貴族降臨
マグさんと見た!終わっちまったよ私たちのLDHドラマコンテンツが…。
シンタロウさん…?!??
マグさんと私が初めてPRINCE OF LEGENDに触れたのは貴族降臨の予告だったのでなんか貴族を名乗る人が出てくるのは知っていた。そこに至るまでのPRINCE OF LEGENDですらあったけどまさか初見と踏破済みで「一体この映画は何をするんだ…!?」が同じだとは思わなかった。もっと言えば見た後の方がわからなかったし…。
だからここからの話は完全に勘なんだけど、シンタロウさんのすごいところは「滅私奉公」な気質なんじゃないかと思う。
今回の映画におけるシンタロウさんの豹変は「兄貴がそう望んだから」なんじゃいだろうか。つまり、兄貴が「お前に世界を知って欲しい」「この店を引き継いで欲しい」「どこからでものしあがれると示して欲しい」の結果として「フランス語を使いながら学園を支配しにくる自称貴族」になったんじゃないか。全部違うかもしれないけどこの線で話を進めます。ついてきてくれ。
そもそもシンタロウさんの現場での頼れる兄貴であり父親でもあったあの態度自体が「そのように望まれたので」という可能性がある。社会に弾かれた彼らを擁護し、居場所を求められた結果として「一緒にご飯を食べて」「誰よりも先に頭を下げる」をやってたんだと思う。それが嘘だったわけではなくて、彼の本質は「誰かのために」でありその発露が「シンタロウさん」だったんじゃないだろうか。
父が急逝して、その穴を埋めるにあたって父のロールプレイを敢行し、それができるくらいにかれ本人も優しくて情に熱かった。という話。だからシニアの穴を埋めるのもそう難しくなかったんだと思う。家族が座ってた席に座り、望まれた姿を自分の望むままにやるのは彼の本質でもある気がする。
兄弟の回想シーンとかみると割とそうで、「貴族」の肩書きに憧れてるのは明らかに兄の方でそのごっこ遊びにシンタロウは付き合ってる。というのが描かれている。だから本物の貴族からの「こっちおいでよ」にシンタロウは快く頷けるけど兄はそれを屈辱と受け取ってその場を立ち去ったりする。
シンタロウさんの転身はそのまま「そう望まれたから」なので本質的には何も変わってない。ゆっくりとした喋り方も、変な語彙も、どこか上からで他人を寄せ付けない態度も兄や兄の不在を望む人が望んだからそうしているに過ぎないから。貴族降臨は学園からみた現状でもあるし、シンタロウさんについてのタイトルなのかもしれない。
貴族を強く望むけれどそのために何もかもを捨てきれはしなかったし、一代でなせると思えるほど夢を見れなかった兄貴は夢は本物だったからこそ本物には至れないけど、その本物の夢を託されたシンタロウは兄を信じてるからこそあの世界において本当に貴族なのかもしれない。何言ってるかわかんなくなってきた。いや、王子もいないし貴族もいないしいるのはGENERATIONSだけなのは承知で言ってます。
PRINCE OF LEGEND
つまり、このシリーズは「架空のものを愛していい」みたいなことを言ってるんだと思う。王子もいないし貴族もいない。彼らは王子ないし貴族ではないが、彼らがそう言っていて、そう周りが扱っていて、見てる側からもそうなら「本物」として愛してもいい。本物とは歴史に基づくものではなく、努力と結果に宿る呼称なんだ…!!!
そういうことだと思う…!!アイドル(偶像崇拝)への肯定…!!本人がそう望み、他者から間違いなくそう見えているなら何一つ嘘なんかじゃない。あなたたちの愛してるのは正真正銘の高貴で高尚で愛するに足りる輝けるものなんだ!!
これからもGENERATIONSをよろしくお願いします!!そういうことでいいんじゃないか…?!!?!?RAMPAGEもいます…!!そういうことじゃない…?!??
「現実を見ろ」「大人になっていくんだ」「変わっていくんだ!」を提唱したHiGH&LOWとはほんとに別の切り口だった。喧嘩しかできない俺たち、ではなくて手持ちの札を誇っていく俺たち…!という話だった。あるがままを愛していくのには勇気がいるが、それが多少誇張されてたとして本人から出たものなら間違いなく事実(≠真実)ではあるじゃないか!とかその辺かもしれない。
普通にアイドルのアイドル性のことについて考えるし、アイドルのアイドル性について向き合った結果三部目が作られてないのでうおおおになる。みたいよかのんを迎えに中国に行く奏さまとかさ…!!奏のもとに帰ってきてる第一側近とかさ…!!今からでも遅くないから…!!たのむよ…!!