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久しぶりにキレちまったよ

みなさんこんにちは。
かなり暑い日々が続いてますね。
私、佐野寛は相も変わらず日々夜勤に勤しんでおります。

夜勤をしていると帰り道が物凄く暑いです。

日勤の人にとっては帰り道って涼しいイメージだと思うんですよ。
でも夏の夜勤の帰り道ってもうめちゃくちゃ暑いんです。

汗だくになりながら家に帰ります。家に着いてエアコンをつけて、部屋の温度が落ち着くまで、夜勤の人間の心が休まることはありません。
しんどい限りです。

しかし、そんな夜勤の人間の唯一無二の娯楽が、そう。

昼間に寝腐れることです。
これは本当に幸せです。皆さんで言うところの「昼寝の幸福」がエブリデイ存在するわけです。これはなかなか中毒性があります。

逆に言うとこの昼寝を邪魔されるようなことがあれば夜勤をしているメリットがまるでありません。

今日はそんな話です。


7月の最終週。学生が夏休みに突入したことをきっかけに私のバイト先(ネットカフェ)も盛り上がりをみせるようになりました。

故に今までは休息を取りながらこなせていたバイトも、退勤する瞬間まで働き詰めの日も珍しくありませんでした。

でもそんな日も決して悲観的にはなりません。

(これだけ疲れたら、寝るのが楽しみだ)

と考えてしまうほど、私は夜勤のあとの睡眠が好きなのです。

その日は酷暑の中、身体中の水分を地面に垂らしながら部屋に着き、

貯金残高とは見合わない温度(25度)にエアコンを設定し部屋を冷蔵庫状態に。
汗を冷ためのシャワーで洗い流し身体はおやすみモード(ケータイか!w)

厳選したラジオを聞きながら寝る。ここでのこだわりはもう既に聞いたことがあるラジオであること。
内容というより安心感が重要視される。面白すぎると脳が働いてしまう。
ここにも佐野がいかにこの睡眠に命を懸けているかが伺える。

この日はちょうどいい疲労だったのだろう。
体感では目を閉じて1秒もたたないうちに眠りに入った。


ピンポーン!!!


びっくりした。睡眠中のインターホンほど心臓に悪いものはない。時計に目をやると朝の10時半。
大体1時間くらい寝たのか。
もちろんまだまだ眠い。
しかし起きてしまったし、なにより訪問者への対応が必要だ。
この場合の訪問者として考えられるのは宅配業者、大家さん、そして・・・

「はい。」
インターホンの受話器越しに返事をすると

「あ、佐野様!建物の工事が終わりましたので1,2分ほど説明を・・・」

そう。この場合は大体がWi-Fi業者の勧誘である。
しかし、いつもなら

「ネット回線の工事に伴いまして・・・」という文言があるのだが今回はその部分がなかった。
故に寝ぼけている佐野は本当にマンションに関する説明(エレベーターなど)だと思い、対応を許可してしまったのだ。

玄関を開けて業者の首にかかっている業者名を見て落胆する。

(うわ・・勧誘だ・・・)

「時間ないんで、1.2分で終わるんですよね?」

1,2分で終わるという約束を再確認した。

「もちろんです」

業者は確かにそういったのでまあ騙された自分にも罪はあるという認識で話を聞くことにした。

建物周りの工事が終わったこと、ネット回線の速度が速くなったこと、そして今使っている回線から乗り換えてもらうこと(工事なし)

をすらすらと述べてきた。

2分が過ぎたあたりで
「あ、もういいですか?乗り換えるつもりないんで」

と言ったところ。

「ネットの速度が指数で分かる方法があるんですけどとりあえずそれだけでもやりますか」

と言われた。

会話を成立させないことが必勝法なのだろう。まあよくある手段だ。文脈を無視して圧でとりあえず話を進めていく。

しかし私はその先を行く。現在契約している業者さんにすでにネット回線の速さの測定の仕方を教わっていたのだ。

「あ、もうそれ知ってるんで、あと速度に文句もないんで」

もうこれで引くだろう。そう思った私が愚かだった。

「いやでも測った方いいですよ?」

話の通じないやつにはもうこちらも通じないやつでいくしかない。

「・・・・帰ってください。親の会社で契約してるんで・・・」

これは一撃必殺ワードである。このワードを言うと必ず勧誘業者は退散する。きっと親子の絆の眩しさに耐え切れなくなるのだろう。

しかしこの若者業者は異なった。

「いやとりあえず測りましょうよw」

なんだこいつ!!!ネット回線速度測定中毒!!!

「いや・・・測りません・・・2分過ぎてますよ?」

最後の切り札だった。2分の約束を破っていることを突き付けたのだ。しかし。

「いや測って頂いて、そしたらこちらに乗り換えてもらった方が速度速くなるんで・・・」

凄い!!!話が通じない!!!!そしてなんか俺が迷惑な客みたいになってる?!?!

もうあのセリフを出すしかなかった。

「警察呼びますね?」

最終手段だった。できればこんなにも強い言葉を使う前に帰って欲しかった。
こんな言葉を使うと自分のメンタルも削られる。できれば和やかな雰囲気でお別れしたかった。

「へ?どうしてですか??」

業者の口角は明らかに煽るように上がっていた。
きっと職業柄、警察というワードを幾度となく出されてきたのだろう。
そしてそのワードに対する切り返し方、ディフェンス方法も心得ているのだろう。

「いや、帰ってくれませんし、ドアも足でロックされてますし・・・」

業者は私がドアを閉められないようにドアを足で固定していた。

「いや・・・それは・・・佐野さんが手でドアを触っていたので・・・」

支離滅裂も来るところまで来た。

「じゃあ、帰ってくださいね。」

そう伝えると

「いや、帰りますけど、全然警察呼んでもいいすけどね??」

最後の最後までどうしようもなく腹が立つ野郎だ。

ドアを閉めて鍵をかける。

かなり腹が立ったが、まあとりあえず寝よう。

そう思ったのだが・・・・



寝れない!!!!


あんなに腹が立つ人間と議論を交わしてしまったことによってアドレナリンが枯渇してしまうほどに溢れ出ている。

結果的に私は眠りにつくことができず

次の日も夜勤で・・・眠くて仕方なくて・・・

その日以降、本当に体調がずっと悪いです。
首とかすごい痛いし、目の上も鈍く違和感があります。

全てはあの業者の強引な勧誘のせいです。

訪問勧誘のみなさん。

どうせ断られるのに、
成功したところでそれは人を騙す行為に近いのに。(私のもとに来る方は)

しまいには他人の健康に害を与える。
そんな仕事をしていて胸を張れますか??

その金で食った飯は美味しいですか??

引き際を心得てください。

よろしくお願いします。







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佐野寛
みなさんからのサポートで自分磨いて幸せ掴むぞ♪