軽音楽部に朗報?入試WEB出願
令和7年度選抜(令和7年2月、3月実施)より、大阪府公立高等学校への出願と合格者発表、入学検定料・入学料の納付は、オンライン出願システムにより行います。
やっと府立高校入試のWeb出願が実現します。
アンタもう教職は引退したんだから関係ないだろ、と言われそうだが、入試の願書受付期間の3日間は、春休み中の校内のクラブ活動がモロに制限を受けるので 他人事ではないのです。
特に私が外部指導顧問を担当しているA高校は一棟式の校舎なので、入試出願受け付け期間中は「在校生徒は校舎内立ち入り禁止」になります。
一棟式だから校舎内でクラブ活動を行うと、願書を持ってきた中学生と本校生徒が校内で接触可能となり「受験生に不要な不安を与えたり、変な情報をしゃべったりするかもしれないから」というような理由らしい。
実際のところ、願書の提出期間は3日間あるのだが、初日の午後に各中学校ごとに固まって団体でやってくるので、初日の午後は受付業務は忙しくなるのですが、それ以外は開店休業状態なんですよ。
それでも校舎内は教員以外立ち入り禁止 になってしまうので、学年末考査が終わって実質的な春休みが始まり、春の大会やイベントに向けてガンガン部活動を展開したい矢先に「校舎内クラブ活動禁止」と言われてしまうのでした(グラウンドや体育館で練習する体育系クラブは影響を受けません)。
これまではーー
手渡しで提出された個人記録を、高校教員がパソコン入力して、それの入力ミスがないか原本と比べ合わせて何回もチェックしてーーという作業が延々と続きます。
「こんなの、初めからWEB出願させたら我々の余計な仕事が一気に減るよな」とぼやきながら作業をしてました。
合格発表もWEB上で行うらしいし、時代の流れといえばそれまでですが、現場の先生にとったらありがたいことだと思います。
卒業アルバムの業者さんにとったら、合格発表の際のシャッターチャンスが無くなってしまうのですけどね。
あとは、採点をマークシートセンター一括方式にするべきなんだがこれは大阪府では実現の道のりは程遠いようです。
プロ野球でもいまだに人間の主審がストライクボールの判定してますが、「公正厳格な判定」を本気で求めるならAI判定を導入したらいいじゃないですか。
「ミスは絶対起こしてはいけない」というプレッシャーを現場の教員に求めるなら 電磁的手段を活用する流れになるのは当たりまえです。
コロナ禍と働き方改革トレンドの2つの要因により、入試業務のスリム化が実現したことは喜ばしいこと。
まさかとは思うが「校内のWEB回線に影響があるかもしれないから電気を使用する部活動は3日間活動禁止」なんてことは言わないでくださいね。