廬山異花詩より~水石相逢此地神、菅原道真公の漢詩
水石相逢此地神
(すいせき、あいあう、このちしん)
神様がいるように感じるほどすてきな自然だ。(私訳)
菅原道真公の漢詩からの引用。
神様に出会う場所っていえば、
パワースポットだろうし、
あるいは、ジブリアニメ好きなら「もののけ姫」を
頭に浮かべた人もいるのでは。
この漢詩は「廬山異花詩」という題が付いています。
廬山とは、中国の名山。現在もその風光明媚な土地であるところから、別荘地、観光地です。
多くの人が漢詩を詠んでいます。李白も詠まれています。
菅原道真公もまさに、そういうところから詠まれたのですね。
異花は杏の花と言われていて、杏を売っていた仙人の事を連想される方もおられます。
相逢う、この言葉が能動的でいいなあと思います。
訪れた人と、花が、あるいは神様が同時にやってきて出会う
ようなイメージです。
いろいろな場所に行くとき、こういうすてきな場所に行ってみたいなあと思います。
(私にも、そういう場所がいくつかあります。たとえば、下鴨神社とか貴船神社とか)
皆さんもそのような場所をもたれていると心の余裕につながるかなって思います。