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キャバレーを制服高校生が占拠した日

11月23日(土曜)に大阪十三(じゅうそう)のグランドサロン十三で、高校生バンドによる「昭和ヒット曲ライブ」がありました。

企画者の阪急阪神HD様から依頼を受けて関西軽音楽振興会が(というか私の好みで)バンドブッキングをしました。

 京阪神の高校軽音楽部では 顧問の指導で部員に昭和の楽曲を演奏させる、ということが結構あります。軽音楽部連盟主催の「昭和ヒットライブ」みたいな企画も定期的に実施されています。

 ですから、部活動の顧問の先生に声をかけて、出演バンドを集めるのに苦労はしなかったです。
 顧問の先生が関西軽音楽振興会の一般会員の場合は話も早かったですね。

 コンサートメニュー(午後2時開演 客席は満席です)
 グランドサロン十三オーナーの宮田様による司会進行です。

① 青い珊瑚礁(松田聖子) 大阪ビジネスフロンティア高校 
② 恋のフーガ(ザピーナッツ) 金剛高校
③ ああ無情(アンルイス) 日新高校 
④ 夢をあきらめないで(岡村孝子) 住吉商業高校 
⑤ タイムマシンにお願い(サディスティックミカバンド)桜宮高校
⑥ Get Back (The Beatles) 金剛高校
⑦ 狙い撃ち(山本リンダ) 芦間高校
⑧ ルパン3世2(アニメ主題歌) 日新高校
⑨ 雨上がりの夜空に(RCサクセション) 阿倍野高校
⑩ 京都慕情(渚ゆうこ) 金剛高校
⑪ 上を向いて歩こう(坂本 九) 全バンドボーカル


オーナーの宮田様(左)もノリノリ

未成年は出入りできないキャバレーを制服姿の高校生がジャックした光景はとても面白かったです。

午後2時スタートで1時間30分のコンサートはあっという間に終了。

 主催者の十三クロスの皆さんも、グランドサロン十三の店舗の皆さんも、高校生たちも顧問の先生も、満員御礼の地元の大人のお客様も、みんなニコニコしてました。

 やっぱり巨大ミラーボールが輝くキャバレーの舞台には昭和の曲がハマります。過剰なキラキラ感がもう昭和感満載。

大阪人が「十三」と聞いて連想するイメージはどんなものか。

 「夜の歓楽街」「オッサンが飲んで遊ぶとこ」こんな感じか。
「京橋」はビジネスパークの顔もあるし、「新今宮」はインバウンドの宿泊のメッカとなって新しいイメージができつつある。

 十三はーー 「ビジネス街」?「アート発信」?「若者が集う街」?
「インバウンドの人気スポット」?
 どうも これ といったキャッチフレーズに乏しい。
 
全ての阪急電車(神戸線、京都線、宝塚線)が必ず停車する乗換駅。

 若者にとっては乗り換えの駅であって、改札を出て遊ぶ街ではない。

  そこから脱出して、「十三」を天王寺や難波、梅田 に肩をならべるような「若者が惹きつけられる街」にしたいという気持ちで、十三クロスというムーヴメントがあるわけです。

微力ながらお手伝いできたことを嬉しく思っています。まさにこういうことをしたかったからNPO法人を立ち上げたんです。

  後日、ダイジェスト動画も公開されるそうですので、それを楽しみにしておくことにします。





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