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美しい文章


天才ぶって薔薇を
緑で塗ってみました。

キャベツやないかあ。

それはさておき
今日も引き続きわたしセレクションの美しい文章の話です。

小説は書き出しが肝やと言いますが、
わたしが印象に残っている書き出し。

辻斬りのように男遊びをしたいな、と思った。

桜庭一樹さんの
少女七竃と七人の可哀想な大人
です。

 川端康成様の雪国を読んだ以来の
文章を読んで
綺麗だなあ
という感想を抱いた本です。

主人公が絶世の美少女とゆ事やったので
感情移入出来るかあ!
と思っていましたが

わたしが印象に残ったのは
主人公の母親の生き方です。

「五月雨のような」の章が特に良かったです。

内容は、やっている事といえばゲスいのに。
それをこんなに美しく切なく書けるか!
と。
何度も読み返しました。

からっぽだ、からっぽになるのだ。
立ち止まるな。けして。
特定の誰かの事など、けして考えるな。

欲しいものだけは手に入らなくて
自暴自棄になってしまう事が
誰しもあるんではないでしょうか。

ないか。

わたしの恥の多い人生も
桜庭一樹先生に書いてもらえば
美しく語る事が出来るでしょうか。

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