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東京行ってきました②

魅惑の東京公演、なんとか新幹線の切符を手に入れたわけですが・・・

さあ、どえらい久しぶりの新大阪駅です!!3月24日は金曜日だったせいか、サラリーマン、でかいキャリーを持った海外からの旅行客、国内旅行の家族連れなど、人がみちみちとしています!なんというか、今からどこかへ向かおうとしている人はどこか風のような勢いをお持ちですからね。新大阪駅中に風が吹き荒れているかのようです!さあ、私も風のように東京に向かいましょう!!

ちょっと待て・・・!演劇祭の主催者に、なにか土産物を持参すべきでは・・・?そこで、「おもしろい恋人」をゲット!!これを持っていって、おもしろい人と思われようじゃない!?

さあ、このあたりから、自分のテンションが爆上がりしてきました。やだ・・・東京行っちゃう??今から?今からあ??!!!自分で自分がやばい。このテンションの高さ、やっばい。やばいけど、超楽しい!!

さあ、やばいテンションのまま、こだまに乗り込みます。なぜこだまか?それは、のぞみにするより2000円安かったからです!時間に追われるビジネスパーソンは2000円で時間を買うんでしょうけどね、ほら、そこまで追われてないから。みんながみんな時間に追われてるわけじゃないから!

たった10分で京都につきました!はええ。超はええ。そしてあっという間に米原!岐阜!名古屋!もう、名古屋と言えば、異国ですね。名古屋国。滋賀まではギリギリ関西ですが、ここから先は、異国。異国情緒を味わっているうちに、左手に浜名湖が!!ここまで来たか・・・。しかしなんでか、富士山だけは見逃しました!なんでや!「ここにもイオンモールあるう~」とかいらんもん見てたくせに、なんで富士山見逃すか!!

そんなこんなで、4時間かけて、まもなく東京駅・・・。新幹線も減速を始めました。まもなくや・・・と思いながら窓の外を見ていると、ビルに「阪急」の文字が。阪急??・・・阪急??!!!ああ、東京駅についた!扉が開きます!なんか、頭がパニックになっていますが、とりあえず降りよう!さあ、東京につきました!(後から調べると、「阪急メンズ東京」という百貨店が有楽町にあるのですね。ちくしょう、阪急め・・・。味なことを・・・。)

さて、本日はさっそく劇場で場当たり&ゲネがあります!場当たりと言うのは、照明や音響のきっかけを実際やってみるというものですね。ちなみにですが、この場当たりを丁寧にやりすぎるとあっと言う間に時間が無くなるという恐ろしいものなので、大事なとこ以外はこだわらないことが大切です。

さて、東京駅で出演者の一人・緑ファンタさんと合流し、劇場のある新宿に向かいます!


緑ファンタさん。音楽もやってはって、今回劇中で歌われる歌はすべてファンタさんの作ったものです!

「昔東京に仕事でよく来ていたので、わかると思います~」とおっしゃるファンタさんの後について、なんか電車に乗り、あっと言う間に新宿につきました!


途中で東京ばな奈発見!必要以上に逆光で暗い。

しかし問題はここからでした・・・。新宿は広い。いったいどこに劇場があるというのか。地図は東口を出よ、と指していますが、出たところですぐ見つかるわけではない・・・。ファンタさんも、「ここからはわからないです~」とおっしゃいます。

大丈夫!こういう時は地下を行くのが良策だと、大阪に住んでいる私は知っているのです!なんだったら、地下の方が行きたい場所への矢印がいたるところに出てるので、わかりやすいんですよね。

全然わかりませんでした・・・。新宿、なめてた・・・。

とりあえずこっちやろうという方に足を進めてみます。おや、生花の自動販売機が!花を自販機で売るとは、さすが東京・・・。いや、そうではなく、右か・・・?この階段を下っていいのか・・・?人はみなあちらに流れているが、こちらでいいのか・・・?

などと適当に歩いているうちに、「新宿サブナード」という地下街が出てきました。両サイドに若い女の子向けのお店が勢いよく立ち並びます。しかししばらく歩いているうちに、社交ダンスのドレスを売っている店、あやしい手芸店、空き店舗などが見え始め、若者は姿を消しました。この感じ、知ってる・・・。

なんなんタウンやな・・・。

(注・なんなんタウン・・・大阪の難波にある地下街。駅から近いところは勢いがいいが、中に分け入っていくとだんだんマイナーな店が増えてゆく。心なしか照明も暗い。)

その時、背中にでっかい風呂敷包みを背負ったおばあさんが私の目の前を通りました。いつの時代よ!まさか令和5年の新宿に、行商のおばあさんが現れるとは!!

そして私とファンタさんは大阪でもおなじみ、カフェベローチェを見つけました。通りは閑散としているのに、ほぼ満席です。中を見ると、若者は一人としておらず、疲れを見せた中年たちがパスタを貪り食っています。

「入りましょうか」

どちらからとも知れず、私とファンタさんはカフェベローチェに入り、パスタを貪り始めました。通路に面した席に座ったのですが、めったに若者が通りません。若者は、独自の触覚で、おしゃれじゃないところは避けて通る・・・。それは大阪でも東京でも、同じなのですね。

オシャレな街・東京に来たという実感もないまま、小屋入りの時刻は近づいてきました。

③に続きます!

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