マイルチャンピオンシップ全頭診断の答え合わせ
雑談
この部分は土曜日の夜に作ってるのですが、マイルCSはジャパン・オータムインターナショナル第2戦ですがこれを意識してる人って関係者にもいないでしょうね。そもそもサウジカップ勝ち馬がチャンピオンズCの優先出走権を持つってのも明らかにおかしいですし外国馬の出走を殆ど促せてませんし、せっかくJCの日に帯同馬が出走出来るレースを設定したけどそちらも出ないしそもそも遠いということや馬場が硬いという以外に何かあるのではと勘繰ってしまいます。では答え合わせやっていきます。
1着〜5着
まずは優勝しましたナミュールです。ムーア騎手のこともありますので関係者の皆様おめでとうございますと言いづらいですが馬に対しては素直におめでとうございます。いつもスタートで左に出る馬が右に出たのは謎ですがそれも微妙に影響があったのかいつもは遅れても二の脚は速いのに4列目待機でしかも外ではなく中に入れるレースで直線で前が詰まりながらも前の馬を外へ出し(肩を入れた過怠金3万円)てそこからはしっかり伸びたので世間はあれで脚が溜まったと言うのでしょうけど私はもともとそういう競馬をしてた馬なので本来のこの馬の競馬をしただけだと思います。勝てば正義なのかもしれないですけど制裁受けての勝利なのでこの辺を世間がどう取るかですけど振り返りで触れるのは私含めて少数派でしょう。
惜しくもクビ差で優勝を逃した2着のソウルラッシュです。これは先週のブレイディヴェーグと同じくスタートで内に行きコースに恵まれてたので2コーナー出口で空間があったのでそちらに入りポジションを確保できたのが診断どおりの結果でよかったです。今の京都は内が有利なのでこの結果は納得です。
3着のジャスティンカフェです。この馬は右回りでも外回りでも口向きが外に向いてしまう変な癖があるので大回りにしては回りにくそうにまわってましたが上手く外に壁を作れる位置で回れたので4コーナー出口で外へ膨らんでくる馬を避けることができたのが好走の要因でした。なので器用さもありましたがダービー卿CTと同じように内枠というのが良かったと思います。
4着のエルトンバローズです。初の57が影響したのかマイルのペースに対応出来なかっただけなのかいつもとは違う3列目の外からの追走になったのと後傾ラップになったのに前が残らなかったレースという運の良さはあったとは思いますがこういうレースができるという部分も見せれたとはいえ再現性には欠けるとは思うので次回もマイルなら見極めが必要だと思います。
5着はダノンザキッドでした。この馬のレース内容が1番驚きました。4列目の内から追い込むという今までやったことのないレースでコンマ3秒差というのはまだ成長してるというのを見せてるので久しぶりの勝利も近いのかもしれません。とはいえこの時期が走るだけという部分もあるのでこれも見極めが必要です。
6着〜10着
6着はイルーシヴパンサーでした。これはやっぱり脚が遅かったです。公式では上がり3F33.5ですがもう少し遅いですがこの後ろのシュネルマイスターが33.4はありえないです。シュネルマイスターとは着順同様に差がないです。今のこの馬で4列目からのレースで前が残らない展開に助けられての6着なので着順ほどの内容ではないですがこれもダノンザキッド同様得意の季節で好走しただけのような印象なので次走金杯あたりで人気しても足りなくなってる馬と思いました。
7着は1番人気のシュネルマイスターでした。全く関係ないですがジュエルマイスターも負けたのでこちらも負けたとは私は思ってません。診断の時に気づけばよかったのですが、中山記念でああいうレースになったからか馬群を捌くことができなくなってしまってます。なので今回はスタート上手くいったのにソーヴァリアントが外へ逃げてきた煽りを受けて下げることになってしまい最後方からの競馬になってしまったのはいいのですが、大外からいくと思ってましたが直線で馬場的には6分目、馬群的には8分目辺りを走り時計は出てるけど推進力が無い走りだったので何故内へ切り込むか大外へ出さなかったのかという疑問が残るレースになりました。とはいえ推進力が無かったのであれではどうやっても勝てなかったとは思いますが0.4秒差なのでいつもこんなもんという評価はできます。
8着のセリフォスです。安田記念同様に2列目から運ぶレースでこれを評価してたので買ってたのですが、これをしたおかげで直線でフラフラになってたのでマイルが長くなってる競馬になってたのが残念でした。これが休み明けで単純に息がもたなかったという判断でいいのかはわかりませんが、完全に脚も上がって左右にフラフラしてたので来年は高松宮記念を目標にしてほしい馬だとは思います。これだとペース的にもまた4列目付近から上がりを活かした競馬ができそうなので合うと思います。
