遠き西より北に思いを。
今回の記事はXで見かけた「#私がコンサドーレを応援する理由」について書こうかなと思ったものです。
提案されたのはNanaseさん。このポストで呼びかけをされています。
皆さんも如何です?
今日のホーム神戸戦、先制したものの追いつかれ、
その後は得点できず、失点を防ぎ1-1で終了しました。
とは言え久しぶりのゴールを見ましたし、
久しぶりの勝ち点を掴む事が出来ましたし、
久しぶりの「負け」と向き合わなくてよい週末を迎えました。
陰鬱とした日々から少し離れる事が出来たんじゃないかな?
さて私にとってのコンサドーレは「おらがまちの誇り」ではありません。
大阪生まれですんでね。
大阪で生まれ、小学生の頃は広島で過ごし、中学生の時に大阪に戻って来ました。
その十数年間、「プロスポーツチームが身近にある」土地で過ごしたんですよね。
広島にいた頃は私もカープの帽子被って学校行ってましたり、鉛筆や下敷きもカープのものを使ってましたね。
これは私だけではなくあの頃の同級生は殆どそんな感じでした。
大阪はその頃、鉄道会社がプロ野球チームを保有してました。
私の暮らした私鉄沿線もその会社のチームのポスターや試合経過を知らせる掲示板などがあちこちにあり、自然と親しんでいました。
もちろん大阪の大人気球団もあったのでそちらにも自然と詳しくなってましたね。毎日の様に報道をみたりすると、ね。
プロスポーツチームが浸透して、皆の共通の話題となる土地で育ったこと言えるかな?
そして社会に出て、30歳になる辺りで札幌に転勤となりました。
2000年の9月でしたね。
コンサドーレはJ2で岡田監督でエメルソンで播戸で、の頃。
「J1昇格」が近づいていて、街にも期待感が漂っていたように思います。
「またプロスポーツチームのある街で暮らせるんだな」と感じましたね。
そんな中で厚別での大分戦を見に行ったんですよ。
勝手がわからないから開場するよりもだいぶ早く。
ホームゴール裏はなんか怖かったからアウェイゴール裏側へ。
大分の青いユニ着てる人を数名見かけて「J2なのにここまで来るんだ」とか思ったり。
試合内容はよく覚えてません。勝ったことは覚えてますけど。
それよりも正面に観るホームゴール裏が強烈なだったなぁ。
そしてそこから通い詰めたのか、というとそうではありませんでした。
札幌での暮らしが全然うまくいかなくて。
結婚したけど離婚したり、メンタル病んだり、そのことで失業したり。
ロビンソン前で待ちぼうけ喰らったりw
なんかもうしんどいな、となった時にドームにコンサドーレの試合を観に行く機会がありました。
2002年の後半。もうダメな空気が漂ってたころですね。
試合はVゴール負け。
「上手くいかないのは自分と同じかな?」とか思いつつ見てた様な。
そんな風に見ていたからかJ2に降格してからの方が観戦回数が増えました。
大してうまく社会でやって行けてない自分と重ねてたのかな?
ちゃんと社会でやれてる人の方が多いでしょ。
「ロスタイム3失点」みたいなやらかし普通しないでしょ。
それもあってか嫌いにはなれなかったみたいですね。
レプユニ買ったりしましたもん。adidasのやつ。アレの1つ前のモデル。
でも結局、私自身が札幌で暮らすのが限界になり、強いコンサドーレを見ることのないまま、大阪に戻りました。
ホント辛かったし札幌という土地が憎かったんですよね。コンサドーレが無かったら今もそう思っている筈。
でも私が帰った場所が大阪だったのは札幌から逃げてもコンサドーレを好きなままでいられた理由としては大きいかも。
こちらに試合で来てくれましたしね。長居第二とか西京極とか。
J2のアウェイゴール裏なんて大して人も来ないので、よく見かける人を覚える様になります。
SNSも普及し始めてました。
そうした影響で顔見知りのサポの方が増え、共通の話題で盛り上がる事が出来る様になったんですよね。
多くの人と同じ試合を見て、同じ展開を追いかけて、同じ場面で一喜一憂するということが競技を見る楽しさなんだと思います。
大阪に戻り、より濃くコンサドーレを思う様になってもう何年になるんだろ?
その間にここまで劇的な試合をしたり、カップ戦の決勝まで行ったり、トップカテゴリーに何年も居続ける事が出来る様になるなんてね!
「長くやっていればいいことあるよ」なんて事を言ったりするかと思うんですが、それがコンサドーレを応援する理由なのかも。
これまでも「いいこと」は沢山あったんですけどもっと欲しいんですよね。
見る側なんでのは我儘ですんで。
ここで「勝てないし、降格しそうだしつまらないから応援辞める」なんて言ったりそう行動したりした後で何か成し遂げられちゃったりするのも悔しいじゃないですか!
なのでこれはこの先も見届けなきゃならないな!と思ってるんですよ!
ま、今日は負けなかったからそう言える気分なんですけどね!
結局こんな感じで1つ勝ったら喜んで、1つ負けたら愚痴をこぼし、1つ分けたら「ま、まぁ、ね!」とか言い聞かせたりしながら遠い西の街から北のクラブに思いを馳せて生きていくのでしょうね!
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