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#04-4 命を扱う大変さを実感した1週間。

ふたたび南島原へ!!

みなさんこんにちは!運営メンバーのあかりです😌

半年前の2月に養豚場である芳寿牧場さんに実習に行ってから、またまた南島原にやってきました。事業者さんにまた会いたくなって☺️

今回は7/29〜8/5の1週間で、ディアー・カンパニーさんという養鹿ようろくを行っている事業者さんのもとでお世話になってきました!🦌
その時の様子を皆さんにお見せできたらと思います!!

ディアー・カンパニーさんについて 

最初にディア・カンパニーさんの簡単な紹介です。
ディアー・カンパニーさんはなんと日本唯一の生産鹿牧場で、日本最大級の鹿飼育頭数を誇っています!びっくり!そんな場所に実習で行かせていただけるとは贅沢ですよね✨

ディアー・カンパニーさんでは、自社で屠畜から加工・販売を行う6次産業化をすることで、鹿のすべてを有効利用でき、命を大切に取り扱ってらっしゃいます❤️‍🔥


ホームページを載せておくので、詳細はぜひこちらから💁‍♀️

鹿の紹介🦌

ディアー・カンパニーさんでは、何種類もの鹿を交配してるため、4種類の鹿を育てています。エルク鹿、赤鹿、日本鹿、ダマ鹿の4種類です。でっかくてトナカイのような鹿や白くてヤギのような見た目の鹿もいます。
約1000頭もの鹿がいるので、牧場に入った時はその迫力にびっくりしてしまって、最初はすごく怖かったです。ですが、鹿はとても警戒心が強く臆病で、近寄ったらすぐに逃げてしまうほどの性格でした💨
なので、触れることはできず、寄ってきてくれるのは餌を与えている時くらいです笑 懐いてくれることはあまりないそうですが、鹿はとても穏やかで癒されました😌

暑くて大変な作業でした🔥

ここからは具体的な作業内容について、書いていきたいと思います。
真夏の時期に行ったこともあって、作業は体力的に厳しいものでした💦
大まかに分けると、鹿への餌やり、放牧地の見回り、堆肥集めの3つを主に行いました。一つずつ、見ていきましょう!!

①餌やり

牧場に行ったら、まずは鹿の餌やりから1日がスタートします。命を扱うお仕事なので、1日たりとも休むことはできず、毎日欠かさず行う作業です。

鹿には数種類の糠などを与えます。
トラックの荷台に全てを入れたら、スコップでかき混ぜていきます。スコップを使うのは思ったよりも難しく、荷台からぬかをこぼしてしまうことがあったり、力のいる作業ですぐに汗でびしょびしょになりました。普段はかかない汗の量で自分でもびっくりでした笑💦

かき混ぜ終わったら、荷台に乗って、鹿がいる牧場まで上がります。上がるときは荷台に乗ったのですが、高台ということもあって風がとても気持ちよく、お気に入りの癒し時間でした。
着いたら、スコップですくって、台の上に投げるようにして置いていきます。牧場はとっても広くて、初日は慣れていないことと暑さも相まって、熱中症になりそうでした😳
この作業を毎日、土曜日は日曜日の分まで2日分の量を、ほぼ1人で行っているそうで、本当に尊敬でしかないです🙂‍↕️

牧場の方が「休みながら自分のペースでやってね」「無理はしないで」などと、優しい言葉を何回もかけて気にかけて下さったおかげで、何とか乗り切ることができました!

他にも、ディアー・カンパニーさんの畑で栽培している無農薬の草も餌として与えました🍃
まずは機械で刈るところから。照りつける太陽の下、鹿さんがおいしそうに草を食べる姿を想像しながら、一直線上に草を刈ります。このような機械を操作したのは初めてだったので、最初は操作する場所が多くて不安だったのですが、慣れてきたら自由に動かすことができてとてもやりがいのある仕事でした!
広大な畑の中で作業するのはとても気持ちよかったです🌱

刈り終わると、この草をフォーク(ピッチフォークという農具)で丸めて、差し込み、荷台にのせます。そして、また牧場に向かって、鹿に与えていきます。

トラックの周りに、草を撒き散らすと、鹿がたくさん寄ってきてくれます。ぬかよりも草の方が食いつきが良くて、おいしそうに食べてくれるので見ていてとても楽しかったです☺️

【writerのつぶやき】
鹿社会にも実は上下関係があるそうです。
後輩の鹿が先輩の鹿よりも先に餌を食べてしまうと、どつかれたり、怒られてしまうそう。年配の鹿は、あまり人に怯えることはなく、堂々と近寄ってきて餌をずーっと食べていました。
そういう鹿の習性にも目を配ると面白いですね🤭


②放牧地の見回り

2つ目のお仕事は放牧地の巡回です。
普段、鹿は牧場内にいますが、定期的に放牧場も開放しています。野生のように過ごせる環境があることで、ストレスフリーな鹿に育っていきます🗽
放牧地を閉めるときになったら、崖のようになっている放牧地の外側を回って、柵が破壊されていないか、鹿がまだ残っていないか、確認して見回っていきます。柵は、鹿の頭の大きさ分が開いているだけでも通れてしまい、最悪の場合は脱走してしまうので、注意深く確認しなければならない責任重大の作業です。人間からしたら体感的には山登りのような感じなので、体力をかなり奪われました。鹿は素早いので、人間が来たらすぐに逃げるのですが、なかなか牧場内に入ってくれないこともあって、難しい作業でした🤨


③堆肥集め

最後に堆肥集めのお仕事です。
鹿の糞を集めるために、ロードトラクター🚜という重機を運転させてもらいました。
これがまた面白かったんです✨私は運転免許を持っていなかったのですが、操作が楽しくて、運転が好きになってしまいました。早く運転免許取りたい。重機を操作するのはすごく貴重な経験で、初の運転が重機というのは珍しいなぁって思ってました笑


鹿肉ってどんな味??

実習内で、ローストビーフならぬローストディアーを作らせていただきました。鹿肉のブロックをまずは筋を剥いでいき、フライパンで焼くのですが、思ったよりも早く火が通るので、火加減がミソです。
タレも自家製で作ったのですが、上手にできて美味しかったです。

気になる鹿肉の味ですが、赤身が多くて、個人的にはラム肉🐑のような味だなと感じました。脂肪分が少ないので、いくらでも食べれちゃいます😋
鉄分を多く含み、高たんぱく、低カロリーのため、アスリートの方などに支持されているみたいです✨

全体を通して

今回は2回目の南島原市での実習でしたが、実習先によって受ける印象が全然変わるなーと思いました。前回の実習先だった養豚場では、出荷されるところを見学したり、豚肉が私にとって身近なものだったりしたので、精神的な負担が大きかったような印象が残っています。ですが、養豚も養鹿も、命をいただいているという根本的な印象は変わらなかったです。養豚のときに感じた命の重みを再認識して、これからも命に感謝していきたいなと改めて思います。

この1週間、体力を使って目一杯汗をかいて、ご飯をいっぱい食べて、しっかり寝る、という健康的な生活を続けられて、心身ともに浄化された気がします✨この人間らしいライフスタイルが結構好きで、自分の生活に取り入れていきたいなぁと心から思いました。

また、今回も事業者さんたちの人柄にも惹かれました🥰
色々な所に連れて行ってくださったり、作業の中で楽しめるような工夫をしてくださり、感謝しかありません。ありがとうございました😭またいつか会える日を楽しみに、頑張りたいなと思います!!!


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Writer:Akari Yoshihara
Editor:Niina Ueda
Special thanks:Noriko Yagi

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