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BANPAKUはBANGKOKに学ぶべし(続)

バンコクのリバーフロント地区のエンタメ観光が今すごく盛り上がってることをちょっと紹介したのですが、国をあげて観光業に取り組んでいるタイ政府の気合がはっきりとわかるものでしたし、まだまだこれから拡大発展の余地があるのがすごいなーと思いました。

 タイ政府は現在、Secondary City Visit  キャンペーンを推進しているらしいです。つまり、「首都バンコク以外の場所にも行ってみましょう」という宣伝ですね。

 大阪は地形的にも文化的にもバンコクと共通点がたくさんあります。
以下は私の勝手なイメージですので異論は認めます。

 チャオプラヤ川→ 淀川
 王宮(文化遺産) → 大阪城
 ムエタイ(格闘技) → 相撲
 マーブクロンセンター → なんばパークス、船場センタービル
 スクンビット(洗練された都会) → 梅田
 パッポン(歓楽街) → 十三、京橋
 カオサン通り(安宿) → 新今宮
 リバーフロント → USJ
 
 アジアからの観光客に大阪が人気がある、というのは何となくうなずけます。東京にくらべると大阪のほうがアジアの匂いが強いと思うからです。

 京都や神戸などの観光の拠点として「滞在する都市」としての大阪の潜在的魅力は大きいんじゃないかと感じるのです。

 数年前、万博会場が夢洲に決定した、というニュースを知ったとき、「お、これがきっかけで淀川周辺がにぎやかになるのかな」と思ったんだけど、「会場跡地はカジノリゾートになる予定」と聞いて心底がっかりしましたわ。

 いやまあ、カジノ施設もあってもいいんですけど、おっさんだけじゃなくて子供も奥様も若者も、誰でもが楽しめるようなエンタメ都市を創り上げるチャンスなのになー。
 
 私の夢構想

① 枚方から大阪港までの淀川のほとりに高級ホテルをバンバン建設する
 そして各ホテルの前に船着き場を整備して高速ボート「YODO EXPRESS」で結ぶ(高速ボートは10分間隔で運行)。

② クルーズ船観光を推進。大型クルーズ船でバイキング料理(寿司専門でOK)が楽しめるツアーを目玉にする。

③ USJ周辺にエンタメ相撲会場、劇団四季、吉本劇場、ナイトマーケット会場、サッカースタジアム、ロックコンサート会場を集結させる。

④ お祭り会場を作って、年中、日曜日ごとにだんじり祭りや天神祭りを開催する。もちろんサンデーマーケットとしても定着したらなおよし。

つまり、あらゆる年代層の人たちが淀川を移動してエンタメやグルメを楽しめる川を中心に据えたワールドを創るのです。

 南海トラフ地震の確率がーとかビビってたら何もできないんですが、夢洲を万博会場に指定するだけの勇気があるんだから、この地区を観光のメインスポットにするのに問題はないでしょう。

 とにかく淀川をもっと観光の拠点に据えて、船移動ルートを整備出来たら、大阪はバンコクとはまた違ったテイストの魅力あふれる都市になると思うのです。

 バンコクにできて大阪にできないことはないと思うのだけれど、たぶん日本の場合、いろんな法的規制があってそう簡単には動き出せないんだろうなあ、と思います。

 1970年の大阪万博をきっかけに北摂大阪は道路や地下鉄が整備されて大きく変貌しました(私は当時吹田市に住んでいたからその発展ぶりは身をもって体験しました)。

 今回の大阪万博は、大阪市が巨大エンタメ都市に変貌する一大チャンスだったのですが、どうも空振り三振に終わりそうで残念でなりません。

 吉村知事、いまからでも遅くない。君はバンコクへ行くべきですよ。



 
 
 

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