見出し画像

ラーメン二郎を2日で5杯食べた。

ラーメン二郎ってご存じですか??
僕は所謂「二郎系ラーメン」が大好きです。
知らない方ように画像を添付しておきます。

どうですか。
「美味しそう」と「量が多い」という感想が天秤で揺れた結果「量が多い」が勝つでしょ?

そうなんです。もちろん味が好きなのですが、それと同じくらい大体1000円未満で満腹になれるコスパにも取りつかれています。
事実取りつかれた結果、Twitterのヘッダーは大学の近くにあった二郎インスパイアのラーメンです。(店名 「これが好きだから」)

こんなにも二郎系が大好きな僕でも食べた直後は
「この世から二郎という概念を断つ」と意気込むくらい嫌になります。
それくらい満腹になります。
体調が悪くなるほどはありませんが、ただただ動きが鈍くなるといった副作用があります。

でも家に帰るころにはインスタで二郎の画像とか見漁って、次はどこに行こうかとか考えます。
酒もたばこも一切手を出さない分、その欲が二郎に向いています。(あと性欲もございます。)

そんな二郎系を3日で6杯(2日で5杯)食べるといった
医者にバレたら確実に雷を落とされるようなチャレンジをしたことがあります。
それは大学4年生の2月。
もう少しで社会人になろうかというタイミングで、僕が愛する関西屈指の二郎インスパイア「ラーメン荘」がとんでもない企画を立ち上げたのです!!
「期間内にラーメン荘6件回ったらTシャツプレゼント」
パチンコと同じくらい大学生活を彩ってくれたラーメン荘が僕の卒業間近にこんな卒業祝いプロジェクトを用意してくれるとは・・・
涙マシマシだぜ!!と叫び、こちらの企画に参加をすることを即決。
一緒に旅をしてくれるのはリョウという親友!!
以前投稿したキャバ嬢にブチ切れされた話にも登場する
失恋したからキャバクラに行ったらバチギレされた話|佐野寛|note
僕の人生を語る上で無視できない彼をお供にラーメン荘を6件も回る旅に出ることになったのだ。

しかし!

大学4年生の春休みって案外忙しい!!
社会人を目前に控えていることで何かに追われるように遊ぶし
その遊びのためにバイトもしなければならない!!
二郎を食べるということは、食後12時間は口から毒ガスをまき散らすことになるため次の日も対人しないスケジュールを組む必要がある・・・
ということでなんと僕とリョウがこの企画に挑戦できるのが2日しかないことが発覚した!!!
しかも!!
この企画の難点はもう一つ!!
最後は京都にある「Yume Wo Katare」で締めなければならないことだ!!!
ラーメン荘は兵庫、大阪、京都に分布されており
今回の企画はそのうちの6店舗を回ればいいのだが
最後の6店舗目は京都の「Yume Wo Katare」で締めないとTシャツがもらえない!!!!
これはかなり厳しい。
というのもこの「Yume Wo Katare」がほかの店舗と少し離れたところに位置しているため2日というスケジュールでは回り切れないのだ!!

まあラーメン荘側からすれば2日で6件回りきろうとする挑戦者が現れるなんてバグが発生するとは毛頭考えてもなかったことだろうが・・・

ということでまずは兵庫県からスタート。
午前11時。
「これが好きだから」
ここは大学時代に数えきれないくらい行ったし、
なによりも佐野人生初の二郎系はこの「これが好きだから」略称「これ好き」なのである!
東京に来てもまだ「これ好き」を超えるラーメンに出会ってない・・・
それくらい僕の人生のバイブルとなる店からこの旅をスタートすることに!!
生卵とネギをトッピングして野菜とにんにくマシマシ!!!
このあと5件控えていることなど考えられなくなるくらいこれ好きの匂いは強烈!!
脳の制御機能が麻痺してしまうほどに!

ってことでなんなくこれ好きをクリア!!
当然満腹を超える満腹!!
さっさと寝たいという睡眠欲を堪えて大阪行きの電車に乗車!

