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母になった日。
2022/11/28 9:28 私は母になった。
妊娠中に出産について色々な記事を読んだけけど、知るのと体験するのは全然違って、入院から出産までの過程を記念に書き留めておくことにした。
2022/11/26 02:00
なんかお腹が張るので寝れないと思っていたら、おしるしが!その日が検診予定だったので、午前中の検診に向かった。
検診の結果、破水の可能性があるということでそのまま入院になり、いきなりの入院で心が少しソワソワした。
2022/11/26 21:00
夜の検診では破水の反応はあるものの、一般的な破水の症状はなく、子宮口も0センチ。一晩様子を見て、退院なるかなーなんて思っていた。
が、
おしるしも来ていたので、10分感覚で腰に痛みがあり、夜はウトウトしても痛みで、起きるの繰り返し。私には夜と朝の境目はなく、10分感覚の陣痛に襲われながらも、次の日の朝ごはんは食べることができた。
2022/11/27 12:00
お昼の検診へ。子宮口が1センチ〜2センチ開き始
めているということでそのまま入院継続になった。いよいよかぁ〜と思ったが、私の場合、ここからが長かった。
子宮口以外ににも、定期的な痛みの間隔が2分から3分程度になるとお産に繋がるのだが、その時間も一行に縮まらない。
定期的な陣痛に耐えながら、コスタリカ戦を観て、二日目の眠れない夜に突入。徐々に痛みも強くなり、いつまで続くのか分からない不安さに、さすがにしんどくなって深夜に涙でた。
振り返ってみると、一般的には、子宮口は約1時間で1センチ程度開いて行くため、初産だと10時間から12時間らしい。私のかかった時間は、20時間。定期的な痛みを感じ始めてからで考えると、子宮口開くまで、35時間。
出産の前日は人生の中で一番長い夜だった。
2022/11/28 8:00(検診)
子宮口が9センチになり、分娩台へ。
さすがに痛みで、朝ごはんは食べられなかった。
分娩台に座ると今までは何だったんだ?というぐらい感覚の短い陣痛になり、子宮口もほぼ全開に。初めは力み方が全く分からなかったが、助産婦さんの指示通りに、上手上手と褒められながら、褒められると力み方の感覚を掴めた。(1回力み方を覚えると繰り返し同じ動作できるのは、スポーツしてたおかげかなって思った。)
褒められた力み方を自分の感覚の一番近い言葉で表すと「とてつもない腰痛が襲うタイミングで、ここぞとばかりに、声を出さずにうんこを踏ん張る」であった。(食事中の方がいたら申し訳ない)共感してくれるママさんいるかしら。
体を横向きで力みながら、赤ちゃんの頭が見えてきたところで、足を開いていよいよ先生が来てお産に!あっという間に、会陰切開され(笑)足が開いてから3回目の力みぐらいで、ジェット噴射した感覚で、一瞬でお腹からすべてが出ていった。
2022/11/28 9:28
赤ちゃんの鳴き声。3364グラムの男の子。感動。
だけど、胎盤を出すためにお腹押されたり、会陰切開を縫ったり、点滴打たれたり、携帯のパスワードロック解除させられたり(後でわかったけど、赤ちゃんの写真撮影してくれてた)
テレビのイメージより、なんかバタバタしてたけど、本当に命がけなんだなと思った。
お産後、2時間は点滴を打ちながらその場で安静にする中で、横目に見える赤ちゃんはなんとも愛くるしかった。
お産後の初めての立った時は、貧血でなんか耳鳴りもしてたけど、歩くことはできて、お昼ごはんは食欲があったわけではなかったけど、食べないと体力回復しないだろうなって思ったから、とりあえず完食した。(いわゆる食トレのような感覚)
産後ハイという言葉もあるみたいだが、圧倒的な睡眠不足だったので、普通にお昼寝した(笑)
という感じで、
お産終えた日の夜に振り返ってみた。大変だったけど、ここは母親のスタートラインなので、楽しい事も辛いことも家族で乗り越えて、生きていきたい。
最後に、平均の倍近くの時間をかけて、のんび〜り子宮口開いたと思ったら、全開になった瞬間に、怒涛の追い上げを見せて産まれて来てくれてた我が子は、私似てマイペースで、たぶん、駆け込みで宿題するタイプだと思う。
これからが楽しみだ。