30年間苦しんだアトピーがたった3ヶ月で劇的に治った体験談
アトピーという言葉が世間に流れ、市民権を得たのはいつ頃からでしょうか?
私が小さい頃はアトピーという言葉もありませんでした。
鰐のような肌をして、いつも首や胸をボリボリ掻き血を滲ませていました。
同級生たちはまるで私がいないように振舞いました。
私自身も自分から目をそむけて来たように思います。
綺麗になろうと思ったりすることは自分には関係無いと思ってました。
数年前30年振りに開催された小学校の同窓会で口差がない同級生が言いました。
『Kちゃん、昔は肌がボロボロで気持ち悪かったよね~。』
『こらこら、ミイ、そんなこと言うなよ~。』
にへにへクスクスと嗤いながら窘める男性陣。
30年経っても印象が抜けない程のアトピーだったのです。
30半ばでアトピーを治すまで白い服を着ることも出来ませんでした。
胸が一番症状が酷かったので服が触れる度に痒くて掻き壊して、いつも服に満点の星のような血痕が付いてしまうからです。
勿論医者にも行きました。
その頃名古屋に住んでいたので郊外にある大学病院の皮膚科に行ったのです。
診察室に行くと大きな椅子にふんぞり返った大先生と見受けられる方と白衣を着てマスクをして筆記用具を携えた若い男女が二十人くらい立って居ました。
その先生の前に座らされると
『ボタン外してよく見せて。』と先生。
先生がやおら指揮棒のような細い棒を持ち
私の胸をその棒で引っ掻きました。
そして若い人達に向かって言ったのです。
『ほら、こうやって白くなるのがアトピー。』
二十人くらいの若い人達が私の胸をのぞき込み、一生懸命メモを取り始めました。
恥ずかしさはピークでしたが勇気を出して訊きました。
『治りますか?』
二十人の書く音が止まりました。
『治ることはないね。
症状が軽くなることはあるけどね。
夏になって暑くなったら酷くなるし、冬になれば軽くなるよ。』
二十人の若者はまた一斉にメモを取り始めました(笑)
そして診察室を出る時には
『お疲れ様でした!お大事に!』と二十人から激励されたのでした。
当の私は惨澹たる気持ちと渡された大量のステロイド軟膏と共に帰路につきました。
勿論、先生が言ったように治りませんでした。
毎朝爪の間に瘡蓋と血の代わりにステロイド材が詰まるようになっただけでした。
おしゃれも出来ず気味悪がれ、自分自身も自分を見捨てる日々でした。
そんな時、ある漢方の先生に会う機会がありました。
そして私のアトピー肌を見たその女医さんは軽く仰いました。
『治るよ。』
そしてここから3ヶ月で奇跡的に治りました。
現在54歳ですが、この民間治療で治ってから20年一度も再発していません。
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★これは体験談で医学の裏付けがあるわけではありません。
治る保証もありませんが私が治った事実を書いてみました。
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