『ドイツ柔道部物語』始動!
お初にお目にかかります。江口貫拙(えぐち かんせつ)と申します。
このnoteでは、柔道で最強を志すも、自分の才能に限界を感じ一度柔道を投げ出した男がいかにしてドイツで柔道を通じてキャリアを築き上げて来たかということを主に書いていこうと思います。
経歴(日本)
京都のお寺に4人兄弟の次男として生まれる。だからこんな名前、でも非常に気に入ってる。図らずも海外の柔道家から名前をすぐに覚えてもらえる。嬉しい誤算とはこのこと。関節技(Kansetsu-Waza)あるからね。親に感謝。
小学校一年生から柔道を始める。5・6年生で全国大会出場経験あり。中学校の頃は-90kg級で全中ベスト8。高校では京都府予選決勝で負けてインターハイに出れず心が折れる。この辺から柔道熱が冷めてしまう。
高校では勉強の方で成績がまあまあ良かったので京都の立命館大学へ進学。柔道部に入るかどうか迷っていたが何を血迷ったのか気がついたらプロレス同好会に入会していた。OBには新日本プロレスの棚橋弘至さんやレイザーラモンRGさんがおられる某学生プロレス団体です。これはこれで非常に濃く楽しい学生生活でした。この話は機会があればまたします。いや需要ないか。
経歴(ドイツ)
2013年大学卒業後、ご縁あってドイツのデュッセルドルフ日本人幼稚園で体育教員として勤務。その傍趣味として「Judo Club 71 Düsseldorf e.V.」 にて柔道を再開する。
2015年日本人幼稚園との2年間の契約を終え、フリーターとして語学学校でドイツ語の勉強をしながら柔道の練習を続けていると、仕事をやめたということを聞いたクラブチームから柔道指導の仕事の依頼を受けクラブチームのコーチになる。
この頃は10歳以下の練習をみたり、いろんな小学校の課外活動での柔道の時間に講師として行ったりしてた。ただドイツ語ができなさすぎてよく授業が崩壊してた気がする。この頃が精神的に一番きつかった。いや、ドイツ語慣れるまで難しいんですよ。
その後この経験を糧にドイツ語に精力を注ぎ、2015年12月にドイツ語のB1資格の試験を受けて無事に合格しました。このB1資格というのがドイツで永住ビザを取ろうとするときに必要最低限な語学能力の証明になるみたいです。
そこからはクラブチームのコーチをやりつつ選手として柔道ブンデスリーガ(ドイツ柔道団体戦プロリーグ)に昇格するために練習に励んでいました。この柔道ブンデスリーガについては後日詳しく記事にしようと思います。
2019年にはデュッセルドルフの男子15歳以下のコーチに任命されたかと思うと、急遽ノルドライン=ヴェストファーレン州の15歳以下代表コーチの枠が空いたので志願書を出し採用となりました。
そんなことも束の間、次はノルドライン=ヴェストファーレン州ジュニア女子のコーチの依頼まできて今は男女15歳以下と女子ジュニアのコーチとしてデュッセルドルフ・ケルンを中心に活動しています。
そしてこの7月からはドイツオリンピックスポーツ連盟が運営するケルントレーナーアカデミーで柔道ナショナルコーチ資格取得のために大学生もすることになっています。
資格
- 中学校・高等学校保健体育教員
- 中学校・高等学校国語科教員
- 柔道参段
- ドイツ語B1
- Judo Trainer A License(ドイツで取得)
- Langhantel Trainer(ドイツの重量挙げトレーニングの指導者資格)
意気込み
ドイツ生活で日々自分が感じたことや勉強したことのアウトプットができる場所としてこのnoteを使っていけたらなと思います。特に海外に興味がある柔道家の方々に自分の活動を知ってもらって、いろんな柔道との関わり方や、海外での柔道事情や指導の具体的なイメージを持つため、または情報を得るためのツールとして読んでいただけるといいのかなと思います。
他にもドイツの学生生活、子育て事情についても機会があれば触れていきたいと考えているので、興味がある方はぜひフォローしてください。