9着はレッドモンレーヴでした。これは勝ち馬の騎手が肩を入れて外へ追いやられた後に立て直してからもう1度伸びてたのであれが無ければ着差的にも掲示板近辺には来てたと思います。なので距離が長いので止まると診断した馬が伸び返してたのでこの馬はまだこういう舞台で勝ち負けできる馬と感じるレースでした。
10着はエエヤンでした。これは内ピッタリを走っていい競馬してましたが直線が全く伸びなかったのがすごく気になります。直線急坂がないコースがイマイチというのはわかってましたが、東京コースでも伸びてはいたのでこの失速は斤量が原因だと私は取りました。なので今後はハンデ戦で別定より0.5キロか1キロ軽い条件を選んで走るのがいいとは思います。なので京都金杯に出た時は斤量次第ですが絶好の狙い馬だと思いました。
11着〜16着
11着はビーアストニッシドでした。逃げてくれると思ってたのですがペースが速かったのか3列目の内しか取れず伸びない馬なので流れる展開は力まず走れて好都合でしたが、後傾ラップになったというので向いてない舞台になってしまいこれでは直線ではどうしようもなかったので去年だったら直線坂があったのでそこでバテ合いを凌げるところだったのでそういう運の無い馬という結果になりました。
12着はソーヴァリアントでした。これは完全に馬が制御不能でした。スタートで左へ大きく逃げてその後も右へ左へ好きに走って落ち着いたのは坂の下に入る頃だったのでこの辺は惰性で加速できますが、力んでた代償は大きく直線は当然余力はありませんでした。とはいえあの位置で競馬して前にいた4頭の中で最先着は能力の高さとも取れるので3歳暮れのチャレンジC勝ちでまだ上で勝てる馬と言われてたのも納得できるレースではありました。とはいえ完敗ですし素質があるとはいっても今後も難しいとは思います。あとは診断どうこうというより競馬にならなかったので今回はなんとも言えません。
13着はダノンスコーピオンでした。この馬というより騎手はすごいですね。あれだけ直線横にバラけたところで左右が開いてて右斜めに下がってきてる馬がいる後ろに入りわざわざ詰まりに行くとは何がしたかったのかよくわかりません。しかもその後に左へ行ってるので元の位置に戻すという全く意味のわからない行動。さらに内に入って行くなら意図もわかったのですが、わざわざ伸びてたのに詰まりにいくという意味のわからないレースを見せられると距離不足もですがこれで脚を余すとかいう以前に馬がかわいそうです。さすが顔ムチ騎手というところですかね。陣営から詰まりに行けという指示があったのなら理解しますけどこれでは嫌いな言葉ですがこのレースはノーカウントです。
14着のマテンロウオリオンです。これはマイラーズCが良かったから前につけたとは思いますし、エリザベス女王杯が内ラチ沿いを走った馬が1〜3着だったのを考慮したかのような徹底した内ラチ沿いを走らせる競馬をしましたが見事に残り200で止まったので1列目の馬を捌けたという点はいいですが後傾ラップでこれは相当厳しい結果だと思います。
15着のバスラットレオンです。これは診断どおり距離が長かったです。ペースの割には直線手前で止まってましたし、現状だとダートの1800ぐらいがマイペースで運べていいのではという診断どおりの結果だったと思いました。
最後に16着のセルバーグです。3コーナーの坂で緩んでのロングスパート戦とわかりきった展開をこの馬としては速い流れで走ったのでこれではそもそも距離が長いのにペースもこの馬にしては速いというのではこの結果は当然だったと思います。こうなるとわかってたのに逃げ宣言してる時点で他馬との比較がわかってなかったと思います。2列目の後ろぐらいから運べば3つぐらいは着順上がってたと思えるレースだっただけに今回は陣営の判断ミスだと思います。能力的には問題なかったとは思います。
あとがき
今回若干テンからの2F目が速くなったので平均ペースぐらいになっての後傾ラップになった割には2F目の速さが響いたのか前が完全に総崩れになるレースだったのでレースのレベル自体は低いですが、個々の馬の評価は新しい一面を見せて好走した馬もいたので次走につながる馬もいたのでこういう部分を下位の馬でも今後は見つけて行ければと思ってます。最後までご覧いただきありがとうございました。
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