DX(デジタルトランスフォーメーション)が成功しないのは英語ができないから!!?~貿易商社の現役社内SEガ綴る中小企業がDXで失敗しないための記事~
- 国産サービスは高い!!
- 海外サービスは安くて内容も圧倒的!!
- DXはスモールスタートが鍵!!
中小の貿易商社でDXを推進しているオートメーションエンジニア・つのはたです。
何はともあれまずはこれを見てください。
Anyflow | SaaSを繋ぐ業務自動化iPaaS
Pricing | Integromat(インテグロマット)
両サービスはWebサービス同士をノーコード(またはとってもローコード)で連携させられるツールで、iPaaS(integration Platform as a Service/アイパース)と呼ばれています。
※integration=連携
例えば
・Googleのフォームで新規顧客からの問合せフォームを受信
→ウェブDBに保存
→同時にSlackに投稿
・Outlookで取引先からいつもの件名で添付ファイル付きのメールを受信
→クラウドストレージに保存
→保存したのをSlackで通知
というようなワークフローを、ユーザーにとってはアイコンを配置していくだけで自動化できます。ほとんどがiPaas上で使いたいサービスにログインするだけで利用開始でき、ドラッグ&ドロップによってシナリオ/レシピと呼ばれる一連のワークフローを構築できます。
※イメージ
私が先に知ったのはintegromatの方だったので、日本の同様なサービスの価格を見た時は衝撃でした。。。
integromatの価格のすぐ下の数字の1,000/10,000/40,000・・・Operations
これはintegromatで作成した連携フローの月毎の実行回数の制限です。
※訂正
作成した連携フロー内のモジュールの月毎の実行回数
i.e)上記の写真は1回シナリオが回ると3 Operationとカウントされます。
カウント方式が違いますが、上記のような3 Operation×3333シナリオできると考えると、価格差は依然として大きいと思います。
一方Anyflowはというと
6万円のプランで600回
かたやIntegromatの方は無料で月1,000モジュールでワークフロー数の制限なし、一番安い$9のプランで一つのワークフローあたり3つのモジュールを消費しても3,333回!
価格は何十倍も安いにも関わらず、内容が圧倒的に充実!
おそらく利用できるアプリの種類も機能も圧倒していることでしょう。
※ただし日本のSaaSを使いたいかつAPIが分からない場合はAnyflowが便利かもしれません
例えばエバーノートを使っている人は少なくないと思いますが、すべての機能に精通している人はどれくらいいるでしょうか。
便利なサービス、特にこうした"なんとかaas"とつくものは、例えノーコード(ローコード)なものであっても便利さゆえに、できることがたくさんあります。なので、導入前のトライアル期間でできることすべてを知ることは不可能です。導入後にも"できること"というのを学習し続け、学習を深めて使いこなし、社内で果たす役割を大きく育てていく必要があります。
つまり、最初に見えてくる「できること」というのはえてして小さいものなので、やはりintegromatくらい安いものであってくれないと、おいそれとは導入できません。
また、DXを進めていくと、導入したいITソリューションが一つで収まることはないと思います。
そんな中で一つ一つに月々数万円や10万円台が課金されるとなると、中小企業が気軽に支出していける価格からはどんどん遠いものになっていってしまいます。
クラウドデータベースやタスク管理ツール、RPAなどの導入も担当し、検討に当たって数多くのツールを見てきましたが、どのエリアも往々にしてこんな感じで、海外サービスの方が圧倒的に安くて高度!
それはかのCybozuが提供するkintoneを比較に出しても例外ではありません。
いつしか新しいサービスを検討するに当たって国産サービスは見向きもしなくなりました。
つまり、
国産サービスでDXしようと思っても高額過ぎて、中小企業はまだまだ手が出せない、出せても一つ二つで、業務が変革するまでのレベルには至らないだろう。
というお話でした。
今後の記事で海外の先端を行くITサービスやその機能を詳しく紹介します。ITソリューション導入の流れや導入前後のマイルストーンにも触れていくので、DXを進めるに当たってのイメージを持ってもらえると思います。
この記事で早速Integtomatに興味を持った方はぜひ下記リンクからIntegromatを登録して使ってみてください。
IntegromatのTopページ
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