「非日常ではなく日常でありたい…何日後かに美容室をオープンするおじさんの奮闘記」
有線からクリスマスソングが流れ始めました。
もう今年も残すところあと一カ月、例年であればワークショップの準備と大掃除と大忙しなサロンワークでへとへとになる12月。今年は自分の意思ではあるけれど、大阪へ戻ってきた事で、
今まで東京で出会った沢山の方の日常に自分がいなくなり、また自分の日常からもいなくなって…なんだか少し物足りない感じ。
最近、内装を決めたりするから、いろいろしらべてると、美容室は「非日常で癒しの場所」というワードをよく見かけます。
だけど、わたしはもっと日常でありたいし、日常にいさせてほしいと思ってしまう。
自分のデザインしたヘアスタイルがその人の生活の中にどんなけとけこんでるか、もしかしたら
今まで着たことのないお洋服にチャレンジできたかもしれないし、新しいメイク道具を買ったかもしれない。スタイリングが楽になって、朝もう5分寝れるようになったかもしれないし、新しい出会いがあったかもしれない。
カットは好きだし、デザインする事は楽しくて大好きなんだけど、本当は、その後につながる日常に自分のデザインが存在してるという事が一番好きかも。そして定期的にメンテナンスしながら、一緒に歳を重ねていける美容師と言う仕事が好き。
わたしは
突飛なデザインは作れないけど、再現性の高いヘアスタイルを作る事ができる、奇抜すぎるヘアスタイルは得意じゃないけど、持ちの良い、その方にフィットしたスタイルを作る事は得意。
改めて考えると、
楽しみに感じている所と得意な事がリンクしてきた。
「好きこそ物の上手なれ」という事なのかな。
であれば、もっと上手くなれるはず…
精進します…