ハリー・ポッターと賢者の石

2023/07/05

マグさんと見た

10年ぶりくらいの賢者の石だった。と思ってたけどちゃんと計算したら16年ぶりくらいだった。
9歳くらいの時に初めて見て原作も読んで12歳の誕生日を心待ちにした自分がずっと横にいる感じがあって常に心がめちゃくちゃ。あってさ…ホグワーツに行ける可能性があった時期が人生に…!羨ましいだろ…!
ハリー・ポッターを初めて見た時は9歳くらいだったのでちゃんとハリーになれていたけど今見るとロン・ウィーズリーの凄さばっかり気にしてしまう。12歳の勇敢でそれを知らしめたいとも思うグリフィンドールらしいところがある3人のうち2人が終盤には「君が行くんだ。勇敢な魔法使い、ハリー・ポッター!」って送り出すのすごいよ。12歳なんて自分が1番だろうに…。

ロンがみぞのの鏡で「主席になってる、クディッチのキャプテンで優勝してる!」って言ってるのに、最年少シーカーと優秀な同級生とずっと友達してるの凄すぎ。そもそも優秀な兄さんたちを見てあの性格に育っているのでハリーはその肌に愛の力を宿して光の魔法パワーで闇の魔術に対抗できるかもしれないがロンはもう心根が輝いている。しかも最後の最後までこの精神性は保たれたまま進むので本作の良心を一手に担ってる。闇落ちと無縁の作品(グリフィンドール生は絶対闇堕ちしない)だけど、それにしてもすごいよ。

スネイプ先生が記憶と全然違ってびっくりした。ちゃんと初見のときはあの陰気な皮肉めいた言動しかしない先生のこと疑ってたはずなのに諸々を知った上で見てるとはいえわかりやすくハリーを気にかけていて健気ですらある。スネイプ先生にはスネイプ先生の事情があり、素直にハリーを大切にはできなくて本当に憎らしい瞬間の方が多いと思うんだけどハリーの目を見てお話しするたびに過去と信念と現在とアルバス・ダンブルドアのせいで人生が襲ってきてると思うと可哀想で仕方ないよ。ダンブルドア先生は悪くないというか…良くも悪くも何でもできる人なのが本人のことも苦しめてるので仕方ないんだけど…。

ミネルバ・割と血の気が多くて贔屓もいっぱいする・マクゴナガル、めちゃくちゃ可愛い。こんなに可愛かったっけこの人。
とにかく子供の頃はそうは思わなかったことが多くて、マクゴナガル先生ってお茶目で可愛いし、今思うと用務員のフィルチがホグワーツにいることってなんらかの救いだし、スネイプ先生が本当は闇の魔法に対する防衛術を希望していたのって思いなんだなって思うし、12歳がちっちゃすぎる…。本当にハリーたちがちっちゃくて子供で細い。こんなだったか子供って…。ハグリッドの腰ぐらいまでしかない…。

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