アルゼンチン共和国杯全頭診断の答え合わせ
雑談
アルゼンチン共和国杯が終わりました。このレース始まる前からですが年内のJRAはG1よりG2の方が少ないというのは毎年とはいえ何かG2の存在に疑問があるのは前からですがこうなってくるとさらに疑問です。
1着〜5着
まずは優勝しましたハヤヤッコです。馬は重賞3勝目でG2初制覇、騎手、調教師、馬主はこのレース初制覇、生産牧場は3年ぶりの制覇となりました。関係者の皆様おめでとうございました。スタートは普通に出ましたが無理についていかず最後方からの競馬でいつでも動けるポジションだったのでペースが上がった時にも対応して直線は馬場のいい外から伸びてトップハンデだったのでなかなか最後まで差し切るのに苦労しましたが良馬場まで回復したのでこの馬には向いてる馬場になったので見事な勝利だったと思います。いつも思いますがこの馬に対しては馬場が渋ればという評価をされている方が多いですがどう考えてもパンパンの良馬場向きなので古豪健在というところを見せたのは良かったと思います。
2着のクロミナンスです。最初の直線と向正面が緩まなかったので引っ掛かることなく運べましたが緩む区間が無かったので引っ掛かった時と同じような感じになり伸びてはいるものの消耗戦のような感じになったので最後は残せませんでしたがこういう展開で粘ったので折り合いさえつけば楽しみな馬だと思いますがもう7歳なのでどうなるかは微妙と思います。
3着のタイセイフェリークです。結局このレースはこういう馬が馬券内に来る歴史を継続させましたが2着馬をマークしてハンデを活かしてよく伸びましたが残されて勝ち馬には差される結果でしたがハンデ差があったとはいえこの結果でこういうレースでも好走出来たので自己条件に戻って勝ち上がって来た時にどこかで好走して来れるとは思うので長めの距離で今後楽しみな存在だと思います。
4着のアドマイヤハレーです。キレなくなってる現状では厳しいと思ってましたがキレ味ではなく消耗戦になったので上がりがかかる展開で上位に食い込めたので今後もこういう展開の時にはオープンでもやれる馬だと思います。
5着のマイネルメモリーです。2.3着馬とほぼ同じ位置で立ち回りましたがキレ味勝負ではなく消耗戦になったのでキレ味が売りのこの馬にはきつかったのとそもそも前目の位置が取れなかったので捌けなかったというので厳しい展開でしたが合わない中でもここまで持ってこれてるのは今後に繋がるいいレースだったと思うので幅が広がったので良かったと思います。
6着〜10着
6着のセレシオンです。2列目の後ろからの競馬でバテ合いになりましたがズブい馬の割にはよく残せたと考えるかズブいからこそ伸びなかったと考えるかですが私はズブいからこそ伸びなかったのでこれぐらいの着順だったと考えてます。
7着のメイショウブレゲです。スタートはまずまずでしたが後方からの競馬になり直線までそのままじっくり進めましたが直線で道中1.2列目の馬群を捌くために3列目以降が外に行った馬群の最内を走りそのまま捌きましたがバテ合いは本来なら得意な馬ですが思いのほか捌けずここまでとなってしまったので単純にこのペースの消耗戦は合わなかったと思うので次どこかわかりませんが衰えなのか能力不足と思うのでこれからは厳しいのではと思います。
8着のサヴォーナです。2列目後方からの競馬でよく粘り込めたとは思いますがさすがに向かない展開でキレ味勝負にならなかったのでこの結果は仕方ないですがそれにしても止まりすぎなので距離の問題も若干あったと思います。
9着のマイネルウィルトスです。さすがに過去2回の好走時とはペースが2秒近く速かったので別物のレースで合わなかったのですが渋太さが売りの馬だったので本来なら今年の方が合う条件でしたがここまで負けたと捉えるのは間違いで今年のほうがこの馬の走破タイムも早いので相手関係でここまで負けただけでこの馬としては合ってるレースで他が強かったという結果でした。
10着のフォワードアゲンです。得意の大回りコースでしたが流石に最後方近くからの競馬ではいつも通りとはいえよく伸ばしてきましたがそもそも減速せずにコーナーを回るのが得意な馬なので後方からの競馬をやってると厳しいのはわかってますが止まった先行勢は捌けたのでそこまで悪い結果では無かったと思います。
11着〜16着
11着のラーグルフです。さすがにロングスパートが得意な馬とはいえここまで緩む区間が無い競馬だと常に脚を使う展開なので直線でかなり失速してしまいましたがそもそも展開がハマらない以前に大回りコースが合わなかったのでこの結果は仕方なかったと思います。
12着のペプチドソレイユです。この馬も長く脚を使う馬なのでラーグルフ同様こういうレースになると全く持ち味が出せないのでラーグルフから1秒離されたのは負けすぎですが結果としては仕方なかったと思います。
13着のジャンカズマです。診断どおりあっさり先手を主張しましたが違う意味で変なペースに巻き込まれてしまい早めに動いてくるというより乱ペースを作られてしまったので3コーナー途中で足が上がってしまったのでこういうレースでは力が出せないのは診断通りですが小回りコースで巻き返せる馬なので小倉大賞典あたりで改めて見たい馬です。
14着のショウナンバシットです。診断は上がり勝負は苦手ということでそもそもこういうレース想定してなかったのですが、こういうレースを得意としてる馬でここまで止まってしまうと思ってなかったので折り合いが云々ではなく斤量がきつかったと私は思うので今後ある程度背負わない別定戦では走ると思います。
15着のアドマイヤビルゴです。追走に苦労すると診断してた馬がこのペースを2番手で走るという大誤診をしてしまいましたが、そもそも追走力の無い馬が前で走るとこのペースだと止まってしまうのは仕方ないですがそもそも距離も長かったですしこの結果は意外な一面を引き出せたという解釈にします。
最後に16着のミクソロジーです。こういう展開はこの中で最も得意なはずですがついていけず最後まで伸びずという競馬になってしまったのでまだまだ復調には程遠い結果でしたがあまりそういうのは考慮しない診断なのでこの結果になるのは仕方ないです。
あとがき
こういうペースだったので早い時計の決着は当然なのですが見た目はバテ合いなのでかなりレベルの低い決着と思われますがマイネルウィルトスを物差しに考えると相当レベルの高いアルゼンチン共和国杯だったと思います。そういう馬場コンディションを作ってる馬場造園課がすごいとも言えますがそういうところは評価されないんですよね。しかもそういう馬場になって故障発生率は下がってるのに脚に負担が出ると言う論調も違和感です。実際は逆なんですけどね。なので色んなレースを見て考える事が大事と思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。