社内いじめにあった話③

酔いが覚めた後は地獄でした。飲み会の後も会社の人と別れるまでは記憶を無くした事がなかったので、全部夢だったのかな?と思っていたのですが布団の横に置いてあったK先輩の「鍵は郵便受けの中だよ」という手紙の優しさに1%位喜んで99%絶望しました。
「酔って記憶を無くすような奴は外で飲む資格がない」が私の口癖でした。掃除が全く出来てない部屋まで先輩方を送らせたこともショックでした。記憶が戻ってから一睡も出来ないまま出社しました。二日酔いで出社出来ないという事態だけは避けたかったからです。出社しないと誰かに迷惑がかかる仕事もありました。出勤途中上司と先輩に謝罪のLINEを送りました。上司から「会社で話そう」と返信がきて乗り過ごした品川駅のホームで少し泣きました。
会社に着いてすぐK先輩に謝りました。「大丈夫?私よりNさんに…」と言われたので上司に謝罪したら、「おう来たか、昨日迷惑かけた人全員に謝ってこい!」と言われたので、飲み会に出ていた人で席にいる人全員に謝って回りました。その後上司と個室で話して「反省してくれるならいい。というかそこまで落ち込まれたら困る」と言われました。その後は何とか仕事で取り返そうと必死でした。同時期に休職していたKちゃんが「大丈夫ですか?休んでいた分を取り返そうと必死なんですよね。わかりますよ。」と声をかけてくれたのに「全然大丈夫!」と強がってしまいました。大丈夫ではなかった。
そこまで他人に関心がないのに、好かれなくても嫌われないようにと計算して、皆に好き好き言って敵意がないことを理解してもらおうとしていたことを見透かされるような発言をしたのではないのか。もしかしたら他人を傷付けるような発言をしたのではないかと不安で仕方がありませんでした。嫌う程の情熱を抱いている人もいませんでしたが。私は当時社内に気になる男性がいました。彼女がいることは知っていたし、ちょっとしたお気に入りの人がいて毎日出社楽しい位の軽い感情だと思っていました。朝起きるのはくそ辛いし会社は行きたくなかったけどwでも私は彼の彼女が羨ましくて仕方ないとも思っていました。そんな彼女が「落ち着いた雰囲気でしっかりした人」であることを小耳に挟んでしまっていました。こんな思考がずっと続きます。そしてこの話もまだまだ続きます。

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