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FMで聴いたニックロウ「恋するふたり」
4月1日に地元のホールを借りて「1999年までの楽曲限定のアマチュアバンドコンサート」を開催しました。
ジャンルは限定しなかったので、昭和歌謡あり、ビートルズあり、シティポップスあり、さらにはドリフターズまで飛び出して、それはそれは、楽しかったのです。
さて、そのなかに ニックロウの「恋するふたり(Cruel to be kind)」を演奏されたバンドがあって、選曲のセンスにニヤリとしつつ、思わず一緒に歌ってしまったのでした。
(4) (和訳)ニック・ロウ - Cruel To Be Kind 恋するふたり Nick Lowe - YouTube
1970年代の洋楽シーンと80年代以降の洋楽シーンの決定的な違いは「MTVの存在感の有無」だと思います。
MTV(今はPVと呼んでいる)がアメリカの音楽産業に登場して以降、アーチストの売り出し方も「映像ありき」となっていき、カルチャークラブ、DURUN DURUN、マイケルジャクソン に代表されるように、ビジュアル面での個性、アピールも重視される、というか必須条件になっていきます。
MTVが出現する以前のポップ音楽業界はFMラジオが主戦場でした。
日本においても、FMラジオには多くの音楽番組がひしめきあい(とはいってもFM802はまだ無い)、DJは楽曲やアーチストの紹介に専念する(その究極はビートオンプラザの田中正美)スタイルでした。
今のFM放送のDJみたいに、与太話ばかりで全然曲をかけない、なんてことはなかったのです。
70年代初期にAM放送局で流行ったランキング番組は、音楽ジャンルが多岐に渡っていくにつれて衰退していったのですが、FM局には「いい楽曲はどんどんかけましょう」といった風潮があったと記憶しています。
それはたぶん、私も含めて、リスナーの多くが「エアチェック」(番組の中で、曲だけをカセットテープに録音する行為)が目的で番組を視聴していたからだと思われます。
さてさて、ニックロウですよ。
1970年代に活躍したイギリス出身のアーチストには、心の琴線に触れるようなメロディーを持つ良質のポップス楽曲を生み出した人たちが結構います。
そのルーツを探っていくと、おそらくはビートルズ(レノン・マッカートニー)へたどり着くのでしょう。
ハードロックまではいかないが、スローバラードやAORでもなく、きれいなメロディラインとコードの使い方が絶妙で、心に残るポップな洋楽。
無理やりジャンル分けをすると、「パワーポップ」というカテゴリーに分類されるらしいです。
そうか、俺が長年好きなのは「パワーポップ」だったんだ!と今更ながら納得。
ちなみにパワーポップの楽曲の特徴として、「ビッグヒットにはならず、英国チャートでも第10位くらいが最高位」というのがあります。
バンドのビジュアル面でも話題性に欠け、楽器プレイ面でも特筆するべきものがないので、セールス的には伸びないのでありましょう。
ただ、楽曲はホント良いのです。これこそ「GOOD SONG」の称号を差し上げたい。
WIKIPEDIA で「パワーポップ」を調べると、ニックロウの名前も出てきます。
他には、バッドフィンガー、ラズベリーズ(エリックカルメン)、プリテンダーズ、エルヴィスコステロ。
個人的にはELO(エレクトリックライトオーケストラ)も加えておきたいです。
棺桶に入れて欲しいカセットテープA面
( ソニーC-60 なので30分以内に収める必要あり)
1「嵐の恋」 バッドフィンガー
2「トークオブザタウン」 プリテンダーズ
3「恋するふたり」 ニックロウ
4「ロンドン行き最終列車」 ELO
5「ジャニュアリー」パイロット
6「フォックスオンザラン」 Sweet
7「Let’s Go」 The Cars
8「デイアフターデイ」 バッドフィンガー
(8曲目は途中でテープが切れるかも知れないが仕方ない)
B面はパワーポップ アメリカ編 にしよう。このカセットテープの編集が終わるまでは死ねませんわ。