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57年の時空を超えて Somebody to Love (Jefferson Airplane)

私が外部指導顧問を務めている大阪府立A高校の軽音楽部は、毎週月曜日が「ノークラブデー」となっており、部活動はお休みです。

 ノークラブデーというのは教員の働き方改革の一環で大阪府が数年前に提案した愚策の一つで「毎週1日は部活動をやらない日を設定しなければいけない」というものです。

 このまえの土曜は十三グランドサロンのライブ出演があったし、日曜日は大阪府立B高校軽音楽部さんと2校交流発表会を本校視聴覚室で実施して大いに盛り上がり、大変忙しい週末を過ごしたのでした。

 ですから、月曜日の部活動がオフ というルーティーンは部員にとっても良いことだ と思うことにしています。

 オフの日にA高校軽音楽部にとって大変嬉しい知らせが2件舞い込んできました。

ひとつめのGood News
12月25日に藤井寺市のパープルホールで開催される大阪府芸文祭ウィンターフェスティバルへの出場が決定しました。
 
今回の演奏楽曲は JEFFERSON AIRPLANE の 「Somebody to Love(あなただけを)」です。

パープルホールは舞台が広いので、大阪府芸文祭に出場できた際はダンスとかを取り入れてゴージャスな雰囲気のパフォーマンスを披露することが多いです(昨年は、ダンサー4名入れて 東京ブギウギ やりました)。

 「あなただけを」は1967年に日本でも大ヒットした洋楽曲。
 情念あふれ出るようなグレーススリックのボーカルとサイケデリックなギターサウンドが持ち味だから、ダンサーというのはまあ似合わないです。

 今回はバンドメンバーのみ6名ーー 予選のときのステージは広くはなかったからあれでよかったけど、今度は大ホールの舞台なのでーー。

 57年前のロックサウンドーーーどう演出したら令和の観客のハートに届くのだろうかーーーこれからゆっくり考えます(実はこの時が一番楽しいんです)。

 もうひとつのGood Newsは、軽音楽部連盟大阪が認定する「年度優秀クラブ」にA高校軽音楽部が選ばれたことです(今年度は2校が選出されました)。
 年間を通じて健全な活動を持続して、軽音楽部連盟主催の公式大会にも常時出場を果たしたクラブ(バンドに対してではなく)に贈られる賞です。

単発のバンドコンテストで優勝、とかよりも 部活動に対する賞なので部員全員で喜びを共有できます。

 そして、年度優秀クラブ賞を受賞したクラブは3月末の近畿大会(これも藤井寺パープルホール)の出演シード校になります。
 
 これで3月にも広い舞台で楽曲演奏ができることが決まったので、顧問としては、選曲とメンバー選定という楽しみがまたひとつ増えました。がんばってくれた現役部員に感謝です。

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