「中医学ではどのように精子の質を高めているのか」
精子の質が健康であるか否か、生殖に関わり、健康な精子の場合は妊娠しやすいですが、そうでなければ、妊娠しにくくなります。中医学では、精子の質があまり高くない方にとって、治療においていくつか素晴らしい選択があります。どのように精子の質を高めているのか、よく用いられている治療法を紹介いたします。
1.補腎填精:症状として、精液量が少なく、かつ精子の運動量が低く、死んだ精子も多いです。川続断、懐牛膝、黄柏、五味子、紫河車、党参、当帰、亀板などをよく投用され治療を行われています。
2.温腎化気:精液が水のように薄く、精子数が少なく、運動量も低く、そのうえ陽痿及び膝の怠さ、力が入らないという症状に加え、手足の冷えも訴える男性の不妊症に使われている治療法です。このような症状の場合は肉桂、炮附子、鹿角膠、山薬、枸杞子、当帰、熟地黄などを取り入れられています。
3.疎肝理気:精液の液体化が阻害され、精子の運動量も低下し、脳内の張りとめまい、舌苔が薄くあるいは黄色いという症状も見られる場合、芍薬(白)、女貞子、鬱金、熟地黄などが選択され治療します。
また、良質な蛋白質は精子の質を高め、精子の運動量を増加させ、性交渉あとの体力回復にも最適な食べ物とされ、生殖においては不可欠な栄養素の一つです。
このように、個々の症状、情況に合わせて治療法を選択することがおすすめします。