【第62回】「ひとり広報・新人広報」研究会を開催しました!

第62回になる関西広報100研究会では、「ひとり広報・新人広報」をテーマに開催!
前半では、おひとり様や新人広報の方がどのような工夫をこなしてメディア露出へ至ったかの事例を紹介。
また、後半ではチームに分かれてワークショップを実施。実際に配信したとある企業のプレスリリース原稿を元に「リリースタイトルを考えよう!」というお題でディスカッションをし、最後には当日お越しくださったメディアの方からリアルな現場のフィードバックをいただきました。

当日の開催場所には「"ラクワク" もっと自然に、もっとおもろく。」をコンセプトに、株式会社オカムラ様が運営する共創空間で実施し、大盛況となりました。

第1セッション:瓶牛乳で話題作りに。堀美和子さん(フリーランス)

堀美和子さん

とある金沢の郊外にある瓶牛乳の会社では、他社と差別化した瓶牛乳を販売するに当たってネーミングを模索。
最初に出た案は「ホリ牧場のおいしい牛乳」。
しかし、他者との差別化をなかなか伝えきれず苦戦、、、。

次に、SNSでの拡散を目指すことに。つぶやくためにも、「牛乳瓶と相性がいい場所は・・・?」と考えた際に思い浮かんだ先は「お風呂上り」!
そこで「ホリ牧場の腰に手を当てて飲む牛乳」というネーミングで発信をしたところ、「このポーズで飲みたかった」とネーミング通りに飲んでくれる人が続出!
更に、腰に手を当てて飲む姿を皆がSNSで拡散してくれ、飲んだ人の数だけ人が人を呼んでくれる循環に!
とうとう海外からもお客様が来てくださり、
「これをやりたかった」「テレビを見て」「友達の投稿を見て」
と、クチコミ効果報道×SNSでファンがどんどん拡散してくれ、前年比10倍の露出結果に繋がりました。

ひとり広報だからこそ、一人でやるのではなく誰かを巻き込んでやっていくことがポイント!
社内・社外をファンにするには「広報×心理学」「いかに巻き込めるか」で、ひとり広報の巻き込み力をご紹介いただきました。

第2セッション:ひとり広報で苦労したことベスト3。藤沢海さん(株式会社ビヨンド)

藤沢海さん(株式会社ビヨンド)

ビヨンドの藤沢さんには、これまでのひとり広報歴5年の中で苦戦してきたことベスト3を挙げていただきました。

ひとり広報で苦労したことベスト3

第3位 相談できる人がいない
「広報は会社の顔」だが、ひとり広報は柔軟な対応力が求められ正解がないのも一つ。明確な指示がない中で、何をすべきか一人で模索する日々が続きました。
他部署で話しかけにくかったり、同じ仕事をしている人がいないことの孤独感、、、。
打破するために、先ずは率先してホウレンソウ!
ミスしたら報告する。良い反応があったらすぐ言う。などなど、上長とのコミュニケーションを密にし、自身の活動を随時報告し続けました。

第2位 自分しか動ける人がいない
ひとり広報さんは一時的に業務過多になっても誰にも頼れないが、コミュニケーションが第一なので、意図を伝えるのに時間もしっかり必要。
それを打破するためにも、自分のやること・やらないことを明確にし、先ずは自分の得意なところへ一点集中が大事!
余分な工数を減らして効率的に狙いたいものへ狙いを定めて広報活動を実施してきました。

第1位 評価されにくい
広報活動は他部署にとって日々何をしているかなかなか見えづらく、評価されるのはメディア掲載数だけ。
もちろん、常日頃からSNSの運用なども欠かせないポイントではありますが、メディアへの露出のみが評価対象になりがちなのも苦戦ポイントの一つです。
打破するために、どんな小さな露出やユーザーの反応であっても上司へ報告し続けました。意外とSNSも見られており、些細なことでも投稿することで反応が得られることも。
周囲からの評価を上げる

第3セッション:リリースタイトルを考えるワークショップ

ワークショップ

後半では、「リリースタイトルを考える」をテーマにチームに分かれてリリース原稿のタイトル文をディスカッション。
最後に、当日お越しくださった記者3名の方からフィードバックをいただきました。
タイトルのポイントは「数秒で頭に入ってくるかどうか」。
難しい言葉やキャッチコピーを使うよりも、インパクトとなる数字や、時事に沿ったワードなどが盛り込まれているか、タイトル文を読むだけで大まかな内容が理解できるかどうかが重要。

その他にも、「助かる広報」として、
・社内での会話、ニュースなどリリースに無い情報を教えてくれる
・経営陣の考えがわかっている
・レスポンスが早い
・記者それぞれの興味関心に対応した内容にカスタマイズされているかなど、いかに「個別」に届けてくれるか
・その話題に情熱があるか
などが記者としては嬉しいポイントだとお話いただきました!

次回は10月18日に合同記者発表会を開催!

次回は「関西広報100研究会」がお届けする年に一度の大イベントの合同記者発表会を開催します!
前回は21社がブース出展し(うち16社が登壇)、20名のメディア関係者様が来場しました。当発表会をきっかけにメディア掲載へとつながった事例も多数。ぜひ、関西から世の中を盛り上げていきましょう!

詳細、お申し込みはこちらから
https://peatix.com/event/3313937/view

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