そして運命?!の飲み会
彼女と2人での飲み会。
起業したとはいえ、家庭を持つ主婦には変わりなく、割と早い時間からの飲み会となりました。
彼女にとって久々の飲み会だったこと、美味しい酒と肴に酔ったこともあったのでしょう。昔はプライベートなことは一切話さなかった彼女が、この日はよく話してくれたことを憶えています。
いろいろなことがあり、人生観?!が変わり結婚へ。
彼女の夫は医者ですが、医者だから結婚したわけではなく、たまたま知り合った人が医者だったと。年齢を重ねたからでしょうか?!饒舌になった彼女は自分の生い立ちまで話してくれました。
バレたくないので詳細は書けませんが、それはそれは壮絶な生い立ちでした。まさに自分で人生を切り開いてきた人生。彼女の外見だけ見ると、裕福な家庭で英才教育を受けて育ったエリート人生のように思えますが、とんでもない。
驚きの連続でした。ただの気の強い女ではなかったのです。振り返ってみると男性を見る目も変わっていて、若い頃からイケメンには興味がなさそうでした。だから私のようなオヤジとも気兼ねなく付き合えたのでしょうね(笑)
因みに当時の私の印象は、ヤル気があるのか無いのかわからない。掴みどころのない人間だと思ったそうです。ただ、周囲の人から過去の経歴を聞いていたらしく、気になる存在ではあったと。
当時は可もなく不可もなくという印象だったようです(汗)
私のことも根掘り葉掘り聞かれましたね。酔っていたからか、私も全て正直に話しました。
自然と話も尽きたような雰囲気になり、カッコつけたかった私は彼女の家庭を案じているフリをし、お店を後にすることにしました。初回としては思った以上に盛り上がり、充分満足していましたし。
お店を出てから駅に向かうときに彼女が一言。
「今日は旦那が当直なの。もう少し遅くなっても平気だったんですけどね。」
「えっ!時間大丈夫なの?!」
ニッコリ微笑む彼女が私に火をつけました。ホテルのラウンジに彼女を誘ってさらに酒を飲み、夫婦生活のことを聞き出しました。そして酔いに任せて彼女と関係を持ったのでした。
夢のような時間でした。
普段の姿と違い、少し恥ずかしがる彼女に物凄く興奮したことを憶えています。
さすがにお互い家庭を持つ身。一夜を共にすることはなく、日が変わる前にお互い帰宅したのでした。