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融合ネクロの歴史
どうもカノッサと申すものです。今日はボクの大好きなデッキの融合ネクロの歴史について語ろうと思います。
歴史の始まり
時はRSL、指定暴力団マナリアフレンズのナーフにより治安も落ち着き各プレイヤーが迫るRAGEに向け最強デッキを探している中そのデッキは産声を上げた。そのデッキこそが融合ネクロである
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初期の頃はギルガメッシュを葬送し毒林檎でヘリオを増やして6+6+8の20点を出すotkデッキとしての側面が強かった。また進化権が無くなっても20点出せる様に魔炎が確定で入っていたのも特徴である。フラグラネクロの再来、ギルガメッシュなんて雑魚入ってるし流石に嘘デッキ、某卵を産む哺乳類系YouTuberが使ってたしオモチャでしょなどと色んな声が見られた。強いとは思うがメチャンコ難しいからRAGEに持っていくデッキではないとRAGEに持ち込むまでの練習時間の少なさから敬遠するプレイヤーも多く見られた。だが時が経つにつれプレイヤー達は気づき始めた“このデッキ強くね?”と。下手に3面以上出すといきなり20点もしくは5ターン目に残りライフ8で6/6 2体の処理を強要し面にフォロワーが残るとリーサルが飛んでくる盤面が作れたり初見殺しとして非常に強力であった。環境初期、流行り始めは勝ち星を上げやすくotkできなくてもハートブライトで強い面を作れるこのデッキのポテンシャルの高さに多くのプレイヤーが度肝を抜かれたことであろう
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中には上記の様にスノウを入れることによって確定でギルガメッシュをサーチできる様な構築も見受けられた。
中盤
しかしプレイヤー側も一筋縄ではいかない。融合ネクロへの理解度が深まるにつれ2面で止めたりドラズエルやリリィ、諜報員で潜伏したりなど様々な対策をとる事で簡単には勝てない様になってきた。ここで我が同胞達の融合ネクロマンサーは考えた別にotkに頼らなくても全死を早期に立てたら勝つよねと。
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そこで確定で3だと思われたギルガメッシュの枠を減らして全死プランの時に全死で面ロックになるのを防ぐために深淵の大佐が入るのが定番となった。ここからが本番でプレイヤー達の研究は止まらずギルガメッシュに頼らなくてもカースドキングを大量に並べたり全死プランで事足りることが多く段々とギルガメッシュの採用枚数が減り次第に融合ネクロはotkデッキから制圧デッキへと姿を変えていったのである。
革命
研究が進んでいく中あるカードを採用したリストjcgが結果を出し融合ネクロマンサー達を震撼させた。
それがこのカード「死門の開通」である
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融合ネクロが現れる前まではランダム性が高く使いにくい。葬送ネクロで葬送の弾を用意する分には強いがこれ自体がスペルで葬送できないから微妙。など評価が低いカードであった。
しかし融合ネクロでは1枚で2枚分になるだけで有難いのに本来融合素材として使いたいカースドキングをサルベージし融合の弾にできたりヘリオを融合素材にできるチャンスが増えパワーが比較にならないほど上がった。
ここで一つ問題点が出てくる。死門の開通でニュートラルフォロワーを拾ってしまうと融合素材が増えずデッキパワーが落ちることだ。そこでアスカシオリを不採用ギルガメッシュの採用が0〜1のリストが主流に、空いた枠にドロソ枠としてレリックハンターや回復ビの諜報員やミラーでカスキンを貫通して打点を入れるためのヴィスカリアを入れた構築が見られる様になった。
余談にはなるが死門の開通のみをプレミアにすることによってサルベージしたカードを分かりやすくできるというのもオタクチックで素晴らしいカードと言わざるを得ない
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繁栄そして衰退
ここまでプレイヤー達の研究によって最強デッキの座に君臨した融合ネクロ。融合ネクロを極めようとひたすら練度を上げる者もいれば融合ネクロに勝てるデッキをひたすらに探す挑戦者もいる。そんな訳である一つのデッキが頭角を現してきた。そうバフドラゴンである
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バフドラは普通に強かったが新カードが地味でランプドラが派手だったのとotk重視の融合ネクに不利だったので最初の方は影を潜めていたが環境が変わるにつれ立ち位置も良くなり評価されてきた
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特に天区の聖竜はカスキンプランや全死プランを完全に1枚で対処できる札でありクソデカドラズエルを超える手段も乏しい融合ネクロはtier1の座を明け渡すこととなった。
13/13まで育った全死をコイツで返されて発狂したあの日から僕はバフドラを許さない。全く持って業腹である。そもそもイージスみたいに出せたら強いみたいカードを簡単に処理できるのはどうなんだ?おかしいだろ?え?イージスみたいな奴2体も3体も5〜6ターン目にポンポン出せるネクロもおかしいだろって?それはそう。文句が言いたいだけだね。天区好きな人ごめんなさい
現在
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バフドラによって構築の見直しを余儀なくされた融合ネクロ。対バフドラを見てギルガメッシュを1〜2積んだ構築が再び主流になり対カステルエルフに強くなるのと融合素材の確保としてゴーストハウスの採用が増えてきている。またプレイング面でヘリオを残しつつカースドキングを横に並べたりすることによって天区やドラズエルケアをしたり工夫をして不利を捲っていくなど、より練度が求められる様になった。
終わりに
以上を持って簡単にではあるが3月18日現在までの融合ネクロの歴史の解説を終了する。数多のプレイヤーの研究によってリストが洗練されていった融合ネクロ。初期からシャドウバースをやってきたがこのデッキは歴代デッキの中でもトップクラスに難解である。しかし使えば使うほど新しい発見があるスルメデッキでもありこれ程までに握りがいのあるデッキは無いと断言できる。出てきてからずっとこのデッキを握っているが来期も頑張ってくれることに期待したい。プレイヤー達の研究によって強くなっていった融合ネクロ、次にこのデッキの歴史を作るのはこの文章を読んでいる貴方かもしれない。構築を練る時にこの記事を読んで何かの参考になれば幸いである。