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白夜行

おすすめドラマを聞かれて、白夜行と答えました。
なぜそんなに感動したか、白夜行の何が良いのか、その時語りきれなかった事をここに記します 。今日のわたしはアツい! 笑

おすすめは、小説で読んでからのドラマ。
東野圭吾さんの小説は結構読んでるんですが、犯罪理由がいつも献身的。
容疑者Xの献身に限らず、容疑者全員献身的。中でも白夜行は最高クラスに献身的。
小説はサスペンス寄りな印象。雪穂、亮司の関わりとか心理描写がほとんどないです。
だからドラマがその裏側って感じでした。
ドラマは泣いた! 開始1分プロローグで号泣 笑

俺達の上に太陽などなかった。いつも夜。
だけど暗くはなかった。太陽に代わるものがあったから。              亮司

夜を昼だと思って生きる事が出来た。明るくはないけれど、歩くには充分だった。   雪穂


あなたは俺の太陽だった。まがいものの太陽だった。だけど明日へ上ることを止めない、俺のたった1つの希望だった。       亮司

あなたは私の太陽だった。偽物の太陽だった。だけどその身を焦がし、道を照らす私のたった1つの光だった。           雪穂

はい、ここでもう号泣。偽物、まがいものの太陽とわかっていてもね。うん。


傷付けてやろうと思った。守りたいと思った時と同じ強さで。            亮司

俺しかいないって言ったじゃない。死んだって、俺がいるってこと忘れないって言ったじゃない。人にこんなことさせといて、こんな話ありえないだろ。            亮司



正当化するつもりはないですが、秘密とか罪の共有だったり、公に出来ない関係てやっぱり特別な結びつきになりえるように思います。
世の中に背くような事だって、2人でだから出来るみたいな。共犯関係。
普通には発生しない絆。共依存。
たまに普通の関係に憧れて、全部投げ出して終わりにしたくなるけど、共犯関係だからなかなか難しい。裏切れないとか考えちゃう。

でも色々犠牲にして成り立っている関係なので不公平だとか、どちらかか感じるようになってしまったら脆い。
見返りは求めないと、決めててもやっぱり難しいですよね。
相手にも同じだけの犠牲を求めてしまう。
辛いし、もはや憎い。
それでもその時は
たった1つの光で、太陽なのです。

そんな経験がある人には刺さるはず白夜行


あとドラマの主題歌がまためちゃくちゃ良いです。
柴崎コウの影。
絶望感虚無感はんぱない。

悲しみ持つことはそう、僕の残る僅かな強さ
君の幻見る 1人など怖くない
君が幸せ掴むように、偽日になり祈ろう

くぅ。

そうそう所詮偽日なのです。


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