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370年目の小友町裸参り。

こんにちは。
本日の担当は裕美(嫁)です。
月曜日ですね。祝日ですね。おままごとや線路あそびで大盛り上がりの中、更新します。

今日までは寒い予報の遠野。明日から暖かくなるようで、ちょっとわくわくしています。春ってすごいですね。何かが始まりそうな予感がする。

ということで、記録的な(陽佑氏の体感では)寒さの中、先日土曜日は小友町裸参りでございました。

一往復目。この橋の上が難所とのこと(風びゅーびゅー)。

服を着こんでも寒かった。先週はずっと寒くて、裸参り前日は陽佑氏のテンションが明らかに低めでした。せっかく雪が解けたと思ったら、前日と当日でうっすら積もったり。うんと寒かったです。

17時頃から着替えて、神事を行って、いざ外へ。地区センターの外に出た瞬間、「あ、これおれ無理かも」と思ったそうです、陽佑氏。最後まで歩ける気がしなかったとのこと。

お着替えして、いざ。ここから3枚は陽佑氏の同級生にいただいた写真です。ありがたや。
「ようちゃん」と声を掛けられて、こっち向いたの図。
昨年の倍ちかくの男衆。見応えありました。一番下は小学2年生の男の子も!

水をかぶって、ダーッシュ!!というタイプではなく、厳かにゆっくりとじわじわとくるタイプの裸参りです。小友銀座をゆっくりと三往復。今年は例年よりもゆっくりめの歩みだったような。観ているほうは、あ、だれだれだ!とわかって、とてもよかったです。

そうそう、今年は観客の方々が多く、それも楽しかった。甘酒ふるまいのあたりにいたのですが、ご近所の方や遠野市内の方をはじめ、県内各地からや驚きの神奈川からという方もいらして。皆で鼻を赤くしながら、出場した男衆を見守りました。遠野ならではのキッチンカーの出店や、居酒屋おっともちゃんの営業もあり、美味しいものものがたくさん。

居酒屋おっともちゃんにて。ポップコーンやほうれん草しゅうまい、味噌田楽やひなまんじゅう。手作りのものもの、美味でした。
幻想的なバケツ氷の夢灯りも。基本的には、大五郎ペットボトルを2つくっつけて夢灯り。このバケツ氷は特別。

年男(巳年の人というわけではなく、厄年(前厄・本厄・後厄)の男衆)が、今年は計10名。ほかの方々と合わせて合計27名の参加は、近年では多くて見応えがありました。そのご家族も観に来ていて、それもまた楽しく。準備する人たちの大変さがありますが、370年も続いてきた伝統を、できればずっとつないでいきたいな、少しでも貢献できたらいいなと感じています。

準備するときのてんやわんや感もよいものですね。マダムたちにいろいろ教わることができて、冬の裸参りと夏の小友まつりは貴重な機会になっています。翌日ぐったり…というのも含めて、おまつりですねぇ。

遠野観光協会でツアーを組んでいただいたり、6年ぶりにとある米主さんにお会いできたり。五穀豊穣、家内安全、合格祈願。皆がそれぞれに思いながらの一日、よい日になりました。ありがとうございました。

埼玉からはるばる…! 田の草とり合宿や、小友まつりの手踊りにも出てくださった米主さんと。感謝。

最後に。直会(なおらい)前の、凍えている方々。豚汁をかっこんで、熱燗をくいーっといって、やっと落ち着きました。

みんな青白い。毎年出ている方に聞いても、今年はさむがったな。とのこと。

長文失礼しました。厄年の方、受験をする予定の方、じわじわくるタイプの裸参りを体験したい方。来年お待ちしております。

皆さんも、時にガツンと寒さに当って、春をなお楽しみにできる2月でありますように。ありがとうございました。


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