
空港にて日本語で近づいてくるタクシー運転手はヤバイ
韓国ポン引きのカンペイ(韓平)です
韓国では、観光中の移動手段としてタクシーを利用する際、一部でトラブルが報告されています。特に、正規のジャンボタクシーに似た「コールバン」と呼ばれる車両による被害が増えており、注意が必要です。例えば、最近の事件では、コールバンの運転手が日本人観光客を車に乗せて短距離を走行後、高額な料金を請求し、支払いを強要するというケースが報道されました。

韓国の正規のタクシーには以下の3種類があります。
1)オレンジや白やシルバーの車体色の「一般タクシー」

2)黒塗りの高級セダンタイプ「模範タクシー」

3)8人乗りのワゴン車両を使用した「ジャンボタクシー」

韓国旅行中、タクシーを利用する際には、特に注意が必要です。一部の輸送手段は外国人観光客にとって分かりにくい場合があり、予期せぬトラブルにつながることもあります。
1. 「コールバン」について
(1)韓国には、「コールバン」と呼ばれる大型荷物や重い荷物を運ぶ乗客向けの車両があります。「コールバン」の料金は、上記の①~③のタクシーとは異なり、乗客と運転手の話し合いで決まります。
一部の「コールバン」には、③の「ジャンボタクシー(大型タクシー)」に非常に似た外見を持つ車両があり、車体に「タクシー」や「VAN TAXI」の文字を記載したり、タクシーの表示灯やメーターを設置しているケースも見られます(通常、「コールバン」にはメーターは設置されていません)。
(2)その結果、「ジャンボタクシー(大型タクシー)」と誤解され、乗車後に高額な料金を請求されたという事例が報告されています(例:冒頭の約2キロで33万ウォン=約2万3千円)。「ジャンボタクシー」と「コールバン」を区別するには、車体側面に「JUMBO TAXI」と英語で書かれているかを確認し、乗車後に運転手の身分証明書がダッシュボードに掲示され、運転手本人と一致しているか確認する必要があります。
(3)さらに、「コールバン」の中には、ドア部分に「日本語(可能)」や「自動ドア」といった表示があり、日本人観光客をターゲットに営業しているケースも多いです。そのため、乗車前に十分確認することが重要です。
(4)ただし、夜間や暗い場所では区別が難しい場合があります。そのため、以下のような対策を講じることをおすすめします:
信頼できるタクシー会社の車両がある場合は、事前予約を検討する。
客引きする運転手は避け、タクシー乗り場や人通りの多い明るい場所でタクシーを利用する。
2. 違法タクシーについて
違法タクシーの中には、正規の車両を使いながらも偽の運転手が運行するものや、レンタカーを使用した「自家用コールタクシー」と呼ばれる非合法なタクシーも存在します。

(1)こうした違法タクシーの被害を未然に防ぐために、次の点を確認してください:
乗車前にナンバープレート上部の番号が30番台(通常のタクシーは30~39番)であることを確認する。
外観がタクシーに似ている場合でも、「TAXI」や「택시」の文字が記載されていないことが多い。
乗車後は、ダッシュボード上の運転手の身分証明書が運転手本人のものであるかを確認する。
(2)万が一違法タクシーを利用してしまうと、高額な料金を請求されるだけでなく、事故が発生した場合に保障を受けられないリスクもあります。違法タクシーに乗らないよう、常に注意することが大切です。
万が一違法タクシーに乗車してしまった場合
冷静に行動し、人通りの多い場所で早めに下車するようにしてください。また、「コールバン」などで不当な料金を請求された場合は、車両番号を控え、警察に相談することをおすすめします。