ここから夜までは移動と時間つぶしを余技なくされることに。
というのも、二郎系の多くは営業時間が11時~15時。17時.18時~23時といった
ランチとディナーに分けて営業している。
ここが非常に難点!!ミドルタイムに1杯消化しておきたいのに!!

そしてさらに追い打ちをかけるように!!
待ち時間にはコナンの映画(怪盗キッドを特集する映画がやってました)を見ながらキャラメルポップコーンを食べてしまうという失態を犯してしまう佐野!!(どうしようもない男だ)

絶好の空腹チャンスを不意にして向かったのが「歴史を刻め」
旨い。
ますます悔やまれるキャラメルポップコーン。
こいつさえ食わなければ・・・もっと旨かったのに・・・

そして食い終わったらすぐに移動して「おもしろい方へ」に到着!!

ご存じの方もいらっしゃるでしょうが、二郎系は行列ができることでお馴染みなので移動してもなお並ぶ時間が存在する。

結局すべてを食べきったのは24時を回ったころだった。

そして次の日に控えた京都編に備えて大阪市内まで戻って個室ビデオにて宿泊。
個室ビデオって電気を消すと本当に真っ暗になるから朝になっても永遠に眠気が取れないという、身体が如何に「光」を基準に生活を組み立てているかを学んだりもした。

翌朝、起きてすぐに向かったのは「地球規模で考えろ 伏見本店」
自分でも怖かった。
昨日あんなにも大量の二郎を摂取したのに・・・
もう食べたい・・・
脳がやられたのか??胃がやられたのか・・・??

夜に「夢を語れ 一乗寺」


を食べたとき。血の気が引いた。

そう・・・

冒頭にも記しましたが、スケジュール的に今夜中に旅の最後を締めくくる「Yume Wo Katare」で食事をすることが困難であることに・・・
リョウはその日の間に滋賀県まで帰る必要があったことを失念していた!!
クソ!!!

もう僕らが2人とも京都まで来て二郎を食える日は残されていなかった・
「さのかん、Yume Wo Katareに一人で食べに行っていいよ・・・」
リョウがそんな言葉を吐いた刹那、佐野の平手打ちが炸裂した。
「2人でゴールしなきゃ!!意味ねえだろ!!」

リョウは泣いていた。
もちろん。
もちろん僕も泣いていた。

殴られて痛かったからではない。
お腹がいっぱいだったからではない。

2人の友情に。
2人とも泣いたのだ!!!

2人で行ける日を探した。
リョウがとんでもない金欠でバイト三昧且つ、早めに実家に帰ってしまうため、スケジュールを犠牲にするのは僕の役目。
そしてリョウから提示された日程は・・・

僕がゼミの女の子と・・・ごはんに行く日の昼間であった・・・


僕は悩んだ。大学生最後の春休みに、ゼミのかわいい子とごはんに行く。
そんな他の人から聞いたら「絶対エロいこと起きる」と連想するようなイベント。

事実、僕の先輩は大学卒業間近に同じ部活のメンバーでキャンプに行き
「お互いに今日起きたことは忘れる」という都市伝説のような約束をしてあんなことやこんなことをしたという話を聞いた。(先輩は覚えてるやんけw)

そんなわくわくするようなイベントの日に・・・二郎を食うなんて・・・

結果的に僕は・・・

友情を取った。

ゼミの女の子とごはんに行く6時間前に
リョウと京都に集合し
Yume Wo Katareで「にんにくマシ」で!!!と叫び
見事Tシャツをゲット

この後女の子と会うのに・・・という複雑な心境が露見される引きつった表情。

実際にこの後の食事会はフワッと終わった。

そして卒業式用に買ったスーツがはち切れそうになるくらいに身体が膨張し
今の佐野のぽっちゃり具合の礎となる旅は幕を閉じたのである。

長文失礼したしました。

いいなと思ったら応援しよう!

佐野寛
みなさんからのサポートで自分磨いて幸せ掴むぞ♪