかなり厳しいものでした。
患者様からのニーズはかなり高いものだと感じることが多いですが、
残念ながら僕が勤務する病院では、リハビリのプライオリティは院内で高いものではないと感じる場面が少なくありません。
きっと、その様に感じるセラピストは全国的にも多いと思います。
何故か?
確実にトップの色は科内に出ると思います。
つまりトップが院内でどの様な立場にいるか、振る舞いをしているかが、リハビリ科としての院内立場を決定付けてしまう可能性が高いということです。
サッカーの本田圭佑選手もTweetしていましたが、
管理されるのが嫌な訳ではない。
尊敬できない、学びのない上司に管理されるのが嫌だ。
といった状態です。
やりたいリハビリが出来ない
尊敬できる上司がいない
好きな道ならどんな困難でも乗り越えられると思っていましたが、色々重なって、本当に
この場所で過ごしていいものなのか
と考える29歳です。
②に続く。
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