札幌記念全頭診断の答え合わせ
雑談
サマー2000シリーズで唯一のG2札幌記念が終わりました。いかにもG2という組み合わせで行われたレースでしたが平均するとやや低調な組み合わせという組み合わせでもあったのでパッとしないという世間の見立てでしたが結果はどうだったのでしょうか。
1着〜5着
まずは優勝しましたノースブリッジです。馬は重賞3勝目でこのレース初制覇、騎手調教師、馬主、生産牧場はこのレース初制覇となりました。関係者の皆様おめでとうございました。スタートはあまり良くなかったですが逃げた馬以外は前へ行く感じが無かったのであっさり2番手を確保して道中はいつでも捌けるようにというのと後ろからの馬を外に出させるために内を1頭分空けて走り直線で逃げ馬を捌くとすぐ内に入りそのまま流れ込むという競馬でしたが診断通り序盤少し緩みましたがほぼワンペースになったのでしっかり粘り込む競馬でした。
2着のジオグリフです。スタートは良かったですが前には拘らず2列目からの競馬になり緩む区間はあったとはいえ淡々と進む競馬で想定通りの好走ですがこの時計でこの着差というのを考えるとやっぱりそれなりに走っただけだったと思います。
3着のステラヴェローチェです。2列目の後ろからの競馬になり淡々と流れる展開ということで長く脚を使うこの馬にとってはいい条件でしたがレースとしては内容も良く好走ですが現状こういうレースをこのクラス付近で改めて行われるかは微妙なので今回この結果で今後がどうこうとは思えませんがまだこういう競馬が出来るというのは先に繋がったと思います。
4着のプログノーシスです。若干スタートで後手を踏みましたがすぐに内に進路を取れたことで距離ロスを防いだ上に流れに乗れたのでこれは鞍上もいいリカバリーをしましたが淡々と流れるペースで捲れず上がっていった4コーナー入り口ではモズゴールドバレルが外に膨れたので一度緩めてしまったのでスピードに乗る事が出来ずレースが終わってしまいましたがトップスピードに乗らなくてもこの着順まで持ってくる能力は流石だと思うのでこれは正直負けて強しという結果だったと思います。しかも出遅れが敗因とか言われるのは尚更おかしいです。リカバリーしたおかげで外を回さなかったいい立ち回りができたと思います。
5着のシャフリヤールです。2列目からの競馬になり淡々とした流れが合わなかったのか4コーナー出口から大きく外に流れて最後は完全に止まってしまったので距離が長かったのは明確ですし今後マイル路線に行けば改めて活躍は出来そうですが中距離だと緩いところからの瞬発力比べになりそうなレースだとまだ走れそうですが最近は比較的緩まないレースが中距離戦では多くなってるのでそう考えると国内での中距離戦だと厳しいと思います。
6着〜11着
6着のトップナイフです。スタート合わず3列目からの競馬になりましたがこの馬も上手く内にキレ込んでリカバリー出来ましたが1.2コーナーはラチ沿いを走れず向正面は内を開けて走り3.4コーナーは内ラチ沿いを走ってコーナー出口で外に出す競馬をしましたがその後直線は改めて内に行くチグハグなレースをしてますがこういう流れでも最後まで伸びてたので成長してるのは明らかなのでこの感じだとオープン勝ちや重賞制覇は目指せる内容だったと思います。
7着のアウスヴァールです。あっさり先手を取り世間はあっさり取れると思ってたそうですが私はかなり疑う診断をしてたのでこの辺は私は見る目が無いのでいいのですが、緩めず淡々とした流れを作って上手く他の馬の仕掛けを遅らせたのは良かったですが診断通り4コーナー途中で捌かれたのでこのあたりはコース相性の差なのでこういう競馬を続けていくのがこの馬にはいいことと思います。
8着のチャックネイトです。スタートで外に飛んでしまいその後も外に進んだのもあり2列目の外からの競馬になり淡々としたペースには合わせてましたが3コーナーで少し置かれそうになりその後は立て直しましたがそのまま流れ込む形でレースが終わりましたがここ2走のような伸びないではなくついていけたという復調傾向が見られたので完全復活にはまだ遠いと思いますが兆しは見られたのでいいレースだったと思います。
9着のモズゴールドバレルです。スタート良かったので前を取りに行ける感じでしたが控えたところホウオウアマゾンに当てられて外に振られてポジションを下げてしまったのでこうなるとキレ味の無いこの馬には相当厳しい競馬になりこの馬らしくない着差をつけられてしまう結果になりましたが結果論ですがこの2走の道中の走り方を見てる限りでは洋芝はあまり合わない感じなので冬場に良績があるので洋芝も大丈夫と思ってましたが案外そうでもないというのがこの2走で判断出来たのは収穫だと思います。
10着のドゥラエレーデです。スタートで飛び上がってしまい後方からの競馬になりポジションを挽回しようと外に行こうとしましたがプログノーシスに蓋をされてしまい動けずチグハグな競馬でしたが3コーナー途中で脚が上がっていたので前に行けても今回に関してはかなり疑問のある結果でしたが単純に洋芝が合ってないと私は感じたので芝が向いてないのとは少し違うと思います。
11着のホウオウアマゾンです。2列目の外を確保して淡々とした流れで上手く合わせていましたが4コーナー途中で走るのをやめてしまい最後まで鞍上はアクション起こしてましたが改めて走ることなく流したまま終わったので今回の敗因に関しては馬の気分の問題なので能力云々とは別問題なので走るのをやめるまではいい走りをしてたので次も中距離なら良さそうなので改めて見たいと思います。
最後に競走除外になったボッケリーニです。馬場入場後に右後肢のハ行とのことですがパドックで躓いたところから歩様がおかしかったのでそこから馬場入りまでさせたのは少し気になりますしパドックで止める判断が出来ればと思いますがとにかくレースに出ない判断が出来たのは良かったと思います。
あとがき
今回は勝った馬は見事でしたしレースレベルは低かったのは間違いないと思いますが負けた馬でも先が楽しみな内容だった馬も数頭いたのでそこまで否定的な札幌記念ではなかったと思います。G2のレベルではないのは明確ですが先には繋がるはずなのでここで負けてるようなので次は無いという安直な判断はしないよう今後もしっかり見ていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。