映画「ルックバック」
自分の覚悟が足りなかった情けない過去を思い出させてくれた映画。
小さい頃の、学校が自分の世界の全てだった感覚を思い出した。
周りから褒められれば、将来はその道のプロになれると、自分は凄い存在なんじゃないかと、そう思い込んでた。
だからこそ、拮抗する人が現れると負けたくないって努力してた。
けど、いつの日かどう頑張ってもこいつには勝てないと悟って諦めてしまった。
自分の人生ではその時点でもうその道を極めることは金輪際辞めたけど、劇中では違った。
あるきっかけで再び歩き出し、全てを犠牲にして闘っていた。
自分も誰か1人でも、その人の人生の支えになるような、影響を与えるような仕事を成し遂げたい。
そのためには泥水すすっても、血反吐を吐いても、しがみついてやり遂げてみせる。
自分の中にあったふつふつとした思いが再度湧き出てきた。
とにかく、最初から最後まで震わせられた映画。
元々原作は読んでいたけど、映像美と音楽、キャラクターへの声の命が加わると、想像を遥かに超えて最高だった。