還暦ゴルファーの闘病記 「第4クール抗がん剤投入無事終了」
おはようございます。還暦ゴルファーです。
写真は談話室からの朝の様子。
昨日の6:20です。いつも朝日が昇る辺りの向こうの海までうっすらと見えます。
CTの結果も良好で、一番副作用がキツいポライビー(分子標的薬の抗がん剤なので、本来なら副作用が少ない筈。去年認可されたばかりの新薬で難治性や再発の悪性リンパ腫に、従来の標準治療にプラスして使用される)の量をもう1段階減らしてくれるそう。
私の様に「見える場所にだけ大きな腫瘍があって他の場所にはないのは、一見治り易そうに思われるけど経験上あまり予後が良くない」と以前話していたDR.。
ステージが小さい方が有利じゃないなんて…。
ま、全て治療が合う合わないは個体次第ですね。
そんな説明を受けて「ポライビーをプラスした抗がん剤治療でいく」と進めてきましたが、DR.も「シェーグレン(難病指定の免疫疾患。原因不明の悪性リンパ腫の中で、唯一原因として名前が挙がっている)の影響で、副作用の種類や強さがちょっと普通の人とは違っていますね」とのこと。
免疫系の病気って、本当に厄介です。
耳の下が痛くなって普段出ない唾液が異様に出るとか、普通ドライアイなのに2週間を過ぎた辺りから涙目になって鼻水が出て。
目尻がヒリヒリと痛くなるという謎の現象が出現します。正常化しようとしてるのかい?
細胞は細胞で、毒を入れられて戦っているのかと思うと本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
この年齢まで、毎日毎日働いて私を支えてくれたのにね〜。ありがとう♡
また何度でも再生して一緒に生きていこう!
癌細胞は再生しちゃダメだけど。
CTの結果が良かった事、ポライビーを減らして貰えた事で、少し気持ちを楽に治療を始める事が出来ました。
看護師さん達は皆、前回抗がん剤漏れがあった事を共有してて「見せて貰っていいですか」「触ってもいいですか」と確認して行きます。
事故調査委員みたいな人も前回来ていましたしね。結局挿入口から漏れた皮膚はジクジクと時々汁を出し、皮膚の下の部分にも固まりが。その先の血管内で漏れた所は外からの見た目は分からなくなりつつあるけど、皮膚の下の固まりは今まで通り。
小さい傷なのに、まだ時折焼ける様に痛むんですよね。こんなに強い毒の様な薬を血管を通じて全身の細胞を攻撃させる治療。
怖いです。抜けた髪はまた生えてくると聞いたけど、薄くなってシワシワになった皮膚も戻るのだろうか?ピリピリする指先足先は治るのに長期間掛かるとか。
ま、そんな事は二の次三の次の状況なのです。
今は命を賭けた闘いの真っ最中。
頑張れー!私の細胞たち。
前回何も食べられなくなった事を話したら、栄養士さんが手配されました。麺類や果物をリクエスト出来ると聞いていたので、その辺をお聞きしました。
一日一食だけ対応出来るそうで、夕食でお願いしました。その代わり、主菜と副菜は無くなります。
お昼に「ご飯、味噌汁、オレンジ、栄養ゼリー」が出て来た時には笑ってしまいました。
でも、そう言う事なんです。
食べられない物よりは果物とゼリーの方が良いんです。ご飯を半分お茶漬け海苔で食べて、オレンジとゼリー。少ないけれど「食べた」という感覚が残るのは大切ですね。
本当を言えば、皆病人なんだからあんなに沢山食べられる訳はなくて「美味しい物を少し」だけ提供してくれれば、食事の時間は格段に楽しくなって生きる力になるのに。
栄養価やカロリー計算が大切な事は分かりますが、皆残しているんじゃないでしょうか。。
もったいないですね。
今朝はどんよりと曇っています。
朝日は見えそうにもありません。
談話室まで「見つけた〜」と追っ掛けて来て検温を始めた看護師さんが「天気予報は雨って言ってましたよ」と教えてくれました。
還暦ゴルファーは病院ではTVもネットも見ないので情報弱者になります。
右端にゴルフ練習場のネットが。
左手の海が切れる辺りに我が家があります。
旦那さんはもう起きた頃でしょうか。
疲れているのに、毎日顔を見せてくれてありがとう♡家族の支えは有り難いですね。
生きるに値します。
治療が成功して、あとしばらくの間は私も旦那の支えでいられます様に!
最後までお読みくださり、ありがとうございました。楽しい週末をお過ごしください。