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10月17日(日)ゲームレポート
2021年10月17日王子スタジアムにて、Div.1 Bブロックの第二節が開催された。
■第一試合
関西学院大学 FIGHTERS(1勝0敗) vs
京都大学 GANGSTERS(0勝1敗)
昨年は新型コロナウイルスの影響でトーナメント制となり、対戦の機会がなかった両校。二年ぶりに伝統の関京戦が行われた。45-0で関西学院大が勝利した。
前半から関西学院大が強さを見せ付ける。第1Q、QBからトスを受けたRB#26 前田公昭(4年)が61ydを駆け、独走でTD。その後、RB#27 齋藤陸(4年)も51ydのランで一発TDを決めた。
第2QにもRB#27 齋藤、#26 前田がそれぞれTDを決め、31-0で前半を終える。
第3Q、京都大は二度の4th down ギャンブルを成功させてようやく敵陣深くまで攻め込んだものの、結果得点には繋げられず。
関西学院大は第4Qに、RB#28 池田唯人(2年)が20yd、47ydのTDランを魅せ、さらに14点を追加。RB三人でそれぞれ二本ずつTDをとった形となった。
関西学院大QB#15鎌田陽大(2年)は、TDパスこそなかったものの45ydのパスを決めるなど、強風を物ともせず、強肩ぶりを発揮した。ディフェンスでは、LB#41 海崎琢(2年)が余裕のあるプレーで存在感を示した。
試合を終えて関西学院大の大村監督は、「はじめの方のプレーでランがしっかり出たので、(風が強かったこともあり、)ランを多めにした。他が頼りないから、あれくらい走ってくれないと困る。今日はQB(京都大#17 泉)をどう止めるか、というところを考えてやってきたが、ある程度できたと思う。」と振り返った。次節については、「春は関西大に完全にやられていた。相手はみんなでかい。自分たちのプレーを遂行するために、二週間でファンダメンタルをしっかり強化して臨みたい。」と話した。
■第二試合
関西大学 KAISERS(1勝0敗) vs
同志社大学 WILD ROVER(0勝1敗)
第1Q、同志社大はQB#15 佐々木康成(1年)からTE#84 塚田圭一朗(3年)への13ydパスやWR#13 濱田健(3年)の22ydランなどで敵陣に攻め込むも、FGトライは失敗。先制点獲得には至らなかった。
続く第2Qで、関西大のランが出始める。RB#5 柳井竜太朗(3年)がピッチを受けて46ydのロングゲイン。一発TDとはならなかったが、RB#5 柳井のランを重ねエンドゾーンへ、7点をあげた。その後関西大は、LB#18 仲村優志(3年)のインターセプトでチャンスを作ると、RB#1 前川真司(4年)のランなどで前進。最後は再びRB#5 柳井のランで突っ込み、TDを決めた。
関西大は後半からQBを#12 須田啓太(1年)に変えると、ランとパスを織り交ぜながら攻撃を進める。OLの強力なプロテクションに守られながら、QB#12 須田がWR#7 増南繁哉(3年)へ19ydパスを通す。スクリーンパスを受けたRB#6 一針拓斗(3年)が35ydを走ってG前に迫ると、第4Qに入りRB#5 柳井がディフェンスを上手くかわしてTD。
同志社大もQB#12 石田徹也(3年)から、WR#85 丹澤久輝(4 年)へ30ydパスを決めると、さらにはエンドゾーン内にいたTE#88 平船新大(たいらぶねあらた 2年)に投げ込んでTDをもぎとった。しかしこれ以上得点することは出来ず、関西大がRB#6 一針の52ydの独走とRB#5 柳井のランでそれぞれTDを追加し、34-6で勝利を収めた。
関西大の磯和監督は試合後、「今日はミスなく勝って次に繋げたかったが、前半にたくさんミスをしてしまった。ファンブルが一番良くなかったかな。次はミスした時点で敗退だと思うので絶対ミスなしでやりたい。」とコメント。「春の関関戦は雷で途中終了となり記録的には勝ったが、選手は誰一人として勝てたという認識ではない。次節でしっかり戦って、勝敗をつけたい。誰もDiv.1 三位狙いで(全日本選手権)トーナメントに行こうとは思ってないので、今までやってきたことを全て出して勝ちたい。」と意気込んだ。
第二節を終えてBブロックは、関学大2勝、関西大2勝、京都大2敗、同志社大2敗。
次節は、10月30日に京都大と同志社大が、31日に関西学院大と関西大がそれぞれ対戦する。
記事:高田妃菜(KCAFLオフィシャル)