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それがいる森

マグさんとみた!すごい物を見た

相葉雅紀

一也くんは作中で50回くらい呼ばれてたのに相葉雅紀このことを淳一って呼ぶの福島にいる親友だけすぎて淳一である印象が薄い。別に「相葉雅紀さんが演技の良し悪しのせいで相葉雅紀として存在していた」とかではなく、台詞回しとか立ち振る舞い的に「相葉雅紀を召喚していた」が正しいんだと思う。

そしてら事前に聞いていた通り、相葉雅紀の相葉雅紀力(ぢから)によって映画の雰囲気を操作していた。10人くらい死んでるしそのうち半分は子供なんだけど相葉雅紀が朗らかに笑って青空を映されると「ハッピーエンドだ!!!」という気にさせられるので本当にすごい。

あと宇宙人の弱点がみかんではなくみかんのかかった病が弱点であることに一瞬の反応で気がつくちょっとありえないくらいの優秀さを見せつけてるのに相葉雅紀が「はわわ」みたいな態度をずっととるから優秀さを取りこぼしそうになる。普通に見逃してたし今感想書いて「えっ相葉雅紀、有能すぎ…?」になってる。

相葉雅紀のすごさ、別になんか悪いことしてないのにずっと情けない顔してるせいで常に頑張っている状態にいるのがすごい。割と成し遂げてしかいないのにずっと困ってる顔をしていた。そしてこの手の表情が死ぬほど似合うんだよ相葉雅紀って…知らなかったな…。

あと相葉雅紀の穏やかさ、終盤の一也くんを怒るシーンでも健在だった。ドームツアーをずっとこなしてる人に限ってそんなわけ絶対ないのに声を張るのが慣れてなくて初めて出す大声に慣れてない空気が出てた。絶対そんなことないのに…。逃げないことを決めた父親が心配と愛情で一也くんを叱るシーン、一番良かったかもしれない。

あと相葉雅紀って本当に父親役が似合うな…という発見もあった。めちゃくちゃ似合ってた。一也くんの頭を撫でたり抱きしめたりするカットが一番かっこよかった。

感じて!!!!!

この映画にはほのぼの家族ムービーの側面とか都会で荒れた心を癒す友情ものの側面とか正体のわからない化け物に命を狙われるパニックものの側面とか沢山あるんだけどそれらがシーンとして個々に良くて、これをずっと続ければいいのに…みたいなのを思いながら目まぐるしく変わるジャンルをずっとみることになる。それがラストの槍使い相葉雅紀まで続くんだけど、急に現れる槍使いの相葉雅紀とかなんか身に付けてるオレンジジュースとか相対している宇宙人とかこれまでの90分を加味して、突然現れる対決シーンに対して「多分ここがクライマックス!!!!!」と感じ取る必要があった。

だってこれまで宇宙人を倒す感じじゃなかったじゃん!!!!!!パニックオカルトものとしてなんとか危機をやり過ごすか全滅しかなかったじゃん!、!!でも流石に宇宙人を倒したらそれがクライマックスと思わざるをえないんだけどここに至る積立があんまりないから急に現れた槍使い相葉雅紀を受け取ることになった。すごい映画だよそれがいる森。

映像と映像の接続は滑らかだし脚本にめちゃくちゃな無茶があるとは思わないんだけど(そもそも近くの山に宇宙人が定期的に来てるし)何故か話の展開が流れではなく箇条書きの映画、見ると知らない筋肉が鍛えられる。そしてそういう映画を見に来た!!!期待したものがすごい速度で投げつけられる体験ってN号棟以来だったな…。

それ

はじめてそれが画面に映った瞬間

クマだと思ってた。

宇宙人かも…?は引っ掛けで凶暴なクマがただひたすらやばい映画だと7500万円が出てきてる時まで思ってて、結局どっちだったとしても最後まで正体を引っ張ると思ってた。

冒頭からなんか銀色なのがお出しされてたから緊張感がやや薄かったけど「室内にいても襲われる」「外にいても当然襲われる」「主に山で被害が出てる」のコンボだったから割と全員が危なかったし学校に攻め入られたときは本気で全滅の危機だった。

次はノープです!!構図が駄々被りらしいということは知ってます。

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