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KCAFL2021春季試合レポート〜7月11日関西学院大学vs関西大学

2021年春シーズン、気温30度を超える夏空の下、関西学院大学 FIGHTERSと関西大学 KAISERSの一戦が行われた。

第1Q残り6:17、なかなか前に進むことが出来ない関学大は、G前85ヤード4th ダウンで選択したパントで、関西大 LB #41 前野貴一(3年)にブロックを見舞われる。転がったボールを拾い上げた関西大 DL#96 木下翔太(3年)が、そのままエンドゾーンに駆け込んでTD。関西大が先制点をあげて0-7とする。

続く関学大の攻撃。G前75ヤードからRB#27 齋藤陸(4年)の二回の19ヤードランや、QB#15 鎌田陽大(2年)からWR#1 糸川幹人(3年)へのパス、QB#15 鎌田のランなどで60ヤード前進するも、TDには至らず最後はFGを選択。第2Q冒頭にK#16 永田祥太郎(4年)が30ヤードFGを危なげなく決めて3点を返し、3-7とした。

一方の関西大は、RB#1 前川真司(4年)とQB#10 濱口真行(3年)のラン、QB#10 濱口からWR#7 増南繁哉(3年)へのパスで敵陣に攻め込むと、QB#10 濱口からWR#17 渋谷大地(3年)への24ヤードパスでG前15ヤードへ。最後はQB#10 濱口からRB#5柳井竜太朗(3年)へのパスでTDを決めた。関西大はランとパスを織り交ぜ、このシリーズがG前99ヤードから始まったことを感じさせないようなオフェンスを見せた。3-14。

第3Q残り6:49、G前42ヤードからの攻撃権を得た関学大。QB#15 鎌田からボールを受けたRB#27 齋藤が39ヤード突き進みチャンスを作る。しかし、更なる前進は叶わず再びFGを選択。K#16 永田が36ヤードFGを成功させて3点を追加、6-14となった。

関西大はここで新人QB#3 須田啓太(1年)を投入。するとQB#3 須田はWR#7 増南へ51ヤードパスを通し、早々に魅せた。その後関西大はFGを選択するも失敗。追加点とはならなかった。

そろそろTDが欲しい関学大へ攻守交代かと思われた第3Q残り2:21。しかしここで雷鳴のため、両校監督協議の上、試合終了となった。

試合を終えて関学大の大村監督は、「アサイメントミスから失点に繋がった。ディフェンスは4年生が自信を持ってアジャスト出来ていない。オフェンスはもっとワイドユニットがコミュニケーションを取って、パスで攻められるようにしないと。ただ、普段の練習からチーム内でガチンコのスクリメージをしたり、春に多くの試合をしたりしているので、去年のこの時期よりはいい状態。」とコメントした。

第3Q途中での打ち切りではあるものの、6-14で関西大が勝利を収めた。秋シーズンでの両校の再戦により一層注目したい。

高田妃菜(Pump up 学生アメフト)

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