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第2回寒波亭1103ゲートボールチーム戦結果考察レポート【遊戯王】
第二回寒波亭にお越しいただきありがとうございました!
今回は、ゲートボール環境をさらに盛り上げるべく運営ならではの考察をレポート記事にしてまとめてみました。
まずは今回の結果から
優勝
兎ラギア、兎ラギア、六武衆
準優勝
兎ラギア、暗黒界、デブリジャンド
3位
カラクリ、カラクリ、カラクリ
4位
兎ラギア、六武衆、兎ラギア
(※ デッキ名クリックでレシピに飛べます)
決勝トーナメントに進出したうちの5/12人が兎ラギアを使用
前週行われた第一回寒波亭個人戦
で優勝したTG代行天使は驚愕の0人という少し偏った結果となり、結果だけ見れば兎ラギアが非常に強かった環境と言えると思われます。
前評判では先行ドロー有りルールでは六武衆やカラクリが結果を残すのでは?というお話もちらほら伺っていましたが蓋を開けてみるとまさかの兎ラギア大暴れ
一体なぜ今回は兎ラギアがここまで非常に強力だったのでしょうか?
運営ならではの視点から2点理由を考察してみます!
1、次元幽閉の採用率
2、対ラギアサイドボードの傾向
1、次元幽閉の採用率
まず一つ目が次元幽閉の採用率です。
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兎ラギアというデッキは
六武の門+六武衆の結束
カラクリ商人壱七七+カラクリ解体新書
E・HEROエアーマン+ヒーローブラスト
暗黒界の門+暗黒界ギミック
神秘の代行者アース
ガジェット
など環境の他のデッキに存在するカード性能単体で簡単にアドバンテージを発生させるギミックが乏しいためライオウなどの対抗策で相手のアドバンテージに蓋をしながらその間にビートダウンで試合を決め切るデッキです。
それ故、次元幽閉などの除去カードは致命的ではないものの大きなテンポロスへと繋がり、ロングゲームで相手のアドバンテージに蓋をしきれず除去罠が追いつかなく大きな動きを通されてしまうことが負けパターンのうちの一つとなります。
そのため、直接的には有利にならないが間接的に有利になるカードというのが筆者の対兎ラギアにおいての次元幽閉の評価となっています。
そして次元幽閉の汎用性は罠環境である1103ゲートボールでは非常に高くこのカードの採用率は兎ラギアの勝率に大きく影響するものだと考えています。
ではそんな次元幽閉の採用率は今大会ではどうなっていたのでしょうか?
まずは全体デッキ分布36人中から兎ラギアを除いた29人のデッキを見てみます。
メインサイド共に次元幽閉が採用されているデッキは7/29人のみで約2割となっており今回の第二回寒波亭では兎ラギア以外のおよそ8割のデッキに次元幽閉が不採用となっていました。
これが今回兎ラギアが強力だったと推察される理由のうちの一つです。
2、対兎ラギアサイドボードの傾向
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次にサイドボードの傾向です。
対兎ラギアに対するサイドボードの方向性は
主に相手のモンスターを除去する、相手のバックに干渉するの二つになります。
「相手のモンスターを除去する」は前述した通りアドバンテージの乏しい兎ラギアにとっては非常に効果的で対兎ラギア除去カードとして一番代表的なものがスノーマンイーターです。
今大会でもスノーマンイーターの採用は12/36とサイドカードにも関わらず約1/3の採用率を誇り、スノーマンイーター以外でも、ライトロードハンターライコウ、異次元の女戦士、カオスポッド、などのモンスターを除去する裏守備モンスターの採用が多数見られ、その数は21/36と58%のサイドデッキから兎ラギアのモンスターを除去する手段を2~3枚採用するという動きが見られました。
これは兎ラギアにとって向かい風たる要因になると思われますが果たして本当にそうでしょうか?
逆に兎ラギア目線で考察してみます。
兎ラギアを使う上でサイドチェンジ後の2,3戦目でまず第一に考えるのがサイドから投入されてくるであろう除去裏守備モンスターの対策です。
対策としては
禁じられた聖杯
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抹殺の使徒
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N・グランモール
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スキルドレイン
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などが候補にあげられ、今回兎ラギアを使用された7人のうち禁じられた聖杯4人、スキルドレイン3人と全ての兎ラギア使用者が裏守備対策を複数枚投入していました。
さらにN・グランモールや抹殺の使徒など追加の対抗策が多く見られ合計すると平均3~4枚の対策が投入されており、平均2~3枚の除去モンスターでの対策に対しそれを上回る枚数での対策の対策が練られていて
「相手のモンスターを除去する」というサイドボーディングではそれを抑制した兎ラギアに軍配が上がったと言えます。
続いて「相手のバックに干渉する」という方向性を考えてみます。
基本的にレベル4モンスターで展開する兎ラギアはランク4エクシーズのプール上、大きく展開された返しのターンで大型モンスターを能動的に処理することは難しいデッキです。
それ故バックである罠に干渉することで妨害を止め、大きく展開することでそのままモンスターサイズでワンサイドゲームにすることが非常に効果的です。
代表的なカードは
王宮のお触れ
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トラップスタン
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邪神の大災害
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などがあり
上記のバック干渉のサイドカードの今大会での採用率に注目してみました。
(ドッペルゲンガーはバック干渉ですが、前述した除去モンスター対策で無効化されるため除きます。)
王宮のお触れ、トラップスタン、邪神の大災害など一枚で複数の罠に効果的なカードをサイドから採用しているデッキは兎ラギア以外で13/29で44%で約4割と今大会ではやや少数派でした。
つまり、この結果をまとめると
およそ6割が兎ラギア対策としてサイドボードを除去モンスターに頼っていて、それを禁じられた聖杯、スキルドレイン、抹殺の使徒などを駆使したラギアが2,3戦目共に相性不利を覆させなかったことが決勝トナメ分布シェア1位を獲得し結果を残した理由だと運営ならではの数字的視点から考察してみました!
最後に
簡単な軽めの考察となりましたがデッキ分布を使用した今回の考察レポートはいかがでしたでしょうか。
(※ 第三回寒波亭の会場が鶴見公会堂第二会議室へ変更になったので参加される方はご注意下さい。)
今大会の結果が1月10日に行われる第三回寒波亭個人戦に一体どう影響してくるのか!?
次回もまたデッキ分布、サイドボードなどまた新たな結果を踏まえて軽く考察したいと思っておりますのでぜひお楽しみください!
以下宣伝になります。
第一回、二回共にこちらのチャンネルで動画公開しております。
興味のある方はぜひご覧ください!
次回以降の大会予定
第4回寒波亭@2013年3月制限
こちらもまだまだ参加者募集中なので興味のある方はぜひご参加ください!