見出し画像

遠い将来、札幌に錦を

あっという間に12月も半ば。
「1年って早いなぁ」と思ってしまいます。

でも1年は長くもあります。
「また1年、待たなければならないのか」と思う1年もあります。

今日、私が見たのはこれからの長い1年へのスタートでした。


行って来ました。

画像1

広島広域公園。奥に見えるのはエディオンスタジアム。
ただ今日はここを登らず左に曲がって、

画像2

第一球技場に入りました。

こちらで開かれたのが

高円宮杯 JFA U-18 サッカープレミアリーグ 2019 プレーオフ

12/13(金)の1回戦、米子北高校戦を1-0で勝ち抜き、2回戦へと駒を進めた札幌U-18。
この試合に勝てば2015年以来のプレミアEAST昇格となります。

アカデミーの充実はそのままトップの充実にも繋がると思うんですね。
その為にはこの年代から全国レベルの戦いをして欲しいなと。

ただ、それが叶わないまま早数年。
あと1歩のところまでは行けるのですが。

今年もここまでは来ました。

画像3

アカデミーからプロに上った選手のユニが並びます。

画像4

今年のU-18メンバー

画像5

そして本日のメンバーです。

本日の相手は横浜F・マリノスユース

昨年Jユースカップ王者となったのですが、プレミア参入戦では敗退。
こちらも期するものがある筈です。

試合は開始早々に大ピンチ。
トップチームの様にGKからボールを回して行こうとしたところを突かれました。

私、今年のU-18を見るのは今回が初めてなのですが、普段もトップと同じ様なサッカーをしているのかは知りません。
でも影響は受けているのでしょうね。見る機会も多いでしょうし。

ただ危なかったのは事実。早速失点か!と焦ってしまいましたw

その後も優位に進める事が出来ない時間が続きます。

なかなか自由にやらせてもらえませんでしたね。

パスを受けて次の出してを探していたらもう後ろから足が伸びてきていたり、
パススピードが弱くカットされたり、
ドリブルで抜こうとしても簡単に奪われたり。

過去にアカデミーの試合を見た際も感じていたのですが、北海道では通じていた事が通じないって状況なのかも知れません。

相手の高さにも苦労していた感がありました。
CKから2回ほど相手の6番の選手に危ない場面を作られました。
この選手、身体はそう大きくはないのですがジャンプ力がかなりあり、頭一つ抜き出る様なイメージがありました。

前半終了間際の失点もCKからだったのですが、私も「6番に気を付けないとな」と思ってしまっていました。
そしたらスっと飛んできたのが12番の選手。
ピッタリ合わされ決められてしまいました。

後半に入ると札幌U-18にも流れが。
PKを与えてしまうも外してくれたりして「あるぞあるぞ!」と思えてしまう展開。

飛び出してきた相手GKを躱して絶好機を迎えたのですが、シュートはポストに跳ね返されてしまいました。

ただ最後までその流れを掴み切れないまま時間が過ぎ、タイムアップの笛を聞きました。

画像6

横浜F・マリノスユース 1-0 北海道コンサドーレ札幌U-18

横浜F・マリノスユースの皆様、プレミアEAST昇格おめでとうございます。

サポーターの方も多く訪れていました。
人の数だけでなく、横断幕の数、翻る旗の数、札幌を上回っていた様に見えました。

札幌サポの皆さんにももっとこの大会に関心持ってもらい、もっと多くの方に彼らの後押しをして欲しいなと思います。
でも遠いですからね。私も関西から広島だから行けたところもありますし。

画像7

画像8

プレミアEASTへの昇格は今年も叶わず、来年も北海道プリンスリーグで戦う事となりました。

画像9

挨拶を終え、一旦下がった選手達が再び我々の前に来てくれました。
辛かったと思います。
目標を掲げて1年ほど努力して来たのに叶えられなかったという現実を受け入れなければならないのですから。

我々は普段、「あー、ダメだったか。じゃあ次を試そう!」とか「トライ&エラーだよ、やってみればいいんだよ」とか結果に打ちのめされる事って少なくなりました。

なので悔しくて泣くなんて事が少なくなっちゃったんですよね。
悔しくても押し殺しちゃいますしね。

なのでこうやって感情を表に出せるその若さを羨ましく思ったりします。

画像10

画像11

画像12

で、ひとしきり泣いたらパっと笑顔になれるのもいいなと!

これから彼らは赤黒を脱いでそれぞれ次の道に進みます。

そしていつの日か再び赤黒を身に纏うかも知れませんね!

それは数年後という遠い未来かもしれませんが、札幌に錦を飾ってくれる日が来る事を願いたいと思います!

画像13

そんなキラキラした若さの輝きを見てから1時間ちょっとしか経っていないのにこっちに目を輝かせてしまうのもどうしたものかと思うのですがw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?