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ご褒美旅行day2-結婚記念日編-


こんばんは。還暦ゴルファーです。
沖縄にもようやく秋が訪れました。学生達は皆長袖を着て「寒い寒い」と連呼。授業をしていると暑いので、私だけがまだ半袖です。


さて、ご褒美旅行day2は、ふかふかの布団で寝覚めた37回目の結婚記念日の朝から始まります。電動のカーテンを開けると、外はヘッダーの様な霧。幻想的な朝です。

早朝散歩と思っていたのに、一面の霧なので、先に温泉に入る事にしました。

朝一番の温泉は贅沢ですね!

温泉への渡り廊下の天井に暖房


もう◯年も経つなんてと毎年毎年思っていますが、流石に37年は感慨深いものがあります。霧を見て、25周年の記念旅行で行ったウブドの朝を思い出しました。あの日から干支が一巡したのですね。

この12年で白髪も増え、大病もしました。
沖縄へ移住し、ゴルフも始めました。
予想もしていなかった事が沢山ありましたが、順調に思い出作りを重ねています。

良き事も悪しき事も、我が人生の思い出。
全て大切。全て私。

夕食の余韻でお腹がいっぱいで、予約していた時間に朝食を食べられそうもありません。電話を入れて変更をお願いしました。

実はリッツの朝食は和洋どちらの定食も7,800円もするとの事。「一度食べたからもういい」と息子はパス。日光駅近くで美味しそうなパンを朝食用にと購入していました。

私達は結婚記念日でもあるし「高過ぎる朝食として思い出に残そう!」と食べる事にしていました。主人は和食、私は洋食。

記念に食べたのに、和食の写真を撮り忘れる失態。このバカさ加減も思い出です。

それにしても、小さなお子様連れの方が多かった事。全く別の世界に生きている方々ですね。

一番美味しかったのはパン!笑

カウンターには牛乳を始め数種類のジュース、ヨーグルト、シリアル、プリンなどなどが食べ放題で置いてあります。

紅葉舞い散る庭を眺めながらの朝食は贅沢です。何もせずに食べる事だけを考えていれば良いなんて!最高のプレゼントですね。

正直、あまり美味しいとは思えなかったので「2回目は無い」という息子の評価に賛成です。口コミでは随分評価が高かったけれど、フルーツも瑞々しさを欠いていたし。

二人で15,600円もの朝食で始まる結婚記念日は、どんな一日になるのでしょうか。

霧も晴れて来たので、食事の後はそのまま散歩に出掛けます。声に振り返ると息子がベランダから手を振っています。可愛いですね。

互いに写真を撮り合う親子

リッツ・カールトン日光で過ごした贅沢でゆったりした時間は最高の思い出になりました。温泉の匂いも何もかも非日常の世界。

「五感で感じる旅」を満喫しました。


13時にチェックアウトをして、近くの中禅寺へと向かいます。ここは私のリクエスト。

子どもの頃から「西国三十三所巡礼」を2度結願けちがんし、3度目の途中で沖縄へ移住した還暦ゴルファー。観音様が大好きです。

こちらにある観音様は間近で御顔を拝む事が出来るそうなので、出掛けて行きました。駐車場のおばさんの所で拝観料を支払うのですが「今日はイベントがあるので無料です」との事。


皆で御線香を御供えして、お参りをさせて頂きます。優しく大らかな雰囲気の観音様。
山津波で湖に流されたのに、浮かんでいるのを発見されたとか。

こんなに繊細で表情豊かな指先。
美しい御姿です。

中禅寺湖に浮かんでいたエピソードから、困難や災事わざわいごとから守って下さると信仰を集めています。今の私達にピッタリですね。

お寺のHPから


お祈りをすませて外へでると、可愛らしい灯籠が。好きだなぁ。こういうの。

灯籠を支える天邪鬼



主人がトイレに行くというので、参道から逸れると「!!」「身代わりのこぶ」なる物を発見しました。正しく主人の大腸癌の姿。家族皆で撫でて、病気平癒を祈ります。

よくぞ素通りせずに発見出来た事…。

事前には何も知らなかったけど
何とタイムリーな!



直ぐ近くの湖畔に移動して、ゆっくりと中禅寺湖を眺めます。霊場として栄え女人禁制だった歴史があると知れば、観光地でありながら静謐な雰囲気を纏っている事も頷けます。

ここに観音様が…


いろは坂を降り、日光東照宮へと向かいます。
それぞれに参拝経験はありますが、家族揃ってというのは初めてです。3月に久能山東照宮に参拝した私は、奇しくも一年の内に2つの東照宮にお参りする事になりました。

沖縄に住んでいるのに!
何というご縁でしょうか。

「人の一生は重き荷を負いて遠き道を行くが如し。急ぐべからず。」有名な御遺訓の冒頭ですね。そうですね。のんびりと参りましょう。

車から ほんのり色づき始めた紅葉
緑→黄色→茶色


渋滞を回避する優秀なナビ能力を発揮して、サクサクと東照宮の駐車場へ。ここも外国人さんで一杯です。

歴史を感じます
有名な「見ざる・言わざる・聞かざる」

この下で外国人さん達が、同じポーズを取って写真を撮っていました。いいですね。

渋い!
落ち着いた陽明門

前回訪問時は修復直後で金ピカで眩しいくらいでしたが、7年の歳月を経て落ち着いた様に思います。この方が好きです。

そう言えば地元の姫路城も修復直後は、別名の「白鷺しらさぎ城」改め「白過ぎ城」と揶揄されていました。ある程度の落ち着きがないと、日本人にはしっくり来ませんね。

私は年齢分の落ち着きも身に付けてない様で、反省することしきり。歳を経る毎に短気になっている様な…。いかん、いかん。

眠り猫の下を通って家康公の墓所へ

こんなキツい階段をもう登る事はないだろうと
思っていたのに、奥宮への階段を三人で登る事になりました。「コレが最後」と気力体力を振り絞って登りました。

他の方もハアハア言って休憩しているのを見ると、改めて「普通の人と同じ事が出来るまでに回復したんだ」と嬉しさがこみ上げて来ました。喜んで登りましょう!

家康公墓所

息子が、ここ奥宮でしか買えないというお守りを私達二人に買ってくれました。私がここで二人の両親にお守りを買った話をしたからでしょうか。義母は亡くなるまで大切にしてくれていて、今は仏壇に置いてあります。

私達もこのタイミングで旅行に来られた事や息子の優しい気持ちを、お守りを見る度に思いだして、毎回温かい気持ちになれるのです。

嬉しいですね。

宝物館も見学して、今夜の宿へと向かいます。
鬼怒川沿いにある、料理が美味しいと評判のお宿です。

静かな川
お食事自慢のお宿の夕食

一つ一つ手間を掛けたお料理です。シャーベットやブルーベリーソースも手作りで、とても美味でした。

前日に引き続きお腹いっぱい食べて、お部屋に戻ればお布団が敷いてあって後は寝るだけ!

献立を考えなくて良い、調理しなくていいというだけで、主婦としては十分に嬉しいのに、何と有り難い事でしょう。

部屋の襖を開けたら、バーンとふかふかの布団が敷いてある光景が目に飛び込んで来るって最高ですね。

「あ〜、幸せだぁ!」と叫びたい気分。

翌日のゴルフへの期待感「内地だと100切れるんじゃない?」とか「どんなゴルフ場かなぁ」「どんな昼食かなぁ←食べる事ばっか!」とかで気持ちが高揚してしまいました。

ゴルフって前日からワクワクして、子どもの頃の遠足前日の気分です。北海道、仙台、山梨に続いて4回目となる栃木ゴルフは、どんな一日になるのでしょうか。

部屋で呑み直している男性陣を尻目に、一足先に眠りに就きます。37回目の結婚記念日は記憶に残る一日になり、還暦ゴルファーは夢の中へ。



長文を最後までお読みくださり、ありがとうございました。内地は秋も深まり、雪が降った所もあるとか。気温の変化が激しい季節です。
どうぞご自愛くださいね。




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