札幌記念出走馬の全頭診断
雑談
毎年恒例の定量戦のG2のうちの1つ札幌記念がきました。定量戦なのがこのレースのいいところだと思ってるのですが定量戦だから58なんだよなぁとなるので他の重賞の別定戦で57が基準になったりハンデ戦だと基準が軽くなるってのがいつも疑問なのでそりゃ定量戦のほうがレベル高いのは自然だよなと思ってしまいます。トライアルとか定量戦にしたらいいのにと思うのですが最近はトライアルの考え方が違うからそれは難しいでしょうね。
全頭診断
今回は1〜5枠、6〜8枠に分けて出します。
1枠〜5枠
まずは1枠1番のドゥラエレーデです。ダートでは上手くスピードを持続させて走るタイプなのでどういう条件でもそれなりには走れるタイプですが芝だとその部分を活かせるのは小回りに限られてしまい大回りでは他の馬もスピードを保ったまま回れるのでこの馬のいいところが消えてしまうので今回は厳しいと思います。
2枠2番のジオグリフです。淡々と走るタイプなので小回りのほうが向いてるのは間違いないですがこの組み合わせで流れも緩そうなのでマイペースで走れそうなのはいいですし札幌特有の常にカーブを曲がってるような感覚のコース形態も小回りではないとはいえハマりそうなのでそれなりには走ってくると思います。
3枠3番のボッケリーニです。常に相手なりに走る馬でキレ味勝負になると分が悪いですが今回は緩いペースにはなりそうですがキレ味勝負とまではならなさそうなのでここでもそこそこ走ってくると思います。
4枠4番のシャフリヤールです。2400で好走が多いですがどう考えてもマイルか1800がベストなタイプですし緩い流れからの瞬発力勝負が合う馬なので緩い流れになりそうなのはいいですが瞬発力勝負にはならなさそうなコースなので今年も去年同様の大敗になると思います。
5枠5番のチャックネイトです。3列目付近から長く脚を使って伸ばしてくる馬で大回りコースは歓迎ですが最近は伸びてこないですし得意なバテ合いでも崩れてるので今回も直線でついていけないと思います。
5枠6番のトップナイフです。前走はコーナーをかなり回りにくそうにしてたのと内にモタれっぱなしだったのが敗因なので大回りコースで直線区間が短いのはいいと思うのですが、そもそもまともに走れてない状態であったのは間違いないので今回も立て直せてないと思うので厳しいと思います。
6枠〜8枠
6枠7番のホウオウアマゾンです。東京コースで凡走してるので大回りコースがどうかですし最近はテンが遅くなってるとはいえ一本調子で走るのはこのコース向きですしこの距離に戻してきたのもプラスなのでここは上位争いできると思います。
6枠8番のアウスヴァールです。先手を取れるか微妙な気はしますが取れたとしても大回りコースなので他もコーナーでスピードに乗って回して来れるので今回の条件で前に行ってプラスとは思えないのでさすがに4コーナー途中あたりで捌かれると思います。
7枠9番のステラヴェローチェです。スローで長く脚を使ってというタイプでしたが休み明けからはパターンを変えて好走したりして幅を広げてきましたがこのコースで器用さを出してどうこうというところでは無いと思うのでさすがに前につけても中途半端、後ろからでもキレ負けという感じの競馬になると思います。
7枠10番のモズゴールドバレルです。今回前が速くなさそうですし前に行きたい馬が多くないので2列目からの競馬を選びそうですが前走の最後まで伸びているのを考えてもこれぐらいの距離でキレ味勝負にならないコースというのを考えるとここは案外好走してもおかしくないのではと思います。
8枠11番のプログノーシスです。去年のような競馬をしてくるとは思わないですが金鯱賞も向正面から動く競馬でしたし最近はそういう競馬をするのでコーナーが大きい札幌でスピードを落とさず回れるのは好都合ですがその分膨らむので去年ほどの競馬は出来ないと思いますが馬券内あたりまではしっかり届かしてくるとは思います。
最後に8枠12番のノースブリッジです。エプソムカップのイメージがあるからか大回りのほうがいいタイプと思われがちですがどう考えても小回り巧者なのでこのコースは不向きっぽいですがワンペースでしか走れない馬なので意外と札幌コースは合いそうな気はするのでこの組み合わせですし2列目かあわよくば1列目を取れれば渋太く残してくると思います。
あとがき
逃げ馬はいますが速くはならなそうな組み合わせの割にはキレ味勝負という組み合わせでもなさそうなメンバー構成をこのコースで見れるのは面白いです。レベルはともかく各馬が持ち味は出せる反面弱点も出やすい条件なので今後というよりこのレースが楽しみです。今後にはつながらなさそうな組み合わせなのでその辺の視点だとレース後の振り返りの時点までは見れない気はしてます。
最後までご覧いただきありがとうございました。