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部員日記傑作選
今回の部員日記は文学部4年の加納遼太郎が、担当させていただきます。
いよいよ私も最後の秋関東リーグまで残り1ヶ月を切りました。1年生の頃、新入生抱負にて「もっとも成長した4年間にする」を体現できるよう全力で挑みに行こうと思います。
さて今回は弊部の後輩達の意見も参考にしながら、部員日記傑作選を作成していこうかと思います。
各学年代表で4作品ほど選出させていただきました。
さっそく見ていきます。
(この部員日記にはネタバレを含みます)
・「朝ご飯」むとうあつき著 2022/9/22 23:46
この作品では著者、むとうあつき氏のおすすめの朝ご飯を紹介しています。まず初めに紹介されたのがグラノラ!無心で食事ができるとのこと。ここで次になにが紹介されるのかと読者の期待を高めたところで、、、なんと結末を迎えてしまいます。
これは読者に今後の朝食を考察させる余地を残していると解釈できると考えました。
非常に高度な作法が用いられており、見事4年生代表としてランクイン
https://note.com/mutooo_1213/n/n1e22fddd0f0d
・「語学の面白さ!」 波田野優子著 2024/4/3 17:39
この作品では著者である波田野優子氏の高揚した授業が語学であったと紹介されています。なんとこの作品、ほとんど中国語で作成されているのです。非常に難解。弊部の中国出身である鈴木龍一しか太刀打ちできない作品となっております。
著者本人としては、写真の小籠包がチャームポイントとのこと。多分。
著者の波田野さんは3年生で女子部主将を務め、部員が少ないこともあり非常に苦労をしているかと思います。本当にここまで頑張り続けられているのは尊敬していますし、来年はラストイヤーということもあるので良い形で報われて欲しいと切実に思っています。
https://note.com/yuko_hatano/n/nfbf0f5f6212a
・「○型」 Gaku著 2024/8/26 23:57
著者Gakuの歴代の髪型史を追っていく作品になっています。可愛らしい作品の影に隠れた一つの秘話があることを皆さんご存知でしょうか?
作品の最後に弊部1年生の熊谷が登場します。ここに違和感を感じずにはいられません。
投稿時間に注目してみてください。なんと締切3分前てす。そうです。じつはこの作品、投稿期限を忘れていたGaku氏に投稿リマインドをした熊谷の功績を讃えて、突如熊谷が作品に登場させてもらえるという事実がありました。
熊谷のファインプレーを賞賛し、見事ランクイン。
https://note.com/ggaakknn/n/n273a0444cffa
・「大学生最高」喜一著 2024/5/13 18:49
この作品で注目していただきたいのが、冒頭部分です。
大学に入学して1ヶ月、高校時代との違いといえば教室に女の子がいることでしょうか。良くも悪くも僕は高校三年間を男子校で過ごしてきたため、女の子と話すことに全くと言っていいほど慣れていません。果たして4年間で慣れることは出来るのか、不安しかないです。
(「大学生最高」喜一著 2024/5/13 18:49)
続いて、見ていただきたいのがGaku氏の初めての部員日記。
高校と比べて変わった事と言えば女の子がいる事でしょう。男子校という長く暗い暗いトンネルを彷徨い続けた僕にとって、あたりはまるで白銀の世界。ここは東北地方かどこかの秘境でしょうか?眩し過ぎる世界にどこに視線を向けて良いか分からず、有耶無耶な生活を送っております。先ほどの授業でも女の子に大会がある事を伝えたところ、「頑張ってね!」と言われました。秒で飛びました。
(「全員で」Gaku著 2023/5/11 23:43)
慶應義塾高校の先輩後輩である彼らは女の子に飢えきっているはずです。しかし喜一氏にはなぜか、女の子への必死さをこの文章からは私は感じられませんでした。
この作品の考察を進めていく上である結論に私たちは辿り着きました。
これは喜一氏がGaku氏への憧れをこのオマージュ作品から伝えようとしているのではないか?ということです。思い返してみれば彼らは2人ともウィルソンのグリップを使っています。
喜一氏のこの感情を読み解くことができたことを、私たち傑作選編者は誇りに思います。
https://note.com/kiichi0210/n/n01841351db70
最後までお読みいただきありがとうございます。
今後とも慶應義塾体育会ソフトテニス部、部員日記をよろしくお願いいたします